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NHK大河ドラマ「光る君へ」 平安も令和も通ずる愛と不条理 (募金に関する知識情報も追加)

令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々の御冥福と、被災された方々ができる限り無事に過ごされることを祈る日々です。
各自治体では「義援金」の受付も開始しており、こちらは日本赤十字社を通じて被災された方に届いていきます。
「支援金」とされる募金は、被災地支援等を行う団体への寄付金となるため、義援金とはまた異なる仕組みです。
寄付の検討をされる際の参考になれば幸いです。
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未だかつてなく楽しみにしていた、紫式部が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」が始まった。
源氏物語は、むかし寂聴さんのを読んだ私。
大河ドラマでは源氏物語そのものではなく、今も人々に読まれ、世界に知られた長編小説を書いた作者である、紫式部という女性の生涯にフォーカスした作品とのこと。

脚本は大石静、主演の二人は同氏脚本の日テレ水曜ドラマ「知らなくていいコト」に同じ。
紫式部が女性であるがゆえ、史実は不明な点が多く、脚本家のオリジナルが多い見込みだが、第1話では源氏物語を彷彿とさせる、幼い紫の上と光源氏が出会う場面に似た展開もあった。

ちなみに源氏物語は、宮中で繰り広げられる物語で、光源氏の出世や女性たちとの色恋、それらと時代的な不条理と相まって、もののあはれを知るお話。
色恋の部分は和歌だったりするのが、余白があってよく、女流作家ならではかもと思う。
自分が読む年齢によって感じ方も変わりそう。

もしも私が平安の当時に生きていて、宮仕えの身だったなら、新刊が出るのを心待ちにしたに違いない!とずっと思っていた。憧れて真似してことばの勉強したり、物語を作ってみたり、したかもしれない。
紫式部も、昼ドラみたいな要素も加えて物語を描き、読者の期待に応えたのかな?と想像したりもする。
平安の昔に、稀なる知性と物語を生み出す感性を持ち、権力争いとは別な形で、作品で有無を言わせぬ自己表現を続けていたひとだったのかなと思っている。かっこいい。
大石静氏がどう描くのか、第1話を観てより楽しみになっている。

女性の生き方は変わったとはいえ、男性にも同じく、平安も令和も変わらない愛と不条理はあるのであって、源氏物語にある普遍性は、時代を超えていつの世でも感じられるのではないかと思う。


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