ひかり

心を言葉に 自分の思いに正直に

ひかり

心を言葉に 自分の思いに正直に

最近の記事

「空気」 ナダ

愛って空気みたい 愛も空気もある 当たり前に存在している 見えないけど充ちている なのに人は愛が欲しい、愛が足りない 藻掻いて暴れて勝手に酸欠状態 生きてるだろ なんで生きてられると思ってんの? 愛されてるから生きてる 空気があるから生きてる そんなことも忘れて気づいていない 自分で息苦しくしてるだけ 必死になりすぎて過呼吸? 空気を独り占めしたい? 空気の存在を証明してほしい? 何言ってんだバカ 愛はここにあるだろ 周り全部愛なんだよ 愛

    • 女風の女優

      若くもないし美人じゃない 綺麗な体でもない それでも愛されたくて 触れられたくて 抱きしめたくて お金で買った時間だけ許されたくて 自分を解放する場所が欲しくて それなのに傷ついてバカみたい? セラピストはただの男 若くて綺麗な体が好きなのは当たり前 女風客だって 若くて綺麗な男に金を出している きれい事並べたって人間なんて 欲にまみれた界隈の価値観なんて最低 ものわかりのいい振りして 涼しい顔してお札渡して快楽を買うだけ 束の間の娯楽に身を任せて 愛みたいな感

      • 女風ユーザー

        入れ替わり立ち替わり 今日もどこかで似たような話 セラピストもユーザーも長居はしない方が身のため 新規も古参もいずれ同じ穴のムジナ 楽しいうちはやめられない 苦しくなってもやめられない 自分で決着をつけるしかない だって逃げ場所なんだから 現実から逃げてきたのでしょう? やめるなら現実に戻らなければならない その場限りの快楽に溺れて 本当の自分をごまかして楽しい? 女風で何を見つけられる? 見たくなかった自分、あるいは鏡合わせのセラピスト 醜い本性を誰かの中に見て 自

        • さよなら女風

          初めて会った時を思い出す 二人で笑った時を思い出す あのまま会わなければ幸せだった いつしか笑顔は消えていた 何を期待していたのだろう? この出逢いがずっと続くなんてそんな訳ないのに お金が無くなれば終わり 会うことさえできない 幸せは後から気がつく 幸せじゃなくなった時にはもう遅い 私には何も無い セラピストは今日も誰かと初めて出逢ってる あの日の私のように 無邪気に笑っている スケジュールを見て 口コミを見て 成長したのね誰目線? 見なければよかった後悔

        「空気」 ナダ

          女風の傷跡

          少し先の未来で女風を振り返れば 痛みと共に蘇る思い出になるだろう ときめきは最初だけ 虜になって我を忘れる 違和感をやり過ごして 気づけば憎んでいる 残ったのは心の傷だけ 押し寄せる空虚な思い すっかり無くなったお金と疲れ切った心 彼は今も他の女と笑ってる 些細な言葉の端から 優しいハグの残り香の中に どこかにあるはずの自分への想いを探す 誰にでも同じと言い聞かせながら 自分だけの何かがあると信じて 何度も何度も確かめる 深く探れば探るほど 出てくるのは裏切られた思

          女風の傷跡

          女風の強制終了

          夢はいつか覚める セラピストが辞める 女風の終わり方のひとつ 夫婦が離婚する、恋人と別れる お互いの意思の確認がある 一方的な別れの場合でも、共に過ごした幸せだった時は思い出として残る セラピストとの記憶は? 全て嘘だったの? セラピストの辞めかたにもよる 最後の日まで綺麗な思い出を作って演じきる お別れごっこでも、それが一番ましなのかもしれない 明日は我が身の突然消えた場合 社会保障の無い日銭稼ぎなのだから 明日急に居なくなってもおかしくない 抱き合って心を寄せて

          女風の強制終了

          女風のつながり

          便利なツールは不便 いつでもどこでも連絡がつく 24時間繋がれることがセラピストと客にとってハイリスクハイリターン 会えない時、客は客でしかない 会わない時間、セラピストはセラピストじゃなくなる 買われた時間外は誰のもの? 会えない時間が愛を育てる 客はセラピストとの甘い時間を思い出し思いをはせる セラピストは新しい客と甘い時間、あるいは仮面を外して一時の休息 女は思いをしたため、連絡を送る 男は野望を抱え、女の思いをおざなりにする 二種類のセラピストがいる 自分のた

          女風のつながり

          女風の価値

          今さらだけど、体を人に売ってその見返りとしてお金をもらうということ 風俗という仕事が当たり前の世の中 人身売買にあたる 一時のこととはいえ とんでもないことなのではないだろうか 芸能人が歌声や演技を売るように セラピストが身体を売る 持って生まれた個人の才能を、本人がどう利用しようと自由だ 違いは一対一、個人対個人で売買されること 直接肌が触れあうこと つまり、個人のお金を個人がもらう ネット売買のように顔が見えない相手ではない そこに念が生まれる 費やした時間 何

