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ありふれた日常コンテンツ

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【完全版】多所属で無所属でいたい話

【完全版】多所属で無所属でいたい話

「知り合い、沢山いますよね……」

他人と会話をしていると、ちょくちょく言われることがある。

それなりに生きてきてはいるが、正直なところ、知り合いが多いわけではなく、友達多いアピールをしているわけでもない。

ただ、どこかのコミュニティに首を突っ込んでみたり、何かの縁かわからないけど、人との繋がりを大切にしている節がある。

小学生のとき、1クラス35人くらいだったと思う。とても小さなコミュニテ

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盗んだチャリで走り出したヤツをボクは許さない話

盗んだチャリで走り出したヤツをボクは許さない話

その日、ついに事件は起きた。

7月初めの金曜日だった。月末の忙しさを乗り越えた男の顔には疲労の色があった。「今日を乗り越えれば、休日が待ってる!」心の中で気合を入れ直す。部屋番号が描かれているチャリ置き場に向かう。「あれ、チャリないやん……」と、前日その場に置いた場所にチャリがないのである。

焦った自分はどこか違う場所に置かれていると思い、あたりを見回す。

しかし、自分のチャリだけがない。刻

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GW日記〜自分史上最高のステイホームになった話〜

GW日記〜自分史上最高のステイホームになった話〜

いかがお過ごしでしょうか?GWも今日が最終日の方も多いかと思います。「あ〜明日からまた仕事か〜」と自分も書きながら読者の方と同じ気持ちです。
ただ、外出ができなかったからこそ見えてきたものもあると思うのです。

今回はそんなことを綴ったGWの日記をこちらにメモしておきました。

何年か経ったあとに、こんなこともあったよね。と振り返って笑い話になることを信じて。

2021年4月30日(金)GWが楽

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受け入れて未来を信じて。

受け入れて未来を信じて。

このたびは、弊社にご応募いただきまして、誠にありがとうございました。慎重に選考を重ねました結果、誠に残念ではございますが、今回は選考を見送らせていただくことになりました。ご期待に添えず誠に恐縮ですが、なにとぞご了承くださいますようお願い申し上げます。

2015年7月初旬、一度落ちたにも関わらず、人事の人の計らいにより再度チャンスをいただいた会社の2度目の不採用通知いただいた。

「あんなに和やか

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ちょっと高いお買い物をしようと思ってる話

ちょっと高いお買い物をしようと思ってる話

出会って3年の月日が経った。

あの日はとても熱い夏だったけど、その暑ささえ吹っ飛ばしてくれるほど、そのことばかり考えていた。
財布の中には現金10万円、怖いお兄さんにカツアゲされたらどうしようという不安感もあったけど、当時、現金に強いこだわりを持っていた。

それもそのはず、金融機関で働いていたときに「現金その場限り」という言葉もあったからだと思う。現金至上主義だった。

そんな、ドキドキワクワ

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三十路になって読書感想文を考えている未来がくるなんて…

三十路になって読書感想文を考えている未来がくるなんて…

20年前の自分へ

あなたは、買ったばかりのゲームボーイカラーでポケモン金銀をプレイしていると思います。最初に選んだポケモンはヒノアラシですね。ニックネームはバクたろうと名付けているでしょう。ミーハーですね。

その名前は、ポケットモンスターSpecialの金銀編の主人公ゴールドを真似しております。

エイパム、ウソッキー、ニョロトノ、トゲピー、マンタイン、漫画と同じように、ニックネームをつけ

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青い空に出逢えた

青い空に出逢えた

大阪の天気は晴れ。

どんどん過ごしやすい気候になっていて、冬服から春服に衣替えをするタイミングになっていた。ふと空を見上げみると、空がとても綺麗だったため、iPhoneのカメラを起動させて撮ってみた。「カシャ!、カシャ!」と無機質な音がベランダから響いていた。

「久しぶりに空を見上げたな……」

こんなにじっくり空を見上げたのは、とても久しぶりな気がした。それほどまでに、世の中は混沌としている

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『おもしろそう!』という理由でオンラインサロンに参加してみた話。

『おもしろそう!』という理由でオンラインサロンに参加してみた話。

昨年、SNS上を賑わせていた「オンラインサロン」というものに没頭をしていた。全ての始まりは、某有名インフルエンサーと呼ばれる人のツイートをみて「おもしろそう!」という理由で飛び込んだのがキッカケだ。

月額9800円、決して安くはない金額だ。それでも、直感的に「面白い人に会えるのではないか……」と思った。入会するまでも至難の業であり、5分も経たないうちに募集が終わる。自分もまた4度目の募集のときに

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こぼしたコーヒーが教えてくれたこと

こぼしたコーヒーが教えてくれたこと

「太もものあたりに温もりがあった……」黒いから、すぐにわかるはずだろうと思われそうだけど、気がつかなかった。視線は常連のお客さんの方に目を向けていた。

「人の目をみて話す」

人ととして当たり前のことをしていたはずだった。

とき既に遅し、よくみるとカップの蓋が微妙に開いていたのである。開いていないようで開いていた。そんなチラリズムを表現していたのだ。(カップのくせに生意気な……)

行きつけの

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