私は個人的に受けるレディファーストより、公共の場で出会うレディファーストに感動してしまいます。

スーツケース持ってストリートカー乗り込もうとしたらジェントルなお兄さまが席から走り寄って来て持ち上げてくれて、スーツケースにベタベタ貼ってあるステッカーが同じ趣味らしく、とてもbeautiful×多数回、だといい、降りる際もこの人がスーツケースを降ろしてくれた。ここには何の下心も存在しない一期一会なナチュラルな親切行為なのですよ。私は速攻でカッコ良すぎるだろと思いました。イチコロな瞬間。

寒さ対策のせいか、テクノロジーが遅れてるのか知らないけど、こっちのお店や駅のドアって9割、自動ドアでなく、マニュアルな押し引きドアです。真冬の外界との境に自動ドアがあったら、ドア空いてる間-20度の空気ビュンビュンに流れ込んできちゃうしね。(冷たい空気は暖かい空気の方に流れる)

そんな押しドアなので、ドアを開けたら後ろの人のために開けておいてあげるのが暗黙のルールです。通行人の多いとこなら0.5秒ドアを押さえておけば次の人にバトンタッチできますが、中には(女性だろうが男性だろうが)5秒ほど開けて待っててくれたり、私も5秒くらい開けて待って同じことをします。

ドア開けてちらっと後ろ見ておじいちゃんおばあちゃんだったらむしろそのまま開けて通って行くまで待ってます。

小学生くらいのすごい小さな白人の男の子が私が通るまで開けていてくれたこともあります。お父さんかお母さんが教えたんでしょうね、ジェントルマンの振る舞いを。

向こうから来た男の人と同時に閉まってるドアに辿り着くと、まるでドアマンのようにドアを開けて手をお腹の前に持ってきて”どうぞ“とやってくれる場合があります。おじさんとかレディーファースト魂のあるおじいちゃんとか。

私がコンマ秒単位で先にドアにたどり着いて開けておじさんが通るのを待ってても”先に通ってよ“と催促されます。日本育ちとして？なかなかしにくいですよね。(今は慣れちゃった)

そんな感じでドアで鉢合わせした黒人さんに「君は日本人？(地震で)家族や友人は大丈夫？僕はもうすぐSendaiに行ってヘルプしに行くから！」と数分間、熱く小話をしてくれたこともありました。専門が同じだったので超共感できたし、立派すぎてI respect you so muchと伝えました。

スタバで女友達と窓に向かって座ってた時、可愛いヨボヨボのおじいちゃんが歩いてたのでうちらがニコニコして視線を送っていたら、それに気づいたおじいちゃんが窓の外からまさかの投げキッスしまくってきました爆 ファンキーおじいちゃんだわ。

公共でのレディーファーストというより、まあ、親切に出会って嬉しい気持ちになるって感じなのかなぁ。

#カナダ #北米 #英語 #海外 #情報 #エッセイ #ライフスタイル #メモ #ブログ #日記 #旅行 #繋がる #体験談 #暮らし #考え方 #異文化 #面白い #note海外組 #大和撫子 #レディーファースト #男女 #紳士 #親切 #ドア #公共