身分

名前負けしない

世の中はいろんな言葉で溢れている。そんな中で私は度々「名前」や「肩書き」というものに支配されている事を怖く思う事がある。

 今の自分の身分を表すのには肩書きは欠かせないものだけれど、それによって発生する過剰な上下関係や自己暗示をあまりよく思えない。
 確かに仕事柄の上ではそういう役割分担や責任の重みがわかりやすいのでその点は問題ないのだが、仕事が終わってもそれをずっと気にし続けなければいけなかっ

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なくなれ、威圧

けっこう前の学校法人日本大学(日大アメフト部)、すこし前の株式会社セブン・ペイ(7pay)、今度の吉本興業ホールディングス株式会社(吉本)がそれぞれおこなった記者会見およびそれらの危機管理体制や方策が、ITプロダクトの障害対応を考える上で示唆に富むものだった。また、私がヒエラルキーすなわち上下関係や身分制度や階級社会における威圧的姿勢について違和感や疑念をいだく機会がたびたびあるため、その観点から

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身分と色彩

今日はある宗派のお寺で一番偉い方のご好意で、繧繝縁(うんげんべり)という畳のヘリの色彩をみせていただいてきた。朝10時のお寺の本堂はシンとしていて、空気が澄んでおり、白よりの金色で包まれた空間に、心がすーとなった。繧繝縁は厚み15cm〜20cmほどの台座で、とてもカラフルで日本らしい配色ともいいがたく、西洋のアーガイルや菱形のようにもみえた。10種のストライプがリピートされている可愛らしいものだっ

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冷たい雨に打たれて

話は唐突に行ったり来たりする。

夏のゲリラ豪雨、
秋の台風による暴風雨、
どちらも辛いものではあるが
冬の雨は身体に堪える。

激しさは微塵もなく
ただ何となく淡々と降るだけだが
悪魔のように
少しずつ体温を奪っていく。

10 分や 20 分なら我慢ができるが
1時間を超えると心が先に凍りつく。

2時間を超えると
「こんな仕事、辞めてやる」と言いたくなる。

でも
今の私には警備業から逃れる

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『源氏物語』 第三十三帖 の話でも 頭中将現内大臣はすっかり世に知れ渡っている雲居の雁と夕霧の恋愛を認めることにし 一旦引き裂かれた恋人達は晴れて結婚できました 光源氏は四十の賀に准太上天皇となり最上の身分です 光源氏は帝の皇子でありながら帝にはなれない処置を取られていたのでした

こうなりたい、あんな風になればいい、という欲が、時に自分を苦しめる。

昨夜も夜更けに目が覚め、こうはならないんじゃないか、あんな風になれやしないんじゃないか、と苦しみもだえ、やたら額から汗がにじんで眠れないなぁと思っていたら、暑いだけだった。

なんのことはない、小型の扇風機を回して顔面に直撃させると気持ちよくなって再び眠気が襲ってきた。

それにしても、考えたって仕方のない不安に度々襲われる。

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応用にとらわれすぎれば、長期的にはマイナス

ノーベル物理学賞受賞の小林氏「応用にとらわれすぎれば、長期的にはマイナス」

どうなる?日本の科学(4)高エネ研特別栄誉教授・小林誠氏

―学術研究が厳しい状況にあります。

「もともと科学と実用性は独立した価値がある。まず科学が自然の法則を明らかにし、その一端がビジネスや社会に応用されていく。科学から応用への体系そのものをしっかりとしたものにしないと、応用も生まれない。応用にとらわれすぎれば、長

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職業が身分と混同されるのは、人格まるごとで労働することによってである。--労働の学校化について[7]--『脱学校的人間』第五章

「社会の階層化」と言えば一般的には、自由で平等な競争社会での、個々人の能力と努力の結果として人々の間に固定されたものだと考えられがちだが、それはむしろ「…選択肢と価値の多様化であり、おたがいが一元尺度で競わないし、競う必要がなくなる社会になること…」(※1)だと上野千鶴子は言う。
「…ただし、その場合、処遇の違いがあるということを、おたがいが合意しなければなりません。そして、私はこういう生き方を選

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