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罪と嘘~24話のミオリネとシャディクについて

このページは、24話のミオリネとシャディクが面会室で顔を合わせる、わずか30秒弱のあのシーンについて妄想するコーナーです。 ここは3年後、どこかの収監施設でミオリネがシャディクに面会するシーンですが、何故3年も経ってから彼女は「どうして嘘ついたの?」と問い掛けたのかと私は不思議に思いました。 3年の間にこんな話はいくらでもできたのではないでしょうか? ……できなかったというか。 ミオリネは22話で「悪いようにはしない」と言いきりましたが、シャディクがクワイエット・ゼロの罪

    • 【水星の魔女】レディ・プロスペラのささやかな復讐

      プロスペラ・マーキュリー。 本名、エルノラ・サマヤ。 エリクト・サマヤの母親にして、スレッタ・マーキュリーの戸籍上の母親です。 そんな彼女が本編上で行ったであろうささやかな復讐について妄想します。 ヴィム・ジェタークへの復讐 18話でジェターク社へのデータ提供が発覚し、ミオリネに「(株式会社ガンダムの子会社になったくせに)あんた何勝手にガンダムの技術を提供してんのよ!」と突っ込まれたことに対し、「まだ買収される前でしたし」としれっと切り返したプロスペラ。 前回の妄想では

      • 【水星の魔女】今更ながら「例の件」について

        19話で「なぜガンダムがあるんだ!」と叫んだラウダ。 18話でプロスペラから「その機体、株式会社ガンダムとジェターク社の共同開発として発表するのはいかがでしょうか?」と提案されたこれ。 7話で出てきた謎の単語"例の件"=シュバルゼッテ(を建造するための基礎データ)について推測(という名の妄想を)します。 お互い不干渉で行きましょう、って言ったのに 「例の件」のきっかけは3話、グエルの敗北です。 グエルはダリルバルデに搭乗して決闘に挑み、そして健闘するもスレッタに敗北し

        • 【水星の魔女】クワイエットゼロの首謀者は誰?

          このnoteは、例によって例のごとく妄想全開ですので、本気にしないでください。 ただ、微妙に、微妙に。 当たってる項目があるといいなぁ。 中身を読むのが面倒な方向けのまとめ ゴドイはプロスペラとスポンサー(仮)を繋ぐ連絡役 スポンサー(仮)はオックス・アース残党。ウル/ソーンを造ったのも彼ら ゴドイを通じてクワイエットゼロの情報がオックス・アース残党に伝わっている シュバルゼッテはオックス・アース残党の造ったクワイエットゼロのトリガー パイロットは……まさかのミオ

        罪と嘘~24話のミオリネとシャディクについて

          「ランドスケープと夏の定理」感想、というよりネタバレ【水星の魔女】

          機動戦士ガンダム水星の魔女においてSF考証を担当されている高島雄哉氏のSF小説「ランドスケープと夏の定理」を読みました。 少しでも水星の魔女考察という名の妄想に使えるといいな、と思って読みはじめたのですが、こう……なんというか……多分ここが元ネタでは?という部分が散見されるのです。 全てをピックアップするのはなかなか大変なので、特徴的な部分を挙げつつ、主人公・ネルスの姉テアがめんどくさい女であることを交えつつ妄想をお送りしたいと思います。 水星の魔女をスレッタ・ミオリネ二人

          「ランドスケープと夏の定理」感想、というよりネタバレ【水星の魔女】

          【水星の魔女】続・総裁を継ぐもの

          以前、シャディク・ゼネリの「決闘で次の総裁は決まらない」発言から始まって、総裁選についての妄想を「総裁を継ぐもの」にまとめて書き連ねました。 本編が17話まで公開されたことにより新たな情報も提示されましたので、総裁選という大きな幹に絡まる蔦を分解、もとい妄想していきたいと思います。 例によってただの妄想ですので本気にしないでください。 全部でおよそ9千字ほどあるので、読むのがだるい、という方に雑なまとめを。 総裁選は投票数で言えばミオリネがリード。けど勝つのはちょっと

          【水星の魔女】続・総裁を継ぐもの

          パーメットとボゾンとデータストームと

          注意事項: この文章はとあるプラモデルの説明書に記載されていたある単語について妄想を炸裂させたものです。取り扱いには十分お気を付けください。 あと、若干ですが最後の方で脳について触れますので、気持ち悪くなるかも知れません。 私は学生時代に人体生理学を、社会人になってネットワーク構築を少しかじっただけの素人ですので、この内容は不正確な表記を多々含みます。むしろコメント、ツッコミ、訂正その他諸々お寄せいただけると幸いです。 エアリアル買ったよ! 先日発売されたプラモデル「FU

          パーメットとボゾンとデータストームと

          ラウダとCEOと誰かの思惑

          13話でラウダはジェターク寮生を前に、こう宣言しました。 「明日から僕は正式にジェターク社CEO(CEO:最高経営責任者)に就任する」 ……何故明日?そしてそもそも何故彼は「代理」だったのか、そしてラウダがCEOに担ぎ上げられるとはどういうことか、という話を私的にまとめます。 現実の法律にある程度なぞらえてはいますが、あくまでもただの妄想です。ご注意ください。 実子だからといって即CEOになれるわけではない ジェターク社を株式会社と仮定して現代になぞらえた場合で話を進めま

