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VTuber&VR考察マガジン

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このマガジンではV考察や統計、ファンの向き合い方などVTuber&VRに関する考察をアーカイブしつつ、紹介していく 詳細→https://note.mu/kanata_virtu… もっと読む
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#ホロライブ

Vtuberの外側と中身の曖昧な感覚

Vtuberの外側と中身の曖昧な感覚

今週のラジオトークのテーマはサブカルチャーということで、僕の最近の注目はVtuberです。そんなVtuberの凄さを話しています。

https://radiotalk.jp/talk/912340

さて、僕はVtuberをまあまあ見ているので、もう違和感はありませんが、初めて見た時は変な感覚でした。

Vtuberというのは、簡単にわかりやすくいうと、ふなっしーみたいなものです。
中身の人がい

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アニメ消費よりも、Vtuber消費には覚悟が必要な件

アニメ消費よりも、Vtuber消費には覚悟が必要な件

こんにちは。2020年に大手証券会社からドロップアウトして、エンタメスタートアップで働いているアラサー、ひでふくです。

今回は、アニメとVtuberの1年間のコンテンツ量を比較して、
Vtuberオタクの人に敬意を払いたいという話をしたいと思います。

今回はそもそもVtuberとは?みたいな話はせずに、
アニメ、ゲーム、Vtuberという2次元コンテンツの中で
単純にアニメとVtuberのコン

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2020年のVTuber業界はどう変わったか(後編:それぞれのVTuberたちの動向)

2020年のVTuber業界はどう変わったか(後編:それぞれのVTuberたちの動向)

どうも、思惟かねです。

過ぎ去った2020年を振り返りながら、2021年のVTuberの未来を見通す今回の記事。前回の2020年分析(前編):3つのトレンドとデータから見える変化では、

①COVID-19が狂わせた企業勢の「3年目」
②「ステイホーム」がVTuberの世界を広げた
③海外のVTuber視聴者数が爆発的に増加

という3つのポイントから2020年の大局を分析しました。

この後編

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2020年のVTuber業界はどう変わったか(前編:3つのトレンドとデータから見える変化)

2020年のVTuber業界はどう変わったか(前編:3つのトレンドとデータから見える変化)

2017年に始まり、2018年の爆発的な第一次ブームを経て変わり続けるVTuberの世界。それは生まれてわずか4-5年に過ぎない新しすぎる世界です。
ゆえにわずか1年の変化が持つ意味はとても大きく、だからこそこうして私がアニュアルレポートを書く意味もあるのだと思います。

いまや「VTuber」という言葉が指すものはあまりに多様になりつつありますが、けれどまとまりに欠けることは承知で、昨年の201

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『キズナアイ派閥』の可能性〜にじさんじ・ホロライブに並ぶ勢力〜

『キズナアイ派閥』の可能性〜にじさんじ・ホロライブに並ぶ勢力〜

 2020年にキズナアイと絡みがあったVtuberの内、実際に仲が良さそうな方を勝手に「キズナアイ派閥」としてまとめた。判定基準は俺の独断と偏見による。新旧織り混ざったメンバーで、にじさんじ、ホロライブに並ぶ第三勢力最有力候補の一つであると俺は確信している。まあ戦争してるわけでもないのでにじホロの人も混ぜているが。

 企業も個人も関係なく、別々のアニメや漫画のキャラが交流しているような楽しさ。俺

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今だからこそ考える【Vtuberがヒットした理由】

今だからこそ考える【Vtuberがヒットした理由】

こんにちは、バーチャルアナウンサーの京野聖也です。
「最近noteを開くことすらしていなかったな」と思い、久々にnoteでいろいろな文章を読み、この2つのコラムが特に印象に残りました。

電脳少女シロさんのファンのことを「シロ組」といいまして、そのシロ組の方が現在のシロさんの活動状況や浮かび上がる数字を憂い、打開するためにはどのような策が有効かを語るという内容です。

私がVtuberを好きになっ

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君はVtuberを10年推せるか?

