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大仏開眼への道

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coffeeはブラック。ハンバーガーやフライドポテトは好きじゃない。そんな私がなぜ?1型糖尿病はなぜ怖いのか。網膜手術に眼球注射、眼球防衛隊と共に立ち向かいます。
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記事一覧

大仏開眼への道15~鮮やかな色彩の記憶

色褪せた世界 白内障の手術を受けたのは2021年3月のこと。元の水晶体が入っている袋の破損や…

腹巻き猫
6か月前
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大仏開眼への道1~手術台の恐怖

2021年の目標は視力を取り戻すこと。 抗がん剤の副作用と基礎疾患である1型糖尿病などによ…

腹巻き猫
2年前

大仏開眼への道2~確率0.1%の緊急事態

白内障の右目手術を受けた翌朝。 うっすらと目を開けると、視界がぼんやり朱色に染まっていま…

腹巻き猫
2年前
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大仏開眼への道3~怪物の出現

がんサバイバーが次々と出現する眼の疾患と闘う記録。基礎疾患に1型糖尿病を抱える。 眼科のN…

腹巻き猫
2年前

大仏開眼への道4~眼球防衛隊

がんサバイバーが次々と出現する眼の疾患と闘う記録。基礎疾患に1型糖尿病を抱える。 5月14日…

腹巻き猫
2年前

大仏開眼への道5~歌いながら歩いて行こう

がんサバイバーが次々と出現する眼の疾患と闘う記録。基礎疾患に1型糖尿病を抱える。 眼球の…

腹巻き猫
2年前

大仏開眼への道6~東と西の分かれ道

療養生活はあまりにヒマ過ぎて、社会復帰に向けて文章を書く練習をしているのですが、ついダラダラと長文になっていけません。 さて、少し頭を整理して書き始めます。 目の手術で先日入院した病棟は女性専用フロアでした。 エレベーターを降りて左側の西棟は産科。 妊婦の病室カーテンはピンク色。 新生児室があって、時々生まれたばかりの赤ちゃんの声が響く特別な場所です。 右側の東棟は女性診療科のがん患者が多いようです。 新しく誕生した命は、日が沈む西棟。 死と隣り合わせの患者は日が昇る東棟。

大仏開眼への道7~レイバンの記憶

一年前はスキンヘッドだったのに、いつの間にやら私の頭は天然くるくるバーマが生い茂っていま…

腹巻き猫
2年前
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大仏開眼への道8~疑惑の白い影

4月末の深夜、激しい頭痛と体が裏返しになるかと思うほどの嘔吐で視神経が痙攣。 救急救命セン…

腹巻き猫
2年前

大仏開眼への道9~無知から広がる院内感染

三度目の緊急事態宣言の最中、2021年4月。私は脳梗塞の疑いで検査入院をしました。 後に脳梗塞…

腹巻き猫
2年前

大仏開眼への道10~ゆるやかに坂道を下る

7月1日。眼科の診察は一か月ぶりです。 「久しぶりですね、お待たせしちゃって」 眼球防衛隊…

腹巻き猫
2年前

大仏開眼への道11~旧タイプの注射で効果はあるか

7月は眼の状態がまた悪化していました。 右眼の網膜出血は少量でその後落ち着いているので経…

腹巻き猫
2年前
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大仏開眼への道12~最新鋭MRIはテクノマシンだ

2021年12月4日 年内最後の通院はMRI検査と女性診療科のがん検診と眼科診察です。 私が通…

腹巻き猫
2年前

大仏開眼への道13~晩秋×黄昏ホルモン

10月10日は目の愛護デー だから何だというわけでもなく、10月末いつもの眼科診察の日がやってきました。8月の終わりに黄斑浮腫の薬を注射して以来だったので、この2か月でどうなっているのかとても心配でした。薬の効果が切れて悪化していたら注射。今回は打たずに済んだとしてもその次は…大人だって子どもだって、誰だって、眼に注射を打ち続けるなんてイヤイヤ状態になるはずです。 診察前の視力検査は近視用レンズをかけて1.0でした。きょうの調子はまずまずです。 眼圧と眼底写真を撮って資料が