          ラウダとCEOと誰かの思惑

          【水星の魔女】デリングとプロスペラの共闘から逆算するエリクト=スレッタの証明

          序文  本noteは、2022年10月より放映されたアニメーション番組「機動戦士ガンダム 水星の魔女」(以下"本編"と表記)における最大の謎「主人公スレッタ・マーキュリー(以下"スレッタ"と表記)はプロローグに登場した幼女エリクト・サマヤ(以下"エリクト"と表記)と酷似しながら同一人物ではないかのように描写される」件について妄想し、後述する各種前提条件を満たした解決手段を模索、もとい極めて身勝手に妄想するものである。  ついでに言うと。  私は量子論の知識がゼロであること

          【水星の魔女】デリングとプロスペラの共闘から逆算するエリクト=スレッタの証明

          グループを僕の手の上に~ヴィム・ジェタークの一面を覗く

          序文 前回の身勝手な妄想「総裁を継ぐもの」を何となく受け継ぎつつ、機動戦士ガンダム水星の魔女特番「Season1総復習ダイジェスト」および「ととのうSP」で公開された情報を元にヴィム・ジェタークという経営者について極めて身勝手に妄想するものである。 ヴィムと総裁選 前回の「総裁を継ぐもの」をアップしたところ「ヴィムが立候補する可能性」についてツイッターで見かけたので、妄想してみる。 2話の審問会で放たれたデリングの「あれはガンダムだ。私がそう判断した」や、7話の「お前

          グループを僕の手の上に~ヴィム・ジェタークの一面を覗く

          総裁を継ぐもの

          序文 このnoteは、機動戦士ガンダム水星の魔女10話「巡る思い」にて、シャディク・ゼネリが語った「決闘で次の総裁は決まらない」について極めて身勝手に妄想するものである。 総裁選とは 水星の魔女10話でシャディク・ゼネリが養父サリウス・ゼネリに語った言葉を引用する。 『総裁が亡くなった時御三家の誰かがホルダーならミオリネと御三家の株を合わせて過半数になります。ですが、スレッタ・マーキュリーの所属するシン・セー開発公社では合計してもミオリネの持ち株は過半数になりません。

          総裁を継ぐもの

          排熱への扉

          序文 この駄文は、ある方とのツイッターのやり取りから始まった、ガンダム・ルブリス・ソーンの武装「ビームディフューズガン」の"排熱機構"について妄想するものである。 この妄想が外れたら盛大に笑ってほしい。 ビームディフューズガンって何ですか? モビルスーツ「ガンダム・ルブリス・ソーン」の基本装備であり、拡散力の高いビームを放射する携行火器。長時間の射撃に対応するため、大容量バッテリータンクに加え、銃身の各部には高効率の排熱機構が組み込まれている。 ビームディフューズガン

          排熱への扉

          「Left to my own devices」に見る、イギリス人的引きこもりとそのイジり方

          序文 イギリスのシンセテクノ系ユニット、Pet shop boysの楽曲の一つに「Left to my own devices」という曲がある。 https://youtu.be/Ed1tv_gCOUA noteのガイドラインにという"著作権について"という項目があった。 そして歌詞の引用について、Q&Aがあった。 https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360011270854-%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81

          「Left to my own devices」に見る、イギリス人的引きこもりとそのイジり方

          今宵我等命を奪う

          ガンダム・ルブリス・ソーンとガンダム・ルブリス・ウルのプラモデルから妄想する、本来想定される運用形態について ガンダム・ルブリス・ソーンとガンダム・ルブリス・ウル。 どちらもアーシアンのテロ組織「フォルドの夜明け」が運用する、ガンダムタイプのモビルスーツだ。 ルブリス・ウル(以下"ウル"と表記)は2023年3月4日、ルブリス・ソーン(以下"ソーン"と表記)が3月18日にそれぞれ発売された。 まずはウルについて。 Ur。意味は「野牛/本能/勢い」。 後発のソーンに関するネタ

          今宵我等命を奪う

          GはGUNDフォーマットのG

          スレッタってなんで操縦桿ガチャガチャして操縦しないの? シュバルゼッテに限らず、ガンダムって手動操縦できるんだよね。 操縦といえば、12話のグエルのように操縦桿をガンガン操るもの。 1話のミオリネもそう。 スレッタの手の動きを5話で見てたけど、操縦してる? エランには「操縦、上手だね」とほめられているけれど手はほとんど動いていない。 歩くだけの動作だからスレッタにとっては大したことではないのかもしれない。 操作してるような動きが見て取れる赤丸部分。ボタンの色が陰る。

          GはGUNDフォーマットのG

          楽園の蛇は禁断の果実の夢を見るか

          ガンダム・シュバルゼッテ製造の経緯を探りながらその先に何が待っているのかを妄想する。ということで、この機体を作ったのはジェターク社と推測されます。 ただし、彼らには実作のための情報がありません。 ではどこからもたらされるのかというと、高確率でシャディク・ゼネリが情報源と予想されます。 シャディクはどうやって情報を手に入れたかと言うと 2期PVで流されたニカの叫び「この学園から出ていって!」の直前のこのシーンに纏わる部分と予想されます。 ナイフを向けられたのは(履いている

          楽園の蛇は禁断の果実の夢を見るか