「空気を読めない人」に足りない「観察力」。
「空気を読めない人」ってのがいるわけですが、空気を読めない人って、圧倒的に「観察力」が足りないわけですね。
目の前の人は何を求めているのか?
相手はどんな気分なのか?
自分の言動にどんな気持ちでいるのか?
そういうことを考えずに、相手の反応を観察することなく自分勝手に行動していくので、相手の気持ちとのズレがドンドン大きなるわけですが、そのズレが出来ていることすら気づかない。
観察していないから。
まずね、自分が3分くらいガーッと話していて、相手がニコリともしていなかったら、その話は間違いなく相手にはヒットしていないわけです。
意味がわからないのかもしれないし、相手の気分を害した内容があったのかもしれないし、圧倒的につまらないのかもしれない。
「やたら時計を見る」とか、「全然目を合わせない」とか、「何か別の作業を始める」とか、「最初はあなたと正対していた身体の向きがドンドンずれてくる」とか、「やたら咳払いする」とか、わかりやすい変化というのはいくらでもあるわけですが、観察していない上に、「相手のそういう態度がどういう意味を持つか?」ってところの意味付けもおかしいことになっている。
これは、逆の意味での観察力のなさにも発揮されることですが、たとえば、「童貞男子が初めてのデートをした時」なんかに、相手の行動に過剰に反応し過ぎてしまうこともあります。
男子「昼ごはん何食べようか?餃子にする?」
女子「餃子はちょっと・・・。」
ってなっただけで、「ガーン、せっかく下調べしてきたのに・・・。断られた・・・。終わった・・・。」って思ってしまうような男の子もいるでしょう。
別に、ただ単に、「昼から餃子は食べたくない」とか、「ニンニク臭くなるのがちょっと・・・。」とかっていう普通の理由であることがほとんどなはずなんだから、「じゃ、何食べようか♪」って声掛けをすればいいわけですよ。
観察する時に大切なのは、「現状を正確に理解する」ってことですね。
相手を見ないで暴走することも、自分の気持ちを投影しまくった状態で相手を過剰に見すぎることでもない。
相手を観察することが苦手な人は、Youtubeの何かの対談の動画を音を消した状態で見て、「今、この人はどういう状態で話しているのか?相手はどういう状態で受けているのか?」って観察しながら考える練習をするとだいぶ変わると思います。
特に「話が苦手」だったり、「何か面白いことを言ってやろう」ってことを思っている人だったり、「ちゃんと返さなきゃ!」ってことを思っている人ほど、「言葉」にばかり引っ張られて、言葉以外の表情だったり態度だったりを見ない傾向にあるので。
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