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【Book 書籍 本】ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか(宗田 哲男 著)

【Book 書籍 本】ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか(宗田 哲男 著)

以前読んでブログにも書いた(https://note.com/eito88888888/n/nd0e39641d59a)鏑木 毅著"究極の持久力”に出てくる、”低糖質”、”脂質エンジン”を掘り下げ、補完しようと読んだ本。


簡単にまとめると

糖尿病を患った著者の産科医が1日一食の糖質制限食で改善。
脂肪肝、肥満、高血圧も解消された。

通院していた糖尿病妊婦に勧めたところ(ご飯をやめて肉はいくらでも食べて良いというシンプルな方法)、快諾→母子ともに健康な状態で無事出産を迎えることが出来た。

糖尿病に関する常識を覆す仮説と検証を行い、糖質制限の重要性を提言する本。
医学会のグレーな部分などの話もあり読み物としても楽しめた。

キーワードは”ケトン体”


まず、体内には2つのエンジンがあり、ひとつは"糖質エンジン"で、もうひとつは"脂質エンジン"です。

体内の糖質のストックは1,500kcal〜2,500kcalと言われていて、無補給ですと、およそ12時間ほどで枯渇しますが、脂質のストックは体重60kgだ体脂肪率15%の場合9kg脂肪の蓄えがあり、約81,000kcalというエネルギーになります。
ただ、現代的な食事をしていると糖質エンジンがメインとなり、サブエンジンが脂質エンジンとなっている場合が多い。

このうちの"脂質エンジン”にて脂肪酸を細胞内のエネルギー生産工場”ミトコンドリア”が代謝した時に出てくるものが”ケトン体”です。

要はエネルギー源です。
肝臓で作られ様々な臓器、骨組織、脳のエネルギー源として活用されています。
毒性はなく安全。

ちなみに胎児や新生児、乳児はこのケトン体が多い状態であるそうです。

人類の歴史を紐解いてみても、700万年前に人類の祖先が類人猿とたもとを分かち、20万年前にホモ・サピエンスがアフリカで誕生、5〜8万年前にアフリカを出たことにより唯一生き残ることが出来、世界へ広がって行った。

その後10,000〜1万5000年ほど前から農耕が始まり日本では3,000年ほど前から稲作が始まり、300年ほど前の江戸中期に白米を作る精製が始まった。

歴史的に見ても700万年のうち699万年は”ケトン体”をエネルギーに生活していた事が容易に想像できる。

栄養学的に見ても体組成の割合は
糖質    1%以下
無機質   5.7%
脂質    15.3%
タンパク質 16.4%
水     62.6%
(厚生労働省栄養指導より)

であるので、糖質摂取は少なくても問題ないと思われる。(卵はの組成成分のほとんどはタンパク質と脂質だそうです。)

糖質摂取に関して個人的には問題ではなく過剰摂取が問題であると思います。
糖質を摂取すると血糖値が上がり(唯一糖質のみが血糖値を上昇させる)インスリンが分泌。
(インスリンは唯一血糖値を下げることができるホルモン)
糖質過剰摂取すると血糖値の急上昇、下降が起こりいわゆる”血糖スパイク”状態になり、糖尿病のリスク、眠気、空腹感が増します。

確かに食後に急に眠くなるのは”血糖スパイク”状態だったのかも知れません。
あと癌細胞のエネルギー源が糖質なのは周知の事実ですね。

糖質過剰摂取に陥りやすい食材として精製された小麦やお米が挙げられますので、食材選択の指標にしても良いかと思われます。

かく言う私自身も数年ほど前からグルテンフリーを意識し、今年に入ってからは白米をかなり減らしてみましたが(1/24時点で白米は三合ほどしか食べてません)今のところ好調です。

あくまでも個人的な主観です。


それにして、小麦、糖、白米の誘惑は街をブラブラしたり、デパート、スーパー、コンビニをみても本当に多いですね。
(遺伝子的に糖を欲しがる様プログラミングされているので、当たり前と言えば当たり前ですが。)
いかに、このプログラミングをハッキングして糖を遠ざけるかが健康の鍵になりそうです。

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