Visaのタッチ決済は、世界の650の交通機関で導入されていいます。
　Visaでは、インバウンドの回復による国際観光都市間での競争において、『スムーズな移動』は不可欠としています。
　インバウンド訪問者がストレス無く公共交通機関に乗車できる、Visaのタッチ決済の導入が重要になるとしています。
　ロンドンでは、タッチ決済利用者の方が決済件数が2倍多く、決済金額は70%多くなっています。
　鹿児島市交通局の事例では、Suica等の交通系ICカード(10カード)を導入していない鹿児島市電で、2022年11月から半数の車両でタッチ決済を導入しています。
　2023年3月末時点で利用者は、4倍になっています。
　Suicaなどの別のタッチ決済を採用していなかった交通機関においても、Visaのタッチ決済は支持されています。
　2023年に入ってからは、実証実験から本格導入となる公共交通機関が増えています。
　鹿児島市交通局や熊本市交通局、福岡市交通局において、全車両・全駅での導入が完了しています。
　また、JCBなどVisa以外の国際ブランドの対応も進んでいます。
　首都圏では、4月から江ノ島電鉄の全駅でVisaのタッチ決済を含むタッチ決済に対応しています。
　さらに離島の西表島でも導入され、西表島の北西部の白浜と東南部の豊原の間を結ぶ、西表島交通の路線バスでタッチ決済に対応しています。
　Suica等の交通系ICカード(10カード)と比較して、Visaのタッチ決済の導入コストが安価であることから、地方の小規模な公共交通機関でVisaのタッチ決済が採用されている理由であるものと判断されます。

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