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つらい未来は想像するのもイヤ
「昨夜の夢にウマハゲくんが出て来たよ~」
起き抜けに嫁さんが言う。
「他所に女の人が出来たからって出て行くわぁ…って…」
仕事を辞めるみたいな話をしていたり、動画サイトで女性がお尻を振っているのとか観てたりwしていたせいだろうか…
「内容の割には淡々とした流れでさぁ…
『じゃあお母さんに電話しとくからね…』みたいな夢だったよ…」
「それは有り得んなぁ…」と俺…
「なんで?」
「だって
よっぽどおまえが気をつけろよ…
さあさあ…この辺も日中の最高気温が25℃くらいになってきたよ…
月曜に給料日を控え極貧の金曜日はカード決済でしのぎ、なんとか普段と変わらぬ休日を過ごすウマハゲですよ…
物価の高騰かなんか知らないが、以前と変わらぬ稼ぎだと残るモンが少なくなって来ておるの…
大概貧乏な暮らしをしてきているので、そこまでたまげることはないんだけど…
長いスパンで考えるとあまり良くないね…
植木等の演じる無責任男
明確な理由はわからんが…
「で、仕事は探してるのかね?」と嫁さんに訊かれ…
「あぁ確かに求人情報はいろいろ眺めているんだけど…おふくろに何かあった時のことを思うと、今の仕事続けてるほうが休みやすいよなぁ」
嫁さん…
「当ったり前じゃん…ていうかウマハゲくんお母さん処の近くで仕事探したら?」
なるほどね…こういう発想の転換は俺にはなかなか出て来ないんだよね…
その後、母の住まうエリアに近いところの求人なんかも見るように
おふくろの家ヘ向かう…
買おうとした列車は3人掛け真ん中しか空いてなかったので一本後にして通路側を取る…
けっこう車内乗っている感じなんだが…
何故か隣り2席ともまる空き…
避けられているのか?…
自分の身を隠して生きてきた男が、酒を呑んで音楽に身体を揺らしていたみたいな話を訊く…
彼を庇う気は微塵も無いんだが…
俺の一時期とオーバーラップして少し切ない気分になった。
もっと早く楽になるべきだったよ…
きっと…
仕事終わって帰りの電車の中…
嫁さん今日は仕事だからまだ帰ってないな…
あー鶏胸肉を冷凍庫から出しておくべきだったかな…
嫁母は休みだから盛り上がって何か作っているかもな…
天気は芳しくないが気温は高い…
数値を超えた温かみのある家へ早く帰ろう。
来年も宜しく願います。
休み明けの朝に
『うわぁ…仕事とか行きたくないわぁ…』
とか思うじゃんね…
でも仕方ないのでルーティン通りに支度をして出掛ける玄関先で嫁さんと『行って来るね』的なハグをするんだが
その瞬間に『よし、行って来るか…』って思うのよ…
なんか家族ってすごいね…