トヨタのエンブレムとMADE IN PRC。
その昔、トヨタアルテッツァ RS200 Zエディションを駆り、青春を謳歌していた いなつち☆稲田智 です。
トヨタ アルテッツァとは。
ホイールはRAYSの鍛造アルミVOLK RACING CE28N、マフラーはHKSのリーガル、サスペンションはTEINの車高調、シートはレカロ、フロントリップはTRD、グリルもTRD、サイドスカートはジータ純正、フライホイールはTOM'S、クイックシフトはTRD、ヘッドライトは純正メイクアップ、タイヤはミシュランパイロットスポーツ。
などなど、走り屋ではなかったんですが、大人のスポーツセダンを目指してチューニングに明け暮れる毎日でした(笑)。
個人的にはこの横から見たときのライト周りのデザイン、そしてFRの証しとも言える、極端に短いフロントオーバーハングが好きです↓
このトヨタアルテッツァは、1998年に鳴り物入りで登場したクルマです。海外ではレクサスISとしていたものを日本仕様にしてアルテッツァという名前で国内販売していました。
当時、ハチロクの再来とか、BMW3シリーズ対抗とか言われてましたが、中身は全く追いついていませんでした(泣)。
そもそもハチロクとBMW3シリーズでは方向性が全く違いますし、コンセプト揺らいでるなと感じてました。
塊感のあるデザインが私好みであったこと、車体剛性が高いこと、ブレーキがひと回り大きいアリストのものを使ってたので良く効くこと、ホイールベースが長いので直進安定性が高いことぐらいですかね、よかった点は。
いろいろお金をかけていじってあげるといい走りを見せるようになるクルマでした。
トヨタのエンブレムが行方不明。
で、このアルテッツァ、なんとトヨタのエンブレムが無いんです!無しテッツァなんです!(寒)
フロントにはありません↓
リアにもそれらしきものは見当たりません↓
トヨタ車の場合、通常ですと、フロントが車種独自のエンブレム、リアの真ん中にトヨタのエンブレムがあります。
しかし、このアルテッツァにはトヨタのエンブレム、どこにもありませんね。私が改造したから無いわけではありません。最初から無いんです。
これは、当時トヨタ車はおっさんっぽいというイメージがかなり強かったため、若いイメージで売りたいトヨタは、アルテッツァには敢えてトヨタのエンブレムは付けなかったそうです。
メーカーとして、もっと自分のブランドに自信を持った方がいいのに、と思います。仮にアルテッツァからトヨタエンブレムを取ったとしても、トヨタのイメージは変わりません。
それよりも潔くトヨタエンブレムをつけたまま、BMW3シリーズをも唸らせるようなクルマを作り、トヨタブランド全体のイメージを盛り上げた方が、何倍も効果があるのではないでしょうか?かのマツダのように。
MADE IN PRC.
で、それと似たパターンのやつに最近出会いました。
これです↓
メモ帳なんですが、裏面を見てみると、
「MADE IN PRC」
え、どこ?PRCってどこの国?プロイセン王国?
で、気になりすぎて調べたら、
People's Republic of China
「中華人民共和国」
つまり、「中国製」です。
いやいや、ただのウソだからそれ。
調べてみると私が知らなかっただけなのか、何年も前に問題になってたみたいですね。↓
「中国製」だと品質不安で買ってくれないから、わからないようにPRCと書こうとかほんとに信用を失いますね。
しかも、アメリカのUSAと違い、PRCは何のことか世界でもまったく通じないらしいです。完全に消費者を欺く専用の略称ですね。
まあそんなこんなで、何が言いたかったかというと、目先の売上に目が眩んで、エンブレム取ったり、略称ごまかしたりしても根本解決にはならないよ、ということです。
売上はそのメーカーや国、製品が持っている「信用」を数値化したものにすぎないので、そもそものメーカーや国、ブランドの信用を上げない限り解決しない要素です。
これからの時代、モノの売り切りではなく、サブスクで継続的にサービスを提供するケースが増えていくと思います。そういう時代に目の前の利益ばかり考え、その場しのぎのやり方で信用を失っていくと、継続的な収益を得ていくのは難しくなるでしょう。
おわり。
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