ハカイさん

浪人生 短歌を詠みます

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記事一覧

【短歌】クラムボンの子

水のよう揺れる立夏の木漏れ日にかぷかぷ笑うクラムボンの子 ゼル伝の効果音するブランコに忘れ去られた10円と俺 「もんじゃ来る?」5日前のメッセージ「行きたかった」…

17

【短歌】さんきゅー

そんなのかんけいねぇと叫ぶ裸のおじさんには救われている 小島よしおさんがブレイクした当時の僕はまだ2歳でした!笑 パンイチで踊ってるこのおじさん変だなーくらいにし…

ハカイさん
2週間前
14

【短歌】送る

スマホがない頃に別れた友の知らない住所に宛てたはしがき 18年連れ添ってきた戦友の電子レンジを見送る母よ 役目を終えたはずのブランケットの視線感じる梅雨寒むの朝 …

ハカイさん
2週間前
18

今日から少し投稿の間隔空きます!理由は勉強に集中するためです!
have a good day!

ハカイさん
2週間前
12

【毎日短歌】あ、今吹いた

あ、今吹いたのは今日を祝う風僕のことを証明する風 人間の存在の裏付けが、そよ風であればいいのに。

ハカイさん
2週間前
25

【毎日短歌】天津の拳

義和団よ「扶清滅洋」民のため夷狄を砕け天津の拳 日本を含め列強は、中国を世界最後の大植民地として蹂躙した。 そんな租界の地にあって女子供までを巻き込んで団結した…

ハカイさん
2週間前
17

【毎日短歌】桜蕊

若葉が無邪気に影落とすアスファルトに降りし跡かな桜蕊

ハカイさん
3週間前
17

【毎日短歌】おめでとう

下を向く喪服の彼にもそよ風はおめでとうとささやいていた

ハカイさん
3週間前
14

【毎日短歌】ぬか雨

知ってるよ名はないけれど一概に緑と呼ばれる木々の彩り 四捨五入すれば曇りのぬか雨も雨であるのに変わりはないね 花屋にてバッグをはみ出す長ネギに恋とは何かを学ばせ…

ハカイさん
3週間前
18

【毎日短歌】チーズのサプライズ

1) 怪しげに微笑む母のささみカツの中にはチーズのサプライズ あっつ!笑 食べる前から味の感想を聞いてくるので、なんだろうなーと思っていたら、ささみカツの中にチー…

ハカイさん
3週間前
14

くだらない

言葉は、せまくるしい。 言葉は、あやふや。 言葉は、せつない。 言葉は、  伝えない。 でも、 僕の気持ちを表すのは、言葉であってほしい。 わがままだけど、言葉…

ハカイさん
3週間前
14

【毎日短歌】おいしいご飯が食べられますように

1) おいしいご飯が食べられますように新たな調理法を見つけます おいしいご飯が食べられますように食レポの言葉を磨きます 一句目が今日会った友達のこと。 二句目が僕の…

ハカイさん
3週間前
14

【毎日短歌】例えば

1) 例えば今露のように消え行って明日の予定はないこととしたい 中学時代の友達と会うことになりました。 久しぶりに会うのは楽しみなんですけど、どうしてだか億劫に思て…

ハカイさん
3週間前
15

【毎日短歌】電球の白

1) 便座の冷たさに命を覚える時の電球の白の眩む はっとなるのはトイレのことが多い。 自分一人の瞬間は自分と見つめ合う時間なのかも。 甲斐の虎、武田信玄は6畳のト…

ハカイさん
3週間前
13

ふーん

「あなたの人生には価値があります」 そのnoteによると、僕の人生には価値があるらしい。 「記事にして売ることだってできます。あなたも是非、自分のことを有料記事にし…

ハカイさん
3週間前
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戊熊夢物語

ダムの底のような空夜に乾いた音がした。 トん、 戸がわすがにゆれ、春のしめりが板の間を這うように滑り込む。 クマははっと息を呑み、気づかれないように身を起こす。…

ハカイさん
4週間前
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【短歌】クラムボンの子

【短歌】クラムボンの子

水のよう揺れる立夏の木漏れ日にかぷかぷ笑うクラムボンの子

ゼル伝の効果音するブランコに忘れ去られた10円と俺

「もんじゃ来る?」5日前のメッセージ「行きたかった」と涙をつけて

みなさまお久しぶりです。はかいさんです。

この10日間スマホ、タブレット、PCに一切触らずに勉強に集中しておりました。
今日は勉強しない日と決めていますのでみなさまの投稿を時間の許す限り遡って読みたいと思います!
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【短歌】さんきゅー

【短歌】さんきゅー

そんなのかんけいねぇと叫ぶ裸のおじさんには救われている

小島よしおさんがブレイクした当時の僕はまだ2歳でした!笑
パンイチで踊ってるこのおじさん変だなーくらいにしか思ってなかったんですけど、今見るとちょっと違いますね。
全力でそんなのかんけいねぇ!って言ってもらえるとなんだか嬉しくなっちゃいますよ!ぴーや!
まじおっぱっぴーです。

【短歌】送る

【短歌】送る

スマホがない頃に別れた友の知らない住所に宛てたはしがき

18年連れ添ってきた戦友の電子レンジを見送る母よ

役目を終えたはずのブランケットの視線感じる梅雨寒むの朝

連絡先を知らない昔の友と交流したくて手紙を書き始めたはいいものの、住所を知らない事に途中で気づく。

って、おーい笑。

最近寒いですね。
お体にお気をつけください。

今日から少し投稿の間隔空きます!理由は勉強に集中するためです!
have a good day!

