昨日は縁日

好きです これはあとのまつり

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裸になる理由 草案について

父親51歳、母親38歳で誕生した私の家庭は、圧倒的に子離れが早かった。 母親に認められたかった、自分のことを知って認めて褒めて欲しかった。愛してもらった記憶はたくさんあるのだけど、もっと私の話を覚えて聞いて欲しかったみたいなふうに思っていたことを記憶している。 誰にも吐き出すことのない私の日常や気づきは、吐き出す先が紙だった。 毎日のように日記を書いて、小学生の頃は後ろ黒板に張り出した。 先生は読んでくれなかったけど、毎日きちんと読んでくれる男子がいたのを覚えてる。 (今に

    • 2024年3月

      2024/03/01 恋愛とは呼べない気持ちの揺れを、誰かに言い当てて欲しい様な気持ちで舐める唇 2024/03/02 日本酒がたたっていたので昼前まで眠ってしまった。 2024/03/03 毎週土曜日は怠惰な日常を過ごしてしまうわたしなのでずっとペットボトルが捨てられない。そんなわたしでも愛してくれますか。 2024/03/04 びっくりするほど月の便りが重くて、ちょっと指をさされただけで「人のこと指差すんじゃねえクソカスがボケ」という気持ちで仕事に励んでいる。偉い。

      • 小学校の同級生とゆく宝石の釧路

        白樺の間をびゅんびゅん走る車には、6歳で知り合った仲間が5人集まっていた。 5人乗りの車に、5人分の3泊の荷物を詰め込んで、ぎゅうぎゅうの車内に流れるのはあの頃歌った合唱曲。あの頃見てた、アニメの主題歌。 北海道は釧路、たんちょう空港に来た。 たんちょうとは鶴のことで、むかし、原田マハの『さいはての彼女』を読んだとき、バリバリの女社長が仕事をすっぽかして北海道の女満別で鶴に出会うシーンが忘れられなくて、北海道に来るたびに、あの小説の温度を思い出す。 人間、必要な挫折もある。

        • 2024年2月

          2024/02/01 会話のテンポが遅いことにイライラしたりして、限界社会人すぎる、チューニングがうまくいかないので砂嵐みたいな音がずっと流れている。 もう泣いちゃうんですけろ〜! 2024/02/02 今読んでいる本の中に 自分だけを愛してほしいと願っても良いけれど、それが恒常的には続かないことを理解しなければならない。みたいな文章を見つけて、ずっと誰かに言ってほしかったことを言ってもらえたみたいな気持ちになった。 ところで、 ここ数日放っておいても涙はでるし、何に対し

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        • 2023
          12本
        • 2022
          12本
        • 随筆まとめ
          14本

        記事

          2024年1月

          2024/01/01 妹が買ってきてくれたポテトチップスを食べながら、映画を見て年を越した。近くの公園に初日の出を見にいくようになって3年になる。 仕事のスレッドが1番動かなくなるのが元旦だ。 年末の休みもあって、だんだんと社会に帰属していないんじゃ無いかという不安が出てきて、胸がざわざわした。埋めるように映画を見て、エンタメを詰め込んだ。 2024/01/02 妹に彼氏ができたことがショックすぎるが全然ご飯は喉を通る。 母方の実家に行ったら親戚中にわたしの年収がバラされて

          2023年12月

          2023/12/01 寒い夜だった。 眠気と闘いながら啜るそばに愛を感じた。 2023/12/02 ニンフォマニアック見た。 ラースフォントリアーの虜になった。 2023/12/03 夜半身浴をした。 キャンドルを風呂場に持ち込むことの素晴らしさに気がついた。 2023/12/04 一年近く前に連絡をくれたカメラマンと撮影をした。その後ライブを見て死んだように寝た。 慣れないことをすると疲労が溜まる、当たり前のことを無視して生きている。 2023/12/05 雨が降っ

          2023年11月

          2023/11/01 平日だというのに3時までサシ飲みで煽り続けて酔いすぎた。 煽られたら最後、飲むことは正義、これは確実に学生時代に培った職業病だ。殴り合いだ。 2023/11/02 送別会でまた6時まで飲んだ。 酔って口が悪くなるのは、本当にやめたいのだけど今まで言えなかったことも言えたような気がする。後悔はない。イケメンだからって調子にのるなばーか。 2023/11/03 高尾山に登る。 山の中腹にあるあのもちもちだんごを食べに山に登っている感覚がある。 紅葉はまだ

          2023年10月

          2023/10/01 付き合っていくならば、たくさん可愛いとか言ってくれる人がいい。 可愛いって言って!と言ってもらう可愛いと、求めなくてももらえる好きな人からの可愛いは別物である。そのためには、可愛くならなければならないという肝心なことを忘れがちな私である。 そのままを愛してもらおうなど傲慢な欲に過ぎないのかもしれない。 2023/10/02 じゃがりこの細いやつハマった。 2023/10/03 会食で鮨を食べて、仕事しているなー! と感じるアツめの話などをした。

