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変化と思い出の春 (16日*色の日のいろいろ-140字小説と作品紹介-)
この春から、子どもの生活が大きく変わりました。
それに合わせて動くこととなり、私自身が新しいことを始めずとも、変わることを余儀なくされております。
様子を見ながらとはいえ、私も変わりたい!変わるぞ!と意識が高まっているこの頃です。
ちなみに、ベイビーステップですが、踏み出し始められた方面もあります。
一旦やってみる。
そのまま歩き続けてもよし。方向転換してもよし。
試行錯誤を繰り返し、自分に
4年ぶりの一人お留守番 (シロクマ文芸部、140字小説)
閏年の2月に思い出す。夫が急に友人をランチに誘い、幼い息子も連れて行った。同席を覚悟したが、することあるよね…と気遣ってくれた。したいことができない!と、内心いつも嘆いていたのに。男3人が大丈夫か気になり、結局お一人様時間は家事で終わった。けれど、どこか嬉しかった雨の日のことを。
※当記事は、こちらの企画への参加記事です。
観劇の日 (140字小説)
普段と違う装いに、ペン、手帳、オペラグラスも鞄に確認し、家を出た。目的が人でも作品でも、時と場を共にできる贅沢を味わう。幕が上れば目が潤み、下りればカフェか帰路で心を落ち着かさずにはいられない。次の機会を励みに、明日からも頑張ろう。一呼吸おいて鍵を出し、「ただいま」と扉を開けた。
本日2月10日は、観劇の日とも言われているそうです。
下記ご参照ください(ともに最終閲覧日:2024年2月10日)。
誓いを月に (140字小説)
黄昏時、息子と家路を急ぐ。かつては夏も冬も、暗闇の星達に見守られ、一人涙を流し帰っていた。翌日に備え、大好きな公演の映像を気の済むまで観ていた。泣かなくなって久しいが、家族皆の笑顔を絶やさぬために、進み出せそうなときがきた。目指すは、日々姿を変え、見え隠れしつつも輝き続ける貴方。
ヒントはまるで空模様 (シロクマ文芸部、140字小説)
青写真持って来いって言われて、これ撮って出せりゃ…。見上げると、延び続ける一筋の雲。母さんの後ろに乗ってた頃、教わったなぁ。アップリケつきの手袋してたっけ。ん?飛行機、恐竜、記憶…あ!
「早く描け!」と、信号が変わった。浮かんだ案をメモして、ペダルを漕ぎ出す。さっきより随分軽い。
※当記事は、こちらの企画への参加記事です。
決めるのは貴方 (140字小説)
息子と2人でケーキ屋へ。
「どれがいい?」
「ぼくこれ!」
「パパとママはどうしよ〜。」
「パパはこれ、ママはこれ!」
優柔不断な私とは違う。羨ましく、頼もしい。
昨年は消防署前に4時間、一昨年は動物園。この特別な日の思い出を、いつまで一緒に作れるだろう。聞こえるのは、静かな寝息だけ。
まねっこ (140字小説)
「ママはダメ!パパ!」
「なんでママはダメなの。」
「大好きだからイジワルしちゃうんだね。」
「うん。だいすきだからイジワルしちゃう。そんなこともある。」
3歳になる息子は、マイブームで華麗に苦境を乗り越えた。
「パパにイジワルされたことないな」と言ったら、2人はどう切り返すだろう。
冷静と、ときめきと (140字小説)
観劇帰り、偶然見つけた店へ入った。久々の再会に相応しい品が、見つかる気がした。持ち歩きやすく、各々に色や柄を選べるもの。
散々見た末に決めたが、帰宅後、通販でもありそうと判明。いや、自分でわざわざ買わないが好きなはず。皆なら粋に使う。
時節柄、手紙に菓子も添え、リボンを3本締めた。
カフェや喫茶店がもたらしてくれたひととき (16日*色の日のいろいろ-140字小説-)
つい最近、140字小説の存在を知りました。
それも、X(旧Twitter)ではなくnoteを通じて。
そこで今回は、カフェ・喫茶店×色×心 の140字小説を作ってみました。
もしやこのお店?とお分かりいただけるものも、あるかもしれませんよ^^
①
青い食器は、ここにぴったり。見た目も量も味も上品なクロックムッシュ。こだわりの濃く深めのコーヒー。この2つでお腹も心も本当に満たされるのは、店主の腕
表現欲 (シロクマ文芸部、140字小説)
本を書く、絵を描く。歌う、踊る、演じる…。誰かの作品に心を動かされるのは、形にしたい世界を皆が持っているからでは。「頭の中は誰にも盗まれない。」祖母は学校の勉強に限らず、人間の本質も幼い私に伝えていたのだ。絵本の読み聞かせや夕飯の支度の最中に浮かんだことを、書き留める日々は続く。
※当記事は、こちらの企画への参加記事です。
「表現欲」とやらは存在する?などと何気なく調べましたら、下記webサイ