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素晴らしき悪役列伝

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第16回 「モハメド・ハッサン」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第16回 「モハメド・ハッサン」

プロレス団体「WWE」に登場。

2003年からWWE下部団体で活動していたが、2004年からWWE一軍の「RAW」にデビューをする。

マネージャーにはイラン人のデヴァリを従えているが、彼とタッグを組むこともしばしばあった。

キャラクターとしては典型的な反米ヒールで、「自分たちはアメリカで生まれ育ったのに周囲から差別されている!」とわめき散らすアラブ系アメリカ人の悪い意味でのステレオタイプを演

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第15回 「加藤保憲」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第15回 「加藤保憲」

映画「帝都物語」「帝都大戦」に登場。

旧日本軍兵士の姿をした謎の魔術師であり、そのオカルトパワーは尋常ではなく関東大震災すら起こしてしまうほどの実力がある。

元々「帝都物語」シリーズは原作小説が別にあるが、本作で加藤を演じた嶋田久作の圧倒的ビジュアルの影響で原作者をして「加藤というキャラクターは私と嶋田久作さんが作り出した」といわせてしまったほどである。

嶋田久作さんふんする加藤は邪悪で強く

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悪役列伝番外編:歴代ジョーカー最凶・最悪はだれだ!?最凶エンペラー決定戦!

悪役列伝番外編:歴代ジョーカー最凶・最悪はだれだ!?最凶エンペラー決定戦!

アカデミー賞主演男優賞を二回獲得し、すっかりハードルが高くなってしまったジョーカー。

様々なアプローチで映像化されたジョーカーの中からこれ!と思うものを厳選して一体誰が最凶エンペラーの座を獲得するかをみていきたい。

ちなみに今回はあくまで映画化されたジョーカーに限り、ドラマ版ゴッサムのジョーカーやゲームのジョーカーについては除外という方向性でいきたい。

エントリーno.1:シーザー・ロメロ登

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第14回 「ジョーカー(北斗の拳)」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第14回 「ジョーカー(北斗の拳)」

アニメ「北斗の拳」に登場。

関東を支配するKING軍の副官であり右腕。

「ヒヒヒ…」という独自の笑い方をして、トランプを巧みに操る小男で一見狂人のようにみえるが実は冷静であり、KINGの支配者でありその名の通り王であるシンに対する忠誠心もホンモノである。

その役割は諜報・策謀・偵察・・・となんどもありでまさにトランプのジョーカーである。

原作ではシンが行っていたハート様をキレさせる役割も彼

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第13回「クラレンス・ボディッカー」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第13回「クラレンス・ボディッカー」

映画「ロボコップ」に登場。

未来社会デトロイトの街を震え上がらせるギャング一味のボス。

強盗の最中、自分を追いかけてきたマーフィー巡査を拷問の末に惨殺してしまった。(この光景は今見ても本当にひどい)

この事件がきっかけになり、マーフィー巡査はロボコップに姿を変えてしまったのだった。

主人公マーフィーにとっては自身を殺し、ロボコップにして人生をずたずたにした憎い宿敵である。

やがて、マーフ

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第12回 「大蜘蛛怪獣クモンガ」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第12回 「大蜘蛛怪獣クモンガ」

映画「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」に登場。

南太平洋ゾルゲル島に生息していた超巨大クモであり、放射能で巨大化したといわけではなく最初からこのサイズであったナチュラルボーンのバケモノ。(昭和ゴジラも厳密には元々海底にいたのでミュータントであるかは定かではない。)

他にはこの島には牛ほどの大きさのあるカマキリか放射能でより凶悪・巨大化したカマキラスがいたが、これを捕食するほどの実力を有している。

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第11回 「土紋」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第11回 「土紋」

漫画「忍空 セカンドステージ」に登場。

性格は非常に残酷で卑劣、自分の手を汚さずに利益をかすめ取り弱者を殺すことに躊躇がない卑劣な男である。

仲間や部下についても試し斬りをしたり、日常的にパワハラを行ったりろくでもないやつである。

目はうつろで、黒色しかなく白色の部分がみれない独自の濁った眼をしているのが特徴的。

しかし、武人としての誇りをどこかで捨てておらず宝物である「源闇丸」に心酔し撫

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第10回 「ブリガン将軍」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第10回 「ブリガン将軍」

