佐山と人混み

殊更に人混みの中でキツさを感じていた。

佐山は最近妙に神経が過敏になっているのか、雑多な街並みの中ですれ違う人々の顔に言い様のない嫌悪を覚えるようになっていた。

ゆえに、佐山にとって人混みはとても酷な状況であった。朝はそうした症状の諸々が落ち着いていて、とりわけ眠さが勝り、あまり苦しくはない。

ただ、労働を終えて帰る道すがら、途端に人々の顔に嫌気が差すのであった。誰も彼もが、別々の顔を当たり

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目標屋

季節と服装は変わっていくが、男の日常は同じサイクルで流れ続けていく。

朝早く起きたら、そこそこ混んでいる電車に乗り、一時間程かけて会社に向かう。簡単過ぎることもなく、難し過ぎることもない仕事をこなし、定時になればそそくさとデスクを離れ帰路に着く。

たまに忙しい日もあるが、そんなものは1時間の残業で何とかなる程度のものだ。男はそうした日常を5年繰り返していた。

プライベートもさして充実してると

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マルチタスクが苦手って言いたいだけ

2019/08/11 午前1時記す

 考えていたことがすぐにどこかへ飛んでいってしまう。それは今まさに書こうと思っていたことや、開こうと思ったアプリ、検索しようと思った言葉などである。

 きっとスマホとSNSのせいだ。僕は元来マルチタスクの人間ではない、と思いつつ本当にそうなのかいまいちわかっていない。単に、「マルチタスク苦手」って言いたいだけなんじゃないか。ミサワ的発言。まだミサワってやって

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やっぱり僕は平社員

幼稚園の頃、夢を聞かれ、僕はこう言ったらしい。

「プロ野球選手」と。

野球が別に好きだったわけではないし、やっていたわけでもない。
野球というジャンルしか知らなかった。ただそれだけ。

まずは親の土俵。親が何が好きか。これで決まる。僕は今も中居くんが好きだし、テレビで野球がやっていればチョロっと見る。1種の英才教育だ。

でも、中学校とか高校とかそういう年代になると、段々段々、自分の意見とか興

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【捨てることから始まること】

期待する、求める、誰かと同じ時間を過ごして同じ景色を見て同じ記憶を持っているはずなのに、同じ感情にはなれない。

良い意味で手放してみて、捨てたところから始まるなあと本気で思った。
嵐が通り過ぎると嘘みたいに晴れ晴れするなあと本気で感じた。
気持ちの話です。

私は私が持っているものでしか勝負できないし
何かを与えられないし、私なりにしか私を、誰かを愛せないから。

そう思うと、風が通るように心地

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せっかくなら消費されない受発注を。パラレルワーカーにとって理想的なアシスタント/パートナーをどう考えるか

アシスタントを募集しようかな、と思っている。

ということを、何度かつぶやいてはいるものの、それは「アシスタント」という呼び方が適切なお仕事なのかどうか、またそれが1人なのか、複数なのか、どういう依頼の仕方が良いか、などなどを考えたままぷかぷか浮かしているのが現状である。

このnoteは思考の整理も兼ねたアレです。あわよくばの求人的なアレになるかもしれないけどならないかもしれないアレです(こんな

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2019/07/09 午前1時記す

今日は髪を切った。この美容室に行くのは2回目だ。緊張してしまう。鏡の前の椅子に座るとすぐに、汗が額に浮かんでしまう。

 前回と同じ人が切ってくれた。僕が話したことを覚えてくれていた。すごい。よく覚えてますね、ぐらい言えばよかった。こちらから話しかけるのはなんだか気が引ける。

 髪を切ってもらっているときにどうしていればいいのかわからない。普段は、ハサミを持つ手を見ようとしている。しかし、ずっと

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2019/07/07 午後12時記す

プーさんのホームランダービーを朝方までやっていたため、寝不足である。時間が大切だということをつくづく思い知らされた。なぜ意地になってやめないのか。依存症や中毒の怖さを垣間見た。僕はきっと、ギャンブルにハマる。酒にもハマる。薬物になんか手を出したら一巻の終わりだ。僕は高校生になってから、ゲームを買っていない。それは、大好きだから。ハマるとわかっているからだ。罪悪感を感じながらも、やめられないというこ

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言葉を同質化・差別化すること

イケダハヤトの言説を見ていて少し考えたこと。

炎上と差別化

人を惹きつける言葉とは、「熱をもった言葉」である。何かしら自分の好きな分野とか、専門知識を持っている分野について書くという事が重要視されるのは何故かというと「熱を持ちやすいから」であると言える。

熱をもった言葉は一方で非常に強力な燃料でもある。良い方向へ行ってくれればバズるけど、悪い方向へ行けばめっちゃ簡単に大炎上する。

例えば、

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彼の駄目さを受け入れないといけないんだろう

2019/06/15 午前2時記す

 ようやく中間テストが終わった。最終日に関していえば、前日まで全く勉強しないといういい向き合い方ができた。どの教科も楽勝でこなしたい。昨日も言ったけれど、講義の中である程度理解しておけばいいのだ。結局それがもっとも効率がよく、時間を無駄にしない。それに、授業をしている先生たちの気分も少しは良くなるだろう。

 当たり前のように皆、講義中にスマホを弄っている。講

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