霞と東京

霞の向こうに新宿が見える  ツバメはうまくビルを縫っていく 

山崎まさよしさんの「ツバメ」の歌い出しです。

私の東京は朝靄の中。夜行バスの浅い眠りから覚め、まだ薄暗い早朝の大都会にパンプスで降り立つ。

旅行で訪れる時の東京は、楽しくキラキラした風景に思い出の着色が施されて夢の様な世界。でも、私が「東京」といわれて真っ先に思い浮かぶのは、就活中に見た冷たい海の底のような東京の姿なのです。仙台で

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あなたが素敵な日を過ごせますように
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ありがとうございます。
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いえない淋しさ

ぎこちない微笑みで 息を潜めて迷いながら
あなたの右側 距離を確かめ歩いてく

説明できない 気持ちの震えは

ふとしたはずみで あなたの心占ってた
零れる涙を そっと掬ってあげたくて

冷たい空気に 指先触れてみる

重ねた記憶を 少しだけなぞってみた
いえない淋しさ 埋めてゆく事も出来た

駆け出す時間が 私を置いてゆく
必要無いほどの 強がり繰り返した

重ねた記憶を 少しだけなぞってみた

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燻らす煙 喫煙席にて

東京に行くと、必ず訪れる喫茶店がある。

有名な喫茶店で珈琲が美味しい。悲しいかな、珈琲が飲めないくせに、その喫茶店で一息つくのが好きだった。空いているならば喫煙席に案内してもらう。煙草は吸わないけれど、喫煙席のなんとも言えない雰囲気が好き。禁煙席よりもゆったりできる。周りに喫煙者が多いからだろうか、安心するのかもしれない。喫煙席には男性と女性が一人ずつ、私を含めて三名の客しかいなかった。

段々

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ありがとうございます!とても嬉しいです︎❤︎
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#02 理由のない淋しさ について

何か大きな悩みを抱えているわけでも、つらい出来事があったわけでもないのに、「淋しいよう」と膝を抱え込みたくなる。
そんな瞬間があります。

分からないもの、得体の知れないものには常に不安が付き纏います。
実態が分かれば対処のしようがあるけれど、分からなければ自分が乗り越えられるものなのかさえ知りようがない。

淋しさも同様で、例えば何かをなくした淋しさなら、いつか癒されると知っています。だから不安

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サンクス!ベリー!マッチ!
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Paraphilia 〝朝〟

尊敬する先生はいつも微笑んでいる方だった。

「怒ることがね、得意ではないのよ。自分の事に関しては怒りたくはないの。」

心を不要に動かせない、動かしたくない、動かされたくないのだ。 自分は自分の思うように、感情を動かしていたい。 似ている。 決して自分が特別だなどと思っているわけではない。 ただ、まるで合わせ鏡のように似ている人がいることが、私にはとても嬉しかった。

雨の音がした。

夜の新宿

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今日も良い日でありますように☺︎︎︎︎
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待っていてくれる人がいるということ

私は誰かと群れる事をあまりしない風俗嬢です

高校生の頃はもちろん、『おトイレ行くから付き合って〜』タイプの人だったのですがw

大人になり社会人になり風俗の世界に入り、気が付いたらいつのまにか『一匹狼』のようになっていました

風俗嬢というはある意味皆が個人事業主なので一匹狼なのは正しいと言えば正しいのですが、それでもなぜか『群れる』もの

目に見えない派閥や仲良しグループなどがあり、お互いの稼

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ありがとうございます😊
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たったスプーン一杯のそれに

月に一回の、憂鬱なあいつに襲われている。お腹は痛いし、動けなくて会社にも行けないしもう最悪だ。

ところで、女性の身体に一生のうちに分泌される女性ホルモンてやつは、たったスプーン一杯程度らしい。
そんなもののために、わたしたち女性は、上がったり下がったり翻弄されて、全く厄介な存在だ。

訳もなく泣きたくなって、淋しくなって、大声で叫びたくなる。そんな衝動と、毎月戦っている。
少なくともわたしは、毎

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スキ有難うございます!大変うれしいです^^
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知らないからこそ、切望するのだ

バリキャリを極める大好きな友人がいる。以前は口癖のように「結婚してママになりたい」と言っていたけれど、あるときから、彼女はそのことばを全く口にしなくなった。

「気付いたんだよね。普通の家庭を知らない私が、普通の家庭を築けるわけないって」と言って。

そのことばは、強烈に私に突き刺さった。

普通の家庭を知らない。私もまたその一人だ。彼女の言っていることはとても良く分かった。
両親が揃っていて、な

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有難うございます!少しでも優しい気持ちになっていただけたら嬉しいです!
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