匂い袋

木の香り、木の声、仏のうた (後編)

ほりごこち
仏像が日本にやってきてから1500年の間、御像の数だけあったであろう幾多のエピソード。仏像を造ったり修復したりする造佛所で、語り継がれなかった無数の話。こぼれ落ちたそんな物語恋しい造佛所の女将がつづる、香りを軸にした現代造佛所私記。

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第2章 華麗なる転生

彫刻作業は、叩き鑿(のみ)から彫刻刀へと進んでいく。

クスノキの香りは、仏師の工程に合わせるように柔らかくなっ

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お香との出会い

こんにちは。香りのコミュニケーターHIROです。

先日は筆者の母が旅たって4年が経った。我が家では、母との挨拶としてお線香を立てる習慣が始まった。

その8月の初盆、読経のあと、お坊さんにお焼香の質問をさせてもらい、ご自身の焼香を特別に調合してもらっていることを伺った。旅たった方のご家族の元でお経を読むような特別な時に使われているとのことだ。季節によっては調合を変えてもらっているという。

この

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