君はVtuberを10年推せるか?

ニコニコの全盛期はいつだろうか?もちろん人によって違うだろうが、多くの人が2007年~2012年あたりのニコニコの歴史で言ったら前半部分に収まっていることだろう。この時期にデビューし、現在まで活躍している人材は多く、例えばゲーム実況だと最終兵器俺達やガッチマン、レトルト、アブ、もこう、うんこちゃん(加藤純一)などがいて、音楽では紅白出場まで果たしたハチ(米津玄師)、生主だとコレコレや石川典行等がい

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VTuberのリアルタイム配信における臨場感の演出について

VTuberのリアルタイム配信における臨場感の演出について

初めてnoteを書きます。
今回はVTuberのためのリアルタイム配信システムとしてのホロライブのこだわりについて書きたいと思います。
久々に文章を書くので拙い部分が多々あるかと思いますがご了承ください…。

先日「ときのそら誕生日後夜祭ライブ」にてホロライブの新しいライブステージのお披露目が行われました。

今回、お披露目になったライブステージはホロライブメンバーが誰でも扱える汎用ステージになっ

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ガワのついた生主

ガワのついた生主

演者のゴシップやゲームの権利問題など話題に事欠かないVtuber界。かつて四天王と呼ばれた動画中心のVtuberが活躍してた時代の夢を追い、現在の配信タイプのVtuberを憂う人たち。その人たちが口をそろえて言うのが「ガワのついた生主」。

Vtuber批判のときに紋切型のように言われるこの言葉。本当に「ガワのついた生主」なのだろうか。それじゃダメなのだろうか。

ニコ生の女帝人気Vtuberはか

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『ARKマルチサーバー』に見るにじさんじとホロライブの違い

『ARKマルチサーバー』に見るにじさんじとホロライブの違い

 今年に入り、にじさんじとホロライブという2大VTuber事務所において、急速に流行の度合いを強めているゲームがある。その名を『ARK:Survival Evolved』という。
 ざっくりと説明するなら、オープンワールドのマップを探索し、原野に生息する恐竜や古代生物達を捕らえて飼い馴らし、難敵の潜む洞窟や強力なボスキャラクターを踏破するアクションゲームである。周囲の環境に対して不利で無力気味なキ

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にじさんじ文化論「馴れ合いの増加、低め合う関係性」

にじさんじ文化論「馴れ合いの増加、低め合う関係性」

※注意書き

当記事における内容はにじさんじをコンテンツとして捉えた場合の一視聴者目線からの考察です。
「ライバー毎の人気には格差があるけど、どういう理屈でその差が生まれているのか」
「視聴者数を増やすにはどうすれば良いのか」
「コラボを通してどのような経路でファンが共有されるのか」
など私が通常のコミュニティでは発信し難いと感じた話が中心となります。
その為、時には「人気が乏しいライバー」、「こ

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2020年のVTuber業界はどうなるか?を読む 後編(2020年のVTuber界隈の予測)

前編:2020年のVTuber業界はどうなるか?を読む 前編(2019年までのVTuber界隈の動向)の続きの記事になります。

4. 2020年のVTuber業界動向の展望:総論さて、本題に入りましょう。2020年、VTuber業界はどのように動いていくのでしょうか?
まず前章での2019年の流れを受けて、2020年がどのような意味を持つ年かということに触れておきます。

結論からいえば、202

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ガチ恋勢とアンチガチ恋勢・ホロスターズにまつわる騒動を見て

ガチ恋勢とアンチガチ恋勢・ホロスターズにまつわる騒動を見て

事の経緯本日(5月27日)のお昼すぎ、VTuberグループ・ホロライブの運営で知られるカバー(株)から、「男性VTuber事務所ホロスターズを設立する」というプレスリリースがありました。

ホロライブは女性だけのグループで、アイドル路線なので、いわゆるガチ恋勢の中では不安視する雰囲気が渦巻いていました。それに反応したのかどうなのか、同日の夕方5時頃、公式に以下のツイートが投下されました。

ホロラ

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