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空白の10年、これからは自分のために生きる ①

私はDV夫と出会い結婚期間も含めて10年ほど一緒にいました。

その後DV夫から逃げ出して数年がたちました。

逃げた後は無我夢中で、ただ子供を食べさせるためだけに生きてきました。
そしてホームレスになったトラウマから、どうしても家を買わなければ安心できないという思いに駆られてお金を貯めることばかり考えてきました。

ですがコロナが始まり、家の値段が一般人には手の届かない価格になってしまい、、そしてレイオフにあい、今まで気を張り詰めて頑張ってきた緊張の糸が突然切れてしまいました。

私は動く前に計画を立てて、確信が持てるまで動きません。

転職を繰り返し、目的はただお給料を上げることだけでした。
お給料をここまで上げた時点で、子供の習い事を増やす、投資に回す、保険に入る、車を買い換える、一時帰国する、、美容院に行く、マッサージに行く、、10年後あたりまでの計画を立てて転職を繰り返しました。

その転職には私の体の事、感情、やりたい事ややりたくない事などは全て無視してきました。
10年自分を無視して散々自分自身を傷つけてきたのにまた私は自分に同じことをしていました。

でも世の中甘くありません。

子供がいるのにやりたい事しかやらない、では子供を生かすことはできません。
でも違法なことはできないし、もう合法ならなんでもいいからお金を稼ぎ、住む家と食べる物は絶対に必要です。

最低限のものだけを買い、お給料が上がり余裕が出てきても髪は自分で切り、日用品はディスカウントショップで購入し、洋服は古着を買い会社に出勤していました。

お金をかけていたのは食品と靴と子供の習い事でした。

⭐️食品


ホルモン注射されていない牛のミルクや牛肉、半熟でも食べられる卵、豆が使われているものは遺伝子組み換えでないなど、必要以上に添加物が入っていないものを選んで買うようにしていると、かなり値段は違ってきますが、子供の健康には変えられません。

アメリカでは生理が5歳できたなどというような話はよく聞きます。
食べ物だけの問題ではないかもしれませんが、できる限りそのような食品は避けるようにしていました。

会社の人たちや、友達、子供のお友達と外食しなければいけない時はしましたが、私と子供で二人で外食したのは今年行ったラーメン屋さんが初めてでした。

⭐️靴


子供の靴に関しては、サイズがすぐ変わるのにいい靴を買うのはどうかと思いましたが、毎日履いて走り回るのだから少し高くても子供が心地良いと思う靴を購入していました。

私はスニーカーだけは新品の少し高めの気に入ったものを1足購入し、4年それを履いていますが、もう何度も洗濯していますが見た目も履き心地も変わっていません。

⭐️習い事

運動も勉強も音楽関係も含め3年間の間に10種類ほどの習い事をしました。
その中で子供が続けたいと思ったものを今は3種類続けていますが、まだコロコロ変わるので、、また一つくらいは増やすかもしれないし減らすだろうと思います。


それともう一つ私たちがシェルターを出て自分で借りた家に引っ越した時にお金をかけたものがあります。

家具類と洋服、食器やキッチン用品、ブランケット、車もですがほぼ全てのものは古着屋貰い物やシェルターでもらったものでしたが、唯一私が自腹で新品を買ったのは子供のベッドフレームとマットレスです。

DV夫と暮らしていた時、私たちはほぼベッドのない生活を送っていました。
なぜなら彼が怒るとものを破壊するからです。
何度買っても全て破壊するので、ご飯を床で食べていたこともありました。
ブランケットも破られて、床にありったけの服を敷いて、ダウンジャケットを着て眠ったような日がほとんどでした。

なのでシェルターにいた時に貯めたわずかなお金は子供のベッド代に使いました。
健康にもメンタルにも睡眠はとても大切だと思います。

私はリビングで、シェルターが買ってくれたソファベッドで寝ていました。

シェルターのベッドは2段ベッドで、マットレスはバネが中に入っているタイプのもので外のファブリックはビニール製だったため動くと音がうるさく、ベッドもシングルのため眠るのがとても難しかったです。
それでもDV夫といたと時のことを思えば、あの頃は私にとっては天国でした。



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