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【読書感想文】大塚雄介「いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン」

こんばんは!
テクノロジーが見返すことが大事!小栗義樹です!

本日は、すっかり定番となった読書感想文です!
気になった本を読み、感想文を書き、この記事を読んで下さった皆様に「この本、読んでみたい!」と思ってもらおうという試みです!

本日の題材はこちら!

いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン

コインチェック株式会社の執行役員大塚雄介さんが執筆した、ビットコインとブロックチェーンに関する情報がまとまった本です。

先週感想文を書いた、教養としての投資とジャンル的には同じ感じの本になります。

今週こそ「仮面の告白感想文」を書こうと思ったのですが、仮面の告白、難しいんですよね(笑) もう少し腑に落ちてから書きたいなと思ったので、もう1週だけ時間を頂きたいなと思います。

また、先週の「教養としての投資」を題材とした感想文。個人的にはとてもやりがいがあるなと思いました。どちらかというと、ニュース感想文に近いテイストになりがちなのですが、ニュースはトレンドにならないと記事を書くことが出来ません。投資や、今回書くビットコインとブロックチェーンなどは、それこそトレンド中のトレンドというポジションではないため、こういう機会でないと感想を書くことが出来ないわけです。

ということで、仮面の告白の感想文を書く前に、ビットコインとブロックチェーンの事をまとめたこの本で感想文を書こうと思います。

この本は、2021年12月に発表された本です。教養としての投資が出版された2年後に出ている本ということになりますね。なぜ僕が、教養としての投資をこんなに積極的に用いるかというと、ある種セットで読んでほしい本だからです。

ブロックチェーンという技術は、お金の仕組みを説明する上で相性が良いと思います。銀行の仕組みのようなことを、銀行という機関を頼らずに実現することが出来る技術ですから。

そうなると当然なのですが、この本にも、お金に関するお話が沢山出てきます。教養としての投資という本で、お金や投資という考えのベースを作り、この本でお金の新たな可能性に関する考えを身に着ける。そんな順番で読むと、非常に有意義な時間を過ごすことが出来たと思えるのではないでしょうか?

ブロックチェーンというと、ある人によっては「古い」と感じるかもしれないし、ある人によっては「何それ?」と感じるかもしれません。

古いと感じる人がいたならば、今こそ学び直し、使い倒すべき技術であると言いたいし、また、知らないと感じる人がいるならば、今こそ学んだ方がいいと言いたいです。

以前、落合陽一さんの「日本再興戦略」という本の感想文を書きましたが、この本の中にもブロックチェーンやNFT、DAO、仮想通貨などの重要性が書かれています。

日本再興戦略を今こそ読むべき本だと僕が思った理由は、まさにこの技術が今必要だと思ったからです。

また、昨日のニュース感想文でAIに関する記事を題材にしたのですが、この先AIが普及すると、ブロックチェーンを駆使した技術がより必要性を増すと予想できます。

この本はシンプルに勉強になる本です。単純な知識と情報が入ってきます。重要なのはどこで使うかで、それが今だと思うのです。

ブロックチェーンという技術については、ご自身で調べてもらえると助かるのですが、簡単に言いますと、改ざん不可能な記録帳簿を利用者全員で管理することが出来るネット上の仕組みです。

100人の人間が利用しているブロックチェーンのサービスがあるとして、その中のAさんとBさんがやり取りをしたとします。このAさんとBさんのやり取りは、ブロックチェーンという帳簿に記録され、利用している100人はAさんとBさんがやり取りをしたという記録を知ることが出来ます。このAさんとBさんのやり取りをなかったことにすることは誰にもできません。また、やり取りの内容自体を別のものに改ざんすることも誰にもできません。

ブロックチェーンのすごいところは、この誰にもできないという点にあります。

普通、このやりとりが誰かにとって都合の悪いものだった場合、当事者であるAさんやBさん、またはこのサービスを運営している機関などには、修正や削除する権利があるものです。

起こってほしくはないですけどね。

それこそ、自民党の裏金問題も、ずいぶん前から行われていたのにも関わらず発覚が今になったのは、運営者が隠蔽したり、修正したり、記載しなかったり、削除したりしたからではないでしょうか?

母体があると、そういうことは平気で起こりますし、それだけの権限があるということは、いつだって利用者は母体のルールに従わないといけません。

今僕はnoteというアプリに記事を投稿していますが、noteがルールを変更した瞬間、あるいはアカウントを削除した瞬間、僕の記事は誰にも見られなくなってしまう可能性があるわけです。

少し説明過多になってしまったかもしれませんが、ブロックチェーンには母体が無いのです。従って、誰にも操作する権限がありません。

間違いなく記録に残る。やりとりを辿れる。記録から不正を見つけられる。その上で秘匿性が高い。これがブロックチェーンであり、これだけの技術があれば、管理者は必要ありませんというのがブロックチェーンの効果なのです。

この本には、ブロックチェーンを駆使した代表作「ビットコイン」を題材に、仮想通貨やその技術の素晴らしさが書いてあります。その上で、今知識として身に着けておけば、少し先の未来を有効に過ごせる根拠が記されています。

当時この本を読んだとき、漠然としたイメージしか湧きませんでした。ブロックチェーンもビットコインも知っているけれど、これが時代の主流になるとは到底思えなかったのです。

ただ、今はどうでしょうか?

国のお金、我々で言えば、日本の円ってどれほどの価値があるのでしょうね?

また、資産運用先もだいぶ固定されてきていて、そもそもの投資先の価値が目減りしているとは思いませんか?

全員が価値があると信じ、そこにお金をかけていけば、当然ですが希少性が落ちます。となると、価値そのものが落ちていくのは当たり前の現象です。僕たちは今、新たな投資先・新たな価値を生み出してくれる場所を探さないといけないフェーズにあると思います。

ブロックチェーンは、資産運用として新たな投資先になる可能性が高いと思います。今後、この技術を駆使した新たな方法が沢山生まれるのは間違いないでしょう。その時、仕組みや使い方を理解しておかなければ、その波に乗る事は出来ません。

そして、その方法にアクセスする方法は、人から聞くか、本しかないのです。

こういう教則本は、要点がまとまっています。だからこそ、読むのに時間がかかりません。得たいものを比較的簡単に得られるのがメリットです。

読んで損することは絶対にないと思います。

3年前の本ですから、もしかすると古本屋に売っているかもしれません。ぜひ購入して読んでみてください。

なお、今回はブロックチェーンという技術に関する話を中心に据えましたが、今後メンバーシップなどでは、もう少し深堀した感想文を書こうと思っています。

こんな風に、メンバーシップと連動して、1記事で納められなかったネタを発散していこうと思っています。興味があれば、初月は無料となっていますので、ぜひ入ってみてください。

ということで、本日はこの辺りで失礼いたします。
また明日の記事でお会いしましょう!
さようなら~

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