          2023年9月

          2023/09/01 家から3分のところに肉の刺身が食べられるところを見つけた。 父親と同じ名前のひととデートをした。 2023/09/02 五反田の街 「いまのアタシたちってセックスアンドザシティみたいじゃない?」 「あんなにかっこよくないけどね、がはは」 女は集まると強い。 久しぶりに朝7時まで飲んだ。 2023/09/03 お見合いみたいな事をした。 2023/09/04 夜はイチジクの白和えとイチジクのパスタを作った。ふるさと納税で届いたイチジクはとても1人では

          2023年8月

          2023/08/01 湯船に浸かったら全部良くなった。 湯船すごい。 2023/08/02 ハーゲンダッツバニラの高級版が出ていると、誰かと一緒にひとつを分け合って食べたいななんて思う。あの濃厚なバニラは人と分け合うくらいで丁度いい。 2023/08/03 毎日湯船に浸かって、夜も自炊しているのですが、恐ろしく調子がいい。 夜飲みにいかずに家に帰るだけでこんなにいいことがある。 ホルモンバランス的にも調子のいい時期で、大変良い。ずっとこのままが続けばいいのに。 2023

          2023年7月

          2023/07/01 誕生日を伝えたら、重陽の節句だねーとかサラッと返してくれた人がいた。9月9日を重陽の節句だと知っているとこにちょっと嬉しくなった。 当たり前だけど不吉な数字の誕生日だね!とか覚えやすい!(本当に覚えてくれているの?)とかカーネルサンダースの誕生日と一緒ですネ!とか言われるよりもずっと素敵だなってあの時、思ったなって思い出した。 2023/07/02 海浜幕張で降りたのは久しぶりで、海風を全身で浴びながら撮影をした。愛されたかった、本当に。撮影をするには

          2023年6月

          2023/06/02 蕎麦湯は十割のとろとろのやつに限りますね。 わたしはいつも、くだらないものまで写真を撮るけれど、思い出の機微を残したくて写真を撮っているのです。 2023/06/03 なりたいものにしかなれないとわかっているけど、なるようにしかならないとわかっているけど、自分がどうしたいのかわからない時の不安な感じを安定させてくれる何かに出会いたい。 私のことを好きになって欲しいなんておこがましいこと。 私は恋まがいのことをするといつも価値観も何もかも不安定になる。

          2023年5月

          2023/05/01 父親の誕生日を、お祝いしなかった。 父親は多分、75歳になった。 2023/05/02 パパイヤの種を植えたんだけど100個も目が出てきたんだ、と嬉しそうに笑っている。母親。ひろちゃん農園、という78歳のおばあちゃんのYouTubeを見ながらよく動くなあこのばあさん、ふんふん、とかこれが欲しいんだけど高いんだよなあ、今度カインズいってみるかあ、とか独り言を言っている。 園芸裏情報!とかいうYouTubeを熱心にみて勉強している。 2023/05/10

          2023年4月

          2023/04/01 11時間の睡眠で全ての精神が回復した。 ネイルを変えて素晴らしい気持ちで眠る。毎日これでいたい。 2023/04/02 南房総の方にいった。 集団ヌード写真はとても神妙な雰囲気になる。 映る理由について考える日だった。 2023/04/03 入社式。また新しい風の到来。 2023/04/06 わたしの満たされなさが誰かを救うことだってある 2023/04/07 1週間が終わった。 ご飯は他人が作ってくれた、ひとがつくったごはんはあたたかくて本当に

          2023年3月

          2023/03/01 自分の中に言葉が溢れて、身動きがとれなくなっている。 人間なんて本当はもっとシンプルなのだから整理整頓すればクリアになるはずなんだけど、その気力と時間がどこかに行ってしまった。 唐突に、久しぶりの友達から春だねと連絡が来た。 そうかもう春なのか。春だね、と連絡をくれる友達が私にいてよかった。 2023/03/03 取引先と飲んだ。今日はプライベートなんでと4回言われた。 仕事でしかみない顔の、プライベートな一面は特別な香りがしてよかった。 2023/

          2023年2月

          2023/02/01 仕事が忙しすぎて笑ってしまう。忙しい方が幸せ、頑張れる人の方が幸せ、私は今、幸せ。 2023/02/02 せっかく愛情の味がわかるようになったのに、母親のご飯を食べる機会が減っている。 どんな状況であっても、たくさん恋をしていきていきたい。今年は人間以外に恋をしてみたい。 2023/02/03 この日の月は別に綺麗じゃなかった。満ち欠けで言うと87%くらいのあまり光らない、夜に穴が空いたような月だった。 月について話したくても、月がどうのと連絡する相