First Step for ストーリー

”事実は小説より奇なり” 「感動」をテーマに、スポーツ「感動の実話」、歴史の知られざる…

First Step for ストーリー

”事実は小説より奇なり” 「感動」をテーマに、スポーツ「感動の実話」、歴史の知られざる「裏話」、勇気をくれる「名言」など、時代を駆け抜けた様々な「人」のストーリーをご紹介していきます。

マガジン

  • 歴史裏話

    「歴史を学ぶ」のではなく「歴史から学ぶ」 歴史の知られざる逸話、時代を駆け抜けた先人たちの意外な一面を紹介します。

  • スポーツ感動の実話

    様々なスポーツで偉業を成し遂げた先人、感動の実話を紹介します。

  • カーテンコール

    競馬界の感動の実話

最近の記事

小論文・面接対策<医学部・医療系受験>

大学受験(医学部)の小論文・面接の準備として大切なのが、医療用語に関する基礎的知識(理解)と、自分の考え方について整理しておくことです。医学部受験にあたり知っておくべきテーマと、考え方(留意点)の参考例をまとめました。 Ⅰ 医学部 小論文・面接 テーマ集1 インフォームド・コンセント 医療行為(投薬・手術・検査など)や治験などの対象者(患者や被験者)が、治療や臨床試験・治験の内容についてよく説明を受け十分理解した上で(英: informed)、対象者が自らの自由意思に基づ

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    • カーテンコール ~砂の女王 ホクトベガ

      アラブ首長国連邦ドバイ。 砂漠の中にそこだけ輝く緑…、ナド・アルシバ競馬場。 1997年春、ダートの世界一決定戦ドバイワールドカップ。 ホクトベガは、このレースを最後に引退するはずであった…。 ハイセイコー、オグリキャップ…、地方競馬出身で中央競馬に名乗りをあげ活躍するというサクセスストーリーを演じた馬は多い。 しかし、ホクトベガはエリザベス女王杯を勝ったGⅠ馬であるにも関わらず、逆に中央から地方へと流れていった…。 中央のメインに比べれば、日の当たらぬ地方のレース。

      • カーテンコール3 ~芦毛の怪物 オグリキャップ

        第2次競馬ブームといわれた1980年代、競馬界は異常なほどの盛り上がりを見せ、ビッグレースともなればわずか2~3分のドラマに600億円以上が投じられるほどになった。 この人気の火付け役となったスターホースがオグリキャップである。 岐阜の地方競馬笠松出身ながら、中央競馬入りし数々の名勝負を繰り広げたその姿に、自分を重ねあわせたファンも少なくない。 彼の引退レースとなった平成元年の有馬記念のゴールシーン。 奇跡の復活を遂げたオグリに17万観衆か贈ったカーテンコールは、今も記憶

        • カーテンコール1 ~坂路の怪物ミホノブルボン(あらすじ)

          平成元年の有馬記念。奇跡の復活を遂げたオグリキャップに17万観衆か贈ったカーテンコール…。 人と馬が織りなす感動のドラマ…、それが競馬である。 1989年、北海道の小さな牧場に、一頭の栗毛の牡馬が生まれた。 地味な血統のこの馬は、目立った実績のない調教師に引き取られ、栗東へと旅立った。 並外れた闘志で、常識を超えた猛調教に耐え続けた彼は、 鍛え抜かれた馬体を身につけ、クラッシックの主役に躍り出た。 この馬の手綱を取ったのが、中年の三流騎手…。 日の当たらない場所を歩いてき

        小論文・面接対策<医学部・医療系受験>

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        • 歴史裏話
          2本
        • スポーツ感動の実話
          9本
        • カーテンコール
          9本

        記事

          カーテンコール2 ~淀の刺客 ライスシャワー

          競走馬は、その距離適正により、 1200m前後の距離を得意とするスプリンター、 1600m前後を得意とするマイラー、 3000mを越える長距離を得意とするステイヤーなど、様々なタイプがいる。 日本競馬界もレースの距離体系の見直しがなされ、以前のようなオールラウンダーを求める傾向は薄れ、専門性が重視されるようになってきた。 その適正を左右する最大の要因が血統であるが、スピード競馬全盛の近年の競馬においては、優秀なステイヤーを生産しようという動きはあまり見られなくなった。 そう

