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【4/20からクラウドファンディングをしますよ〜〜〜〜〜。】 元保育士が世界中を旅し…

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【4/20からクラウドファンディングをしますよ〜〜〜〜〜。】 元保育士が世界中を旅した記録を少しずつ載せていきます。8月練馬区立美術館にて集めた子どもの絵の展覧会を開く予定。 継続と努力が苦手。

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【クラウドファンディングで展覧会を開催します】

このたび、練馬区立美術館にて子どもの絵の展覧会を開催することが決定いたしました。 Noteではだらだらと記録を残していますが、実は帰国してもう半年以上が経っています。最近までは展覧会をするのに良い場所を探しまわり、会場を抑えるための抽選をしては落ち、なかなか前に進まない日々が続いてましたが、ようやく8月に練馬区立美術館にて展覧会を行うことが決まりました。 行った国は約30カ国。数え切れないほど人に助けられた僕の人並みの旅は、子どもと彼らの絵のおかげで誰かに自慢したいものに

    • 晴れ時々火花

      飛行機事故から何日か経ち、僕は無事にカトマンズに戻った。ポカラでは体調を崩してほとんどの時間をベッドで過ごす事になり、印象に残っている出来事といえば同室の女の子からお見舞いのみかんをもらったことぐらいだろうか。僕が寝込んでいる間に彼女が出発してしまったので、せっかくの海外で日本人遭遇の機会をフイにしてしまったのは残念だった。決して日本で会うことのなかった人に海外で会うのは何か特別なものを感じてしまう。 Googleマップで見つけた日本食レストランへ鼻歌混じりに向かっていた。空

      • そのつもりはなくとも命懸けの旅だった

        宿から戻るとスマホに何件もLINEの通知が来ていた。とうとうこのブログかインスタがバズって草間彌生や村上隆にでも知られたかな〜なんて思ったらそんなはずはなく、インドの友達がyoutubeにアップした僕の親子丼クッキング動画がジャスティンビーバーに引用リツートされたわけでもなく、珍しく家族から心配の連絡だった。我が家の次男は生きているかと。 それもそのはず、この日は2023年1月15日ネパールのカトマンズ発ーポカラ着の飛行機が墜落事故に遭った日だったのだ。この事故によって乗客

        • ネパールのお絵かき教室に殴り込み

          カンボジアのシェムリアップで1日の終わりに会う度にタトゥーが増えていたベトナム人と仲良しになったことから、ネパール出身のアーティスト兼子ども向け絵画教室の先生をしているという女性を紹介してもらうことになった。インドのバラナシから電車とバスを乗り継いでネパールのカトマンズへ向かいながら、インドの国境を越えるものの隣国ではあるため、ネパールもほぼ似たような国だろうと多少のカオス感を覚悟していた。しかし道路を走る車のお行儀の良さや、バス停から宿に向かうために利用したバイクタクシーと

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        【クラウドファンディングで展覧会を開催します】

          インド人の家に招待されました

          タージマハルのある街アグラ。玉ねぎみたいな屋根をしたこの巨大な墓以外にあるのは、どこでも見られる野犬と牛の肛門だけだった。インドに来てからこのブログに品の無さが増したように感じるが、これはもうしょうがない。だってここがインドなのだから。 しかし、他の街では味わえないような経験がここで出来た。タイトルの通り、地元のインド人の家に招待されたのである。彼の名前はパンカジ。日本の就労ビザの習得に勤しむ26歳。その為、彼の日本語はとっても上手で今すぐに行っても問題はなさそうなのだが、

          インド人の家に招待されました

          【参考にならない】インド都市別レビュー

          タージマハールとガンジス川に行っておけば良いかなとスタンプラリー感覚でインドを訪れてさっさと次の国に行こうと思っていたのだが、蓋を開けてみれば7都市も滞在していた。各地を訪れるたびにインドの魅力に惹かれていき、牛のフンに鼻をつまんで過ごした1カ月間で分かったことは、インド人は本当に毎日カレーを食べるという事。彼らからするとカレーとそうでない料理との違いがあるようで「これは黄色じゃないからカレーではない」とか「この料理に使われているスパイスの種類がカレーではない」とか訳の分から

          【参考にならない】インド都市別レビュー

          【インド】カオスナマステ子どもちゃん

          バンコクの宿でおっちゃんからインドへの入国で税関職員に嘘をつかれて苦労した話を聞かされ、ちょうどそのときