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摂食障害を克服する方法は?

こんにちは、心理カウンセラーのふわりです。

心が不安定でイライラしたり、不安になったりすると私も『過食したい!』って思って食べ過ぎてしまいます。

食べることって手っ取り早く、心の不安感を一時的に払拭させる、ある種『麻薬』のようなものだと私は感じています。

でも、一時的にはいいですがこの"根幹"を見つけることができなければ、こころの負担は消えずに『体をどんどん酷使』してしまいます。

そこで今回は、摂食障害の基本理解や克服法をお伝えしていきます。

摂食障害の基本的な考え

摂食障害は、極端な食事制限や、過度な量の食事の摂取などによって 健康に様々な問題が引き起こされます。
摂食障害は拒食症と過食症の総称したもの。人間関係の問題による 心理的なストレスや不適応、コミュニケーションの不全などが原因とされていると考えられています。

さらには、過去の“心の傷”や自分自身の捉え方や考え方も大きく影響しています。

無茶苦茶な過食したり、嘔吐したりあるいは、極端に食事を制限したりということは、“病気の症状”です。

症状を出すことによって、バランスが保たれていますが体に大きな負担を与えてしまっています。

バランスというのは“心の全体のバランス”です。

自分の意思でコントロールできないものを無理にコントロールし ようとすると、全体のバランスを崩す事になります。

そのため、悪循環を繰り返してしまうのです。

効果的な治療法は?

食事を直接コントロールするのではなく、まずは、”今のままでいいのです”

ここでポイントになることは、

食べる行為や食べない行為に
決して我慢はしないこと。

コントロールすべきは食ではなく“こころ“です。

摂食障害の病気の本質

摂食障害は、“痩せていなければ価値がない”と言う、
信念を抱えた自分 =仮面をかぶった自分に乗っ取られている病気です。

“痩せていなければ価値がない”という信念の支配です。

ただ、“痩せていなければ価値がない”といった信念を抱えた自分も自分の一部です。

また、期待や欲求と現実とのギャップが摂食障害の原因にもなります。
未来の予想されるギャップは不安、現実のギャップは悩みとなります。

そして、それらには、過去の“心の傷”が大きな影響を与えています。

持って行き場のない感情の原因は、“愛されたい”という期待や欲求。
そして、心の傷は “愛されたい” という欲求が満たされなかった 時に生まれてきます。

それは潜在意識に忍び込み、知らないうちにあなたに大きな影響を与えているのです。

心の傷はあなたの思い込みをつくりあげ、
“あなたの自己イメージ”のベースとなっています。

あなたの、 心理パターン、行動パターン、コミュ二ケーションパターンは、この"心の傷"に影響を受けてつくりあげてこられたものなのです。

そして、心の傷を隠すために"仮面"を被っているのです。

仮面を被ってしまう理由

摂食障害の人は何故、『仮面を被ってしまうのか?』

何故ならその多くは、自尊心の低下がもたらしたものだからです。

自尊心を支える自己価値感が大幅に低下したり、大きく変化した結果によって、心は不安定になり“痩せたい自分”に支配されてしまうのです。

それは、両親の不和によって家族の愛情を充分得られないということであったり、友達とうまくいかなくなったり、学校でイジメがあったり、 勉強がうまくいかなくなったりと様々な変化が影響を与えていきます。

周りの環境の変化や何らかの出来事によって自尊心が低下すると、唯一自分の頑張りでコントロールできる”スタイル”へと偏っていきます。

仮面による表面的な対人関係や人生を歩む表面上はうまくいっているように見えますが、内面では、『モヤモヤ』『不安』『イライラ』『悲しみ』によるストレス増加で『過食』『ダイエット』に走り、痩せの価値観がアップしていき、更に"痩せていなければ価値がない"というスパイラルにハマってしまうのです。

摂食障害になりやすい人の特徴

摂食障害になりやすい人の性格は3つの気質(性格)があります。

・不安がとても強い不安気質の人
・注目や愛情・承認を強く求める循環気質の人
・完全を求める執着気質の人(完璧主義)


特に下記のような特徴がある不安気質が大きく関わっています

・心配症なほうである
・神経質なほうである
・思い込みしやすいほうである
・一度不安になると、色々悩んでしまうところがある ・疑いが生じると、妄想的になるところがある

そして、共通して言えるのは、"自己評価が低いところ"です。
別の面から見れば、"自己否定感が強い"という事になります。

自分に厳しい完璧主義者であって、さらに自己評価が低くくて、不安症なのでダイエットを徹底的にやってしまうのです。

周囲の理解

摂食障害の子供を持つ方、周りにいる方へ。

病気に対して、
『決して否定しないでください』

そして、
『受け容れてあげてください』

摂食障害への解決は、
“本来の自分”を取り戻して、痩せたい自分をコントロールできるようにすることが大切なのです。

摂食障害になる心理的背景として、2~5歳児期の人格基礎形成期に欲求5段階の安全安心の欲求、愛情や所属の欲求が満たされず、間脳視床下部食欲中枢に障害が起きているという説があります。

その他、
・対人関係の恐怖からの代償行動説
・「女性性の拒否」による代償行動説
・肥満への恐怖からのダイエット・ハイ説
・ストレス説(結婚生活のストレスや人間関係含む)
・ 遺伝説

これらの背景が複雑に絡まっていますので、
誰が悪いわけでもありません。
悪者探しはやめましょう。

生きにくさ相談室では治療法として、相談者様の悩み別にカスタマイズし総合治療をメインとした、こころの診断をしていきます。

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