          カーテンコール2 ~淀の刺客 ライスシャワー

          カーテンコール2 ~淀の刺客ライスシャワー(あらすじ)

          1992年の日本ダービーを勝ったミホノブルボン。 半農半牧の小さな牧場で生まれた地味な血統のブルボンは、 目立った実績もない調教師と、障害にも乗っていたいわゆる三流騎手とともに、坂路での猛調教に耐え、無敗の2冠馬となった。 長く辛酸をなめてきた彼らが、ついに手にした栄光。 そこに立ちはだかったのが、ライスシャワーだった。 ブルボンの3冠を阻み、その後の春の天皇賞で、史上初の3連覇を目指す歴史的名馬メジロマックイーンをも完封した。 淀(京都競馬場)を舞台に、名馬達の夢を打ち

          カーテンコール2 ~淀の刺客ライスシャワー(あらすじ)

          カーテンコール1 ~坂路の怪物 ミホノブルボン

          一頭の馬にはたくさんの人々が関わっている。牧場の生産者、育生者、馬主、調教師、厩務員、騎手‥‥。 その馬を取り巻く人の数だけドラマがある。 1 繁栄の影に ~小さな牧場日本国内だけでも、毎年1万頭近いサラブレッド(競走馬)が誕生するが、そのほとんどは北海道の牧場で生まれる。 北海道の日高から浦河周辺にかけての牧場銀座と呼ばれる一帯には、たくさんの牧場が集まっており、近年では、社台ファームに代表されるような生産・育成を兼ねた大型の牧場も増えている。 また、1990年代の第二次

          カーテンコール1 ~坂路の怪物 ミホノブルボン

          カーテンコール3 ~芦毛の怪物オグリキャップ(あらすじ)

          第2次競馬ブームといわれた1980年代、競馬界は異常なほどの盛り上がりを見せ、ビッグレースともなればわずか2~3分のドラマに600億円以上が投じられるほどになった。 この人気の火付け役となったスターホースがオグリキャップである。 岐阜の地方競馬笠松出身ながら、中央競馬入りし数々の名勝負を繰り広げたその姿に、自分を重ねあわせたファンも少なくない。 彼の引退レースとなった平成元年の有馬記念のゴールシーン。 奇跡の復活を遂げたオグリに17万観衆か贈ったカーテンコールは、今も記憶

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          今日だけ…神様を嫌いになりました…

          日本選手が大活躍した昨年の「北京冬季オリンピック」。 選手の言葉には、知られざる苦悩と思いがあふれていました。 住吉輝紗良(スキー女子モーグル)フリースタイルスキー女子モーグルの住吉輝紗良(すみよし・きさら)。 決勝1回目で敗退(2回目に進めず)後のインタビューには、 オリンピック選手の計り知れない苦悩と重圧が現れていました。 陸上競技でも、800m、1500mでインターハイ(全国高校総体)に出場するなど、多彩な才能で活躍してきた彼女でも、これほどの重圧に苦しめられていた

          今日だけ…神様を嫌いになりました…

          銀メダルはいらない!

          2021年の夏、日本人選手の大活躍に熱狂した「東京オリンピック」。 灼熱の東京で繰り広げられた筋書きのないドラマに、 たくさんの感動をもらいました。 私は、学生時代に目にした五輪のあるシーンが、 今も脳裏に鮮明に焼き付いています。 それは、1984年ロサンゼルスオリンピック、重量挙げ男子82.5kg級。 私がTVのチャンネルを回したときには、既に競技は佳境に入っていました。 そこで優勝争いを展開していたのが、日本の砂岡(いさおか)良治 選手でした。 彼がメダルを争うラ

          銀メダルはいらない!

