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家族のために(嫌々)働いてくれてありがとう


2023年9月25日(月)朝の6:00になりました。

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行せよ。

どうも、高倉大希です。




家族のために、働いてくれてありがとう。

この言葉に、ずっと疑問をもっています。


「働いてくれて」の前には、どうも「嫌々」という言葉が省略されているような気がしてならないのです。

家族のために、嫌々働いてくれてありがとう。


本当は働きたくなんてないけれど、気持ちを押し殺してくれてありがとう。

家族のことを考えて、我慢してくれてありがとう。


世界を良くするコンセプトを作ることによって得られる最高の報酬は、あなた自身の変化という目に見えない形で支払われる、と。未知の良さを実現するには、あなた自身が、「未知のあなた」になる覚悟が必要です。

玉樹真一郎(2012)「コンセプトのつくりかた」ダイヤモンド社


家族のために、働いてくれてありがとう。

この言葉のせいで、仕事は辛くて苦しいものだというイメージが、定着してしまっているような気がします。


もちろん、辛くて苦しいこともあります。

仕事に限らず、なんだっておなじです。


「家族のために」という要素も、間違いなくあるでしょう。

ただ、仕事を通して得られるものは、それだけではありません。


世界は変えられる。自分が変わりさえすれば、いつだって変えられる。現在や過去、未来の仲間と一緒なら、なんだってできる。私たちは地上では欠けた弧。蒼穹の大きな螺旋に連なる一変の小さな弧。たとえ一部にしかなれずとも、後に続く者がいつかそれを完成してくれる。

孫泰蔵(2023)「冒険の書 AI時代のアンラーニング」日経BP


最近になってようやく、仕事によって社会と繋がっているという感覚をもつようになりました。

ひとりでは絶対にできないものごとを、動かしている感覚です。


もしかすると、その目標は自分が生きているうちに実現しないかもしれません。

ただ、それでよいのです。


ひとり分の人生なんて、たかが知れています。

あとにつづく人がいるのなら、バトンをわたせばよいだけです。


何度も述べるように、1人の人間は弱い。でも、たくさんの人が集まった集団では大きなことが成し遂げられる。そんな組織の中でしか、「自己実現」なんて、できやしないのです。

安藤広大(2023)「とにかく仕組み化」ダイヤモンド社


働いているときは、いつもたのしそう。

それが、家族のためにもなっています。






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