          女風の価値

          女風と流行病

          その心は、どちらも病んだ世界への荒療治でしょう 間違った常識を洗い流すため 心身共に壊れるまでの無理を止めるため 目が覚めた? 自分で自分を縛っていたルールから解放された? 事態は収束へと向かい、落ち着きをみせる昨今 リハビリ中の人間は、この教訓をいかして何か始めなければ…などと考える 本当に染みついちゃってるね クソ真面目で正しく生きるように がんじがらめの規則に従うように 社会のルールを壊す荒療治だったのだから 無くなったルールをまだ守ろうとするなんて 女が性

          女風と流行病

          女風の売買

          女風でやり取りされるのは性行為 そういう概念が前提だ けれども、実際に売買されているものはそれだけではない 性的な目的だけで利用しない女性がほとんどだから 誰でもいいから適当に快楽を得たいなんて人はわざわざお金を払わない セラピストは何を売る? 身体と時間をお金で売る セラピストの多くはそう考えている 女風の客は何を買う? セラピスト、その人を買っている アイデンティティとその人から自分へ向けられる関心が欲しい そこにズレが生じる セラピスト側は会っている間、買われ

          女風の売買

          女風の目的

          女風を利用する目的 風俗なのだから性欲 なのに驚くほど性欲がわかない 性行為に目新しさがないことも理由だ 世界中、ベッドの上ですることは一緒 男の快楽は体で感じるもの 女の快楽は心で感じるもの 心が浮き立たなければ頭も冷静 体は慣れた条件反射で痙攣しても、心は快感にふるえることはない どんな料理も多少味付けや見た目を変えたところで、お腹が空かないから 空腹感がない そもそも食べたくない あふれる情報を見聞きして 美味しそう、食べてみたい そう思っていざ目の前に用意さ

          女風の目的

          女風の結末

          女風に興味を持った時、先のことまで考えて足を踏み入れる人がどれだけいるのだろう? ほとんどの人間があまりよく考えずに、勢いで飛び込むのではないだろうか 熟考していたら、風俗と関わることをやめている 男風の風俗嬢の結末は悪いイメージしかない 映画やドラマで見る限り、年老いて病気や貧困の果ての孤独死、みたいな晩年がお決まりのコース 男風も女風も、客は、金の切れ目か性病か、結婚や人生のステージの変化を機に風俗の利用をやめていくだろう セラピストはどうだろう? まずそんなに長

          女風の結末

          女風のセラピスト

          くだらない男女の惚気は飽きるくらいSNSに蔓延しているので もっと根本的な女風で得られるものは? 溢れるセラピストを見て思うのは まずポジティブであること 大前提だ ネガティブな人間に関わりたくはない 当たり前だ サービス業、接客業でなくとも プライベートの人間関係だってそうだ 次にコミュニケーション能力 これも同じ つまらない人間より話して面白い方がいいに決まっている 薄っぺらい人間より人間性の深みや面白さに魅力があるのは言わずもがな そして風俗なのだから 性的な

          女風のセラピスト

          女風の理念

          女風の理想的な在り方 ユーザー側、キャスト、経営責任者 それぞれの立場から見方が異なる 共通して言えるのは 女風を通して世界をより良いものにしていくこと そうでないのなら淘汰されるだろう 個の利益のために携わるものは外れてもらいたい 結果的な利益を手にすることはあっても 思想として掲げる大義名分は世のため人のため 道を違えば女風の未来はない 大げさかな 娯楽 エンターテイメント 夢を与える場所 裏社会のダークなイメージから 陽の当たるクリーンなサービスへ 女風に限っ

          女風の理念

          女風断ち

          女風からの卒業 いいことばかり 現実逃避はやめて自分と向き合う 始まりは軽い気持ち 中毒性のあるものは何でも同じ なかなか断ち切れない 白糖もグルテンも体に良くないことはわかっている 甘美な誘惑から逃れられない 女風をやめることができなくて 苦しんでいる客は水面下に潜んでいるが少なくない 貯金を使い果たし 何とか金の工面をして会い続ける 何にしがみついているのか 執着からは何も生まれない 刹那の快楽に溺れ ストレスだらけの日常から離れられる 法に触れるわけじゃない

          女風断ち

          女風の裏側

          女性の一番古い職業 売春 神聖な行為はいつからか風俗へと堕ちた金銭や利益と引き換えに 古い時代は風俗従事者は生きるために仕事をした 今は? 利益のため仕事として自ら望み選ぶ 性差別なくギフトとして与えられた体を売る キレイな体を金に換える 男性の一番新しい職業 選択の自由のようで 実際は消去法なのかもしれない セラピストは持たざるものだから セラピストは何も持っていない 売りものになる程度の身体 女性への多少の慣れ それだけで身の程以上の金を欲する 一攫千金 女風ゴ

          女風の裏側