          日本サッカーの原点

          カタールて行われている、サッカーW杯。 日本が、優勝候補にも名を連ねる強豪国のドイツ、スペインを破り、決勝トーナメント進出を決めました! 「三苫の1mm」 この執念のプレーが決勝点を呼びましたが、この1点が無ければ、日本は得失点差で決勝進出をドイツに譲るという、ギリギリの闘いの中でつかみ取った勝利! 堂安の、自分を信じ続ける強い心 三苫の、最後まであきらめない心 2人の魂のプレーに、50年程前に日本を沸かせたドラマを思い出しました。 東京五輪を4年後に控えた1960年

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          歴史裏話 福沢諭吉~偏見を破る難しさ 

          福沢諭吉といえば、「学問のススメ」を著したことで知られています。 この本は、当時としては驚異的な70万部を売り上げ、大ベストセラーとなりました。 冒頭の という一節はあまりに有名ですが、 実はこの言葉は福沢諭吉が考えた言葉ではありません。 「云えり」とは、「言われている」ということで、 この言葉は、アメリカ合衆国「独立宣言」からの引用なのです。 もちろん、この一文のみで完結しているわけではなく、 と続いています。 正しいものを追い求める彼の思想の原点は、実は少年時代に

          歴史裏話 福沢諭吉~偏見を破る難しさ 

          伝説の名選手 スポーツ黎明期の偉人たち

          アイススケート五輪連覇の羽生結弦、メジャーリーグMVPの大谷翔平、ゴルフマスターズ制覇の松山英樹……、 近年の日本スポーツ界のレベル向上は著しく、 東京五輪・北京五輪でも獲得メダル数の最多記録を更新するなど、 たくさんの日本人の活躍が世界を沸かせています。 実は、日本がまだスポーツ黎明期であった 明治の終わりから昭和初期にかけての時代にも、 スゴい選手がたくさんいました。 孤高のスプリンター”人見 絹江”陸上競技の100m・200m・走幅跳・三段跳で当時の世界記録を更新し

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          ”期待は応えるものじゃない 超えるものだ ”

          これは、大谷選手が高校生の頃から言っていた(言われていた)言葉のようですが、 私がこの言葉を初めて耳にしたのは、 彼がメジャーリーグに入団して間もないときでした。 2018年、デビューに向けオープン戦に臨んだ彼は、 思うような結果が出ず、苦悩していました。 メジャーでも二刀流を目指していた彼でしたが、 投・打ともに散々な結果でした。 野球の神様ベーブルース以来の挑戦に対し、 懐疑的な声が多かったこともあり、 一部メディアでは「マイナー(2軍)起用すべき」との厳しい声も上

          ”期待は応えるものじゃない 超えるものだ ”

          平野歩夢とショーン・ホワイト

          2大会連続の銀メダルを経て、 北京五輪でついに金メダルを獲得した平野歩夢選手。 絶対王者ショーン・ホワイトとの、ドラマのような名勝負と 感動のストーリーを振り返ります。 絶対王者への挑戦2018年平昌五輪、スノーボード「ハーフパイプ」決勝。 15歳で臨んだソチ五輪で銀メダルを獲得し、 2度目の五輪に臨んだ平野歩夢。 初めて「ダブルコーク1440」を含む4回転を2回成功させ、 ショーン・ホワイトを上回る95.25点のハイスコアを出しトップに立ちます。 大技成功で絶対王者を逆

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          スポーツ感動の実話 伏見工業高校ラグビー部の奇跡

          スクール・ウォーズもう30年も前になりますが、 人気を博したTV番組「スクール・ウォーズ」 というドラマをご存知でしょうか? 落ちこぼれの烙印を押されたツッパリ軍団が、一人の熱血教師と出会い、 様々な格闘と苦難の末にラグビーを通して立ち直り、 全国優勝を成し遂げる感動のドラマです。 これは、当時、京都一荒れた学校だった 「伏見工業高校」が成し遂げた、奇跡の「実話」です。 NHKの人気ノンフクション番組「プロジェクトX」でも取り上げられ、 伏見工業高校の回は最高視聴率を記録し

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