【毎日短歌】あ、今吹いた

【毎日短歌】あ、今吹いた

あ、今吹いたのは今日を祝う風僕のことを証明する風

人間の存在の裏付けが、そよ風であればいいのに。

【毎日短歌】天津の拳

【毎日短歌】天津の拳

義和団よ「扶清滅洋」民のため夷狄を砕け天津の拳

日本を含め列強は、中国を世界最後の大植民地として蹂躙した。

そんな租界の地にあって女子供までを巻き込んで団結した義和団の栄光は輝きに満ちている。

が、しかし。
結局は歴史の敗北者に過ぎない。

なぜ民衆が自力で外敵を払いのけなければならなかったのか。
なぜ国家の存亡の危機にあって内戦が行われていたのか。

革命の本質は草の根だ。
民が民のために

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【毎日短歌】おめでとう

【毎日短歌】おめでとう

下を向く喪服の彼にもそよ風はおめでとうとささやいていた

【毎日短歌】ぬか雨

【毎日短歌】ぬか雨

知ってるよ名はないけれど一概に緑と呼ばれる木々の彩り

四捨五入すれば曇りのぬか雨も雨であるのに変わりはないね

花屋にてバッグをはみ出す長ネギに恋とは何かを学ばせている

四捨五入すれば曇りみたいな雨も、雨は雨。

すぐ忘れるよう野良猫との出会いも、出会いは出会い。

目的のパンが売り切れの時の悲しみも、悲しみは悲しみ。

無駄に長いあの信号の赤色も、赤色は赤色。

でも明日はきっと、晴れててほ

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【毎日短歌】チーズのサプライズ

【毎日短歌】チーズのサプライズ

1)
怪しげに微笑む母のささみカツの中にはチーズのサプライズ

あっつ!笑

食べる前から味の感想を聞いてくるので、なんだろうなーと思っていたら、ささみカツの中にチーズをちょっと入れてみたんですって。
新レシピで自信作だそうで、美味しいと褒めてあげたら嬉しそうでした。

お父さんに「まだ食べる?」なんて聞いてました。いつもは食べ過ぎは良くないって怒ってるのに笑。

美味しかったな〜。ちょっと舌火傷

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くだらない

くだらない

言葉は、せまくるしい。

言葉は、あやふや。

言葉は、せつない。

言葉は、

 伝えない。

でも、

僕の気持ちを表すのは、言葉であってほしい。

わがままだけど、言葉がいい。

それは、

なんでもいい。

たぶん、

なんでもいいほうがいい。

なんでもいい、

くだらないことだけが、僕の心の真実。

うた、詩、短歌、文学。

くだらなければ、くだらない程いい。

社会からは無駄だと、

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【毎日短歌】おいしいご飯が食べられますように

【毎日短歌】おいしいご飯が食べられますように

1)
おいしいご飯が食べられますように新たな調理法を見つけます
おいしいご飯が食べられますように食レポの言葉を磨きます

一句目が今日会った友達のこと。
二句目が僕のこと。

本当に刺激的だった。
君と一夜の語らいは、十年の読書に勝る。
こう思ったのは人生で初めての経験でした。

根本の根本的な考えは一緒でも、そこから伸びるベクトルの方向が違う。
似ているようで全然違う。こんなに楽しい会話は今まで

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【毎日短歌】例えば

【毎日短歌】例えば

1)
例えば今露のように消え行って明日の予定はないこととしたい

中学時代の友達と会うことになりました。
久しぶりに会うのは楽しみなんですけど、どうしてだか億劫に思てしまう自分がいます。

浪人して自分に自信がないからなのか、自分よりも成長しているかもしれない友達を見て自信を喪失するのが怖いからなのか、訳の分からない気持ちに襲われています。

きっと自分勝手なんでしょうね。
寝て忘れることにします

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【毎日短歌】電球の白

【毎日短歌】電球の白

1)
便座の冷たさに命を覚える時の電球の白の眩む

はっとなるのはトイレのことが多い。

自分一人の瞬間は自分と見つめ合う時間なのかも。

甲斐の虎、武田信玄は6畳のトイレをこしらえ、香を炊き机を置き、戦略を画策していたらしいですね。

2)
60年後同じ姿勢で居るために背筋を伸ばす前を向く

素敵なおじいちゃんになりたいです。

ふーん

ふーん

「あなたの人生には価値があります」

そのnoteによると、僕の人生には価値があるらしい。

「記事にして売ることだってできます。あなたも是非、自分のことを有料記事にして販売してみてください✨」

ふーん。
価値があるから、知りたいという人がいて記事が売れるってことか。

じゃあ仮に、誰かが人生の記事を書いたとして、それが一遍たりとも売れなかったら、逆説的にその人の人生は一遍の価値もないということ

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戊熊夢物語

戊熊夢物語

ダムの底のような空夜に乾いた音がした。

トん、

戸がわすがにゆれ、春のしめりが板の間を這うように滑り込む。

クマははっと息を呑み、気づかれないように身を起こす。

遣いを頼んだ覚えはない。

昨夜送った手紙の返信だろうか。

「なんの御用で」

戸の向こうに届く程の声で尋ねるが、返答が暗闇の中から現れる様子はない。

1分ほどの静寂が6畳の、一人暮らしのオスが住むには決して満足とは言えない貸

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