マガジンのカバー画像

境界線の私、国境の島

29
孤島の端っこに1人いたい自分と。敢えて人との境界線に身を置く自分と。
運営しているクリエイター

記事一覧

わたしの涙のささやきが
時を同じくして
海の向こうでも起こった
見えない涙の共振と気づく

ちいさな蝶のはばたき

どうか気づいてほしい
あのひとにも
あなたにも
まだ見ぬひとにも

透明な蝶々の
涙の振動が

やさしく そっと
とどいてほしい

呼び声

呼び声

Luchuの民よ
いつの日か
貧しくとも
自身の足で立とう

悠久に思えるその果てに
かならずや真の自治は来る

悲願は叶う 
問題は その時
以色列になってはいけない(2023〜)
(結局は
こんなマインドを後ろ盾にする基地に
囲まれているのだ
入植されているのだ
侵食されているのだ
わたしたちの島は…)

島が苦しく 島を後にした者よ
それでいい

ただ
島に残った者が
「流浪」を許している

もっとみる
2024 辺野古 Jan.

2024 辺野古 Jan.

今朝は悪寒がした
気圧と寒さのせいと言い聞かせ
起き上がれない身体を説得した
何も食べられなかった
気象のせいにしてしまいたい
でも海からの叫びが聞こえる
心の痛みは
もはや身体的な痛み
凌辱される島は
私のからだ

🌿imo

2024.1.9(火)夜

私はコロナ禍で独り過ごしている日々、海の向こうの方々と繋がれて、本当に心(命)を救われる思いだった。互いの知らなかった事をシェアし合い、様々な仕事、ジェンダー、闘病、クリスチャンの方、ブディストの方、ムスリムの方も、ほか多様な立場の方々が本当に優しかった。だから戦争は絶対に嫌だ。

2024 謹賀新年

2024 謹賀新年

《ご挨拶》

旧年中は本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年明け元日から大変な災害が起こってしまいました。ただでさえ戦争の恐ろしさに苦しい気持ちで過ごしていたところ、あらたまの時に…。

これはやはり「常に考え続けよ」と諭されているような気がしています。

もちろん無理をし過ぎることなく。「ケア」と「対話」を大切に。皆で労いあって。

もっとみる

「正々堂々」と「名乗り」「行動する」には環境を整える時間が要る。それがマイノリティ。

辺野古・大浦湾・5年

辺野古・大浦湾・5年

「軟弱地盤」
という取り上げ方に、ずっと違和感を感じている。
“基地を作るには相応しくない”というような…そんなラベルを本当は貼ってほしくない…
(便宜上なのだろうけれど)

本来そこは「柔らかくあるべきもの」なのだ。柔らかいからこそ絶妙なバランスで豊かな湾を保ってくれてるはずなんだ。

「珊瑚が育つ・産卵する」ことが、どんなに奇跡的か。
水深、水質、水温、酸素、太陽光の具合、海流etc…
そうし

もっとみる

どうしたって閉じ込められている。だからこそ心は自由でいたい。ただそれだけなのに。

https://note.com/imogine_note/n/n1b1a2dd30731
↑先日つぷやいたことは日頃考えていることなのだけれど、自分のやってきたsmileへの姿勢はこの本の言わんとしている《ケアの倫理》だったのだな…と涙してしまった…(小川公代さん『世界文学をケアで読み解く』。特に「あとがきにかえて」の所)

私は…やはり…Smileは必要だと思う。それを無理に声や表情に出さなくとも。ユーモアとは…何よりまず自分の内側から処方箋として用意されているものだと感じている。勿論、何かの引き換えに「笑い」があってはいけないと思っている。
卑屈さや駆け引きではない笑いがある。島に育まれた宝物だ。

「常に泥臭く何か訴えてるのが本物のうちなーんちゅだ(私みたいな)どっちつかずに見える者には興味ない」…そう、私は偽物に見えるのだろう。でも私は同化政策後の沖縄人だ。強力に年を経た「名誉白人」の大和版だ。アイデンティティを揺さぶられ生きてきた。私を受け入れられるか。私も。あなたも。