夢野久作

夢野久作

なんとなく、夢野久作にハマった。ハマったのでいくつか本を読んでみた。が、全然理解できない。というか読み進められない。読むうちにどんどん迷ってしまい、しまいには、なぜ夢野久作の本が家にこんなにあるのかすらわからなくなってしまった。

少女地獄/夢野久作 〜 二五五文字の読書感想文

表題作は、三編の短編からなるオムニバス。他三編の収録あり。タイトルから耽美的なイメージを勝手に膨らませていたけど、普通に夢野久作でした。(だが、それが良い)少女達によって繰り広げられる地獄絵図ではなくて、女性の内面の地獄を描いた作品といった感じでしょうか。独白体形式と書簡体形式の語り口が、昭和初期という時代背景とあいまって、独特の雰囲気を醸し出します。表題作の中では「火星の女」が一番好きだけど、や

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ドグラ・マグラ(著者:夢野 久作 )

精神医学の未開の領域に挑んで、久作一流のドグマをほしいままに駆使しながら、遺伝と夢中遊行病、唯物化学と精神科学の対峙、ライバル学者の闘争、千年前の伝承など、あまりにもりだくさんの趣向で、かえって読者を五里霧中に導いてしまう。それがこの大作の奇妙な魅力であって、千人が読めば千人ほどの感興が湧くにちがいない。探偵小説の枠を無視した空前絶後の奇想小説。
(Amazon内容紹介)

ドグラ・マグラは、日本

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最後まで読んでいただいてありがとうございます(^ ^)
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瓶詰の地獄/夢野久作 〜 二五五文字の読書感想文

独白と書簡。究極の一人称とも言うべき様式が、独特の怪しさを醸し出します。「死後の恋」と「一足おさきに」が好きかも。昭和初期ってのも、また独特の怪しさがありますよね。【以下、ネタバレあり】瓶詰めの地獄は、書かれた順序が3→2→1で、最後の手紙は妹が書いたんじゃないかと思う。3が漂着まもなくで、2と1は禁をおかした後ですかね。矛盾を盛り込み、想像の余地を大きく残してこの短さにまとめ上げるあたり、さすが

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スカラカ、チャカポコ……あ――ア!

台風が近づいているようです。「noteに何を書くべきなのか」というテーマで、ゆるくマガジンを書いています。昨日の寝る前、何かよい案を思いついた気がしたんですが、最近は枕元にiPhoneを置かないようにしていて、メモが残せなかったために、起きたらすっかり忘れていました。無念。思い出したら、また投稿します。まあ、ただの思い過ごしだった説も有力ですけど。

まず、これまでのおさらいですが、

・「no

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大学生が少女地獄を流し読みしました

テストが終わった~とSNSに投稿して夏休みに突入したぼくはそりゃあ暇で暇で、世の中の中高生と社会人の憎悪を肴に酒を飲めるくらいには暇だった。

そんな一日をむさぼった後にはさすがに「明日は頑張ろう」という百万回は脳裏に投影されたフレーズと眠りにつくわけです。このフレーズの幻影に運よく囚われてしまった翌る日、ぼくは個人経営のいかにもな喫茶店で読書をしようと思い立ったわけです。ぼくにとって喫茶店と読書

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あざす!!!今後も是非に
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エスケープブック no.006 少女地獄 / 夢野久作

私が最も好きな言葉のひとつに、
「どんなに濃い幻でも、瞬間の現実の価値はない。」というものがある。
現実はつまらない、空想に耽っていたいと言いつつも、
生きなければならない現実はそこにあって、
それと向き合う時は、万の机上の空論よりも、一の現実の行動こそ重みがあると思っている。

そんな価値観を持っている私なので、この話に対するものは、共感でも憑依でも無いのだが、
哀れとも滑稽とも言える、一人の少

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「死女の唄」 各曲テキスト紹介

歌というものは大抵詩のなかに物語が込められていると考えることができる。あるいは、バックボーンとなる物語の中でもっとも美しい瞬間を抽出したものが歌とも言える。それは例えばギリシャ神話などかもしれないし、オペラの中のアリアかもしれない。宗教的賛歌かもしれないし政治的な吐露かもしれない。あるいはアイドルソングのようにストーリーがお客と共に動いていくか、あるいはエディット・ピアフの愛の讃歌に込められた愛人

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しあわせの極み

どうも!こんばんは、れんがーるです。

今日はめちゃめちゃ暑かったですね…。
明日はもっと暑くなるらしいですが、まだ5月なんですよね…。
今でこんな感じなら、夏はどうなることか、心配です。笑

タイトルについて…
今日は久しぶりにまともなお休みでした。
整体に行ったりカフェによったりとお休みらしいお休みだったのですが、

そのなかで、取り置きしていただいていたクロテッドクリームを取りに行ってきまし

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「死女の唄」コアイメージ − 音楽が生きている −

ここはどこ?
ねえ、
わたしをうたっているのは、だれ?

2019年8月9日に初演される「死女の唄」、この作品は音楽の内部に人格・魂がある、というシチュエーションを含む連作歌曲であるが、その核となるコンセプトは「限りなくクラシック・コンサートに近い儀式」であり、演奏表現を客観視するレディ・メイド的な発想が隠されている舞台表現である。

クラシック音楽のコンサートは20世紀よりほぼその形を変えずに続

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