記事一覧
とある短歌について考える
立てるかい
君が背負っているものを
君ごと背負うこともできるよ
木下龍也
グッときた短歌について考えたことを書く。
この短歌はブックカフェの店員さんに選書してもらった本に書いてあった。
選書してもらう過程で、「普段どんな本を読みますか」と聞かれた。
あまり本を読まない私はパッと思いつくものがなく、サブカル漫画代表の某作品(個人的に)が目の前にあったため、「これは読んだし全巻持っています」と伝
今村夏子『むらさきのスカートの女』
感想が浮かびづらい。
雲行きが怪しい雰囲気、不気味さがずーっとちらついている話だった。
(※この文章を私じゃない人も読んでくれているかもしれないけど、物語の要約とかせず、ただただ思ったことを言葉にしていくよ。)
黄色いカーディガンの女(以下黄色)は、むらさきのスカートの女(以下むらさき)をずっと追っている、付き纏っているわけだが、そんな怪しいことをしているにも関わらずあまりにも他者からの反応が
さくらももこ『たいのおかしら』
読書感想文
さくらももこ『たいのおかしら』
さくらももこのエッセイは、活字に苦手意識があっても面白くてサクサク読めるから好き。
さくらももこの漫画はもちろん面白いけど、エッセイに関しては活字だからこそ吹き出してしまう気がする。
文章のテンポが良くて、突拍子もなく飛躍した比喩が来たらもうたまらない。
電車だろうがどこだろうが吹き出す。
幼き頃のさくらももこが女優とツーショットを撮った時のお話。