ゲーム「オーディンスフィア」に登場する。

魔王オーダイン率いるラグナネイブル軍の将軍であり、性格は横暴で傲慢でおまけに横柄である。

見た目は筋肉系デブで体つきはがっしりしており、謎のボンテージファッションをしている。

肉と酒が大好きで、気が付けば配下のワルキューレを侍らせ一人で宴会を始めている道楽者である。

立場上は魔王オーダインの部下であるはずだが、自分こそが王にふさわしいと考えており、

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第9回「幻竜王ドラム」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第9回「幻竜王ドラム」

漫画・アニメ「ハーメルンのバイオリン弾き」に登場

大魔王ケストラー率いる魔族の大幹部である魔界軍王の一人。

双頭を持った竜人のような姿をした巨漢であり、頭は非常に悪く力押ししかできない。

しかし、抜群の戦闘力を持っておりスフォルツェンド公国を襲撃した際は単騎で壊滅寸前に叩き落としていたり、スフォルツェンド公国最強の戦士であるクラーリィを完膚なきまでに叩きのめしていた。

その本当の正体は48

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第8回 「一柳万才」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第8回 「一柳万才」

※本記事はネタバレを含みます

ゲーム「逆転検事2」に登場。

元検事局局長であり、検事審査会会長の会長でもある。

実質的には本作シリーズの検察のトップであり、司法のトップでもあるが…性格は飄々としており涙もろくゴーグルがなければ涙があふれてしまうという性格の持ち主であり、末端の検事に過ぎない御剣にもフランクな姿勢を貫いている。

1のラスボスであった狩魔豪の上司でもあり、狩魔の娘だった冥とも面

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第7回「偉大なるグリゴリ」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第7回「偉大なるグリゴリ」

ゲーム「ドラゴンズドグマ」に登場。

舞台になる「カサディス半島」を恐怖のどん底に叩き落している邪悪なドラゴン。

以前同じ個体が現れた際にはかつて戦士であったエドマン王によって打倒された様子であるが…。

単に「ドラゴン」とだけいわれることもある。

非常に雄弁であり、威厳ある口調で主人公を威圧する。

主人公たちの住む村を襲撃し、住民を虐殺しながら立ち向かった主人公の心臓に呪いをかけ「覚者」に

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第6回「嶋野太」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第6回「嶋野太」

「龍が如く」シリーズに登場。

関東最大の暴力団「東城会」の二次団体である嶋野組の組長であり、東城会の古参幹部である。

関西出身であるらしく、堂々としたヤクザ喋りの関西弁を使う。

関西出身の彼が関東の組織に入っているのかは最大の謎である。

見た目通りいかついヤクザであり、腕っぷしも優れており桐生を投げ飛ばすほどの怪力の持ち主でもあるのだが…彼の本性はその冷酷さと知略にある。

失敗を犯した部

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第5回 「ディミトリ・ラスカロフ」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第5回 「ディミトリ・ラスカロフ」

ゲーム「グランドセフトオート4」に登場。

ロシアンマフィアであるファウンスティン・ファミリーの若頭を務める男、気が弱そうな顔をしておりボスであるファウンスティンの暴走に常日頃から悩まされている。

趣味は港でタバコを吸いながら黄昏ることとかなり暗い。

当初は敵対していたが、主人公ニコに仕事を頼んでいく内に信頼関係を築いていく…。

とうとうファウンスティンの暴走に耐えかねた彼はある日ニコに暗殺

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第四回 「星威岳哀牙」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第四回 「星威岳哀牙」

「逆転裁判3」及び「逆転裁判成歩堂セレクション」に登場。

※本記事はネタバレを含みます

怪盗「怪人仮面マスク」を追いかける自称「名探偵」の私立探偵。

時代錯誤的なしゃべり方と服装が目立つ奇人で、彼の探偵事務所には自分を模した玩具や自分の名前をつけた菌があったり、やたらと自己顕示欲の強い謎多き男。

ヒロインの綾里真宵ですら「言っていることが意味不明」「なんか怖い」とドン引きされている始末であ

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