妖魔

春のデビルキラーズ通勤快速

通勤電車。いつもの車両いつものドアの前。いつも向かいに立ってる人がいる。ストライプのシャツにセルフレームの眼鏡。とてもきれいな女の人。文庫本を読んでる。どこかの書店のブックカバー。たまに目が合う。何読んでるんですか? と問いかけたいが、とっかかりが無く言葉をのむ。でもおれは今日は声をかけようと思っていた。
《ゲェ~ッヘヘッヘ、いい女じゃねぇーか、襲っちま――》
 窓から車内に潜り込んだ下級妖魔だ。

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ありがとうございます!電子ハグを貴方に!
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イザナミの帰還

ひとつ、独りの地の底が

ふたつ、二人でみた夢と

みっつ、みなが知るころに

よっつ、黄泉からよみがえろ

 

いつつ、いのちの産声が

むっつ、無尽の“わ”をえがき

ななつ、涙の髪飾り

やっつ、八重の花が咲く

 

ここのつ、今夜は祝言を

とうで、永久の饗宴歌

#妖魔 #数え唄 #イザナミ #詩 #替え歌 #神話 #海 #短編 #幻想 #ポエム #歌詞 #オリジナル #神 #楠桂

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いいことあるよーん!(^^)/
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女妖退魔録:卍眼

「卍眼」(マンジガン)は西行の残した古文書「女妖全書」に記述のあるとされる魔道器のこと。

女性の怨念から生じる妖怪を退治するための魔道器であり、女妖全書と共に、長らく「伝説の類であり虚実」であると考えられていた。

しかし卍眼は実在しており、数奇な運命からその所有者となった主人公は、女妖退治の宿命を背負うことになる。

[キャラクター]

工藤勘馬:
主人公。私立探偵。自称「災い事に抜群の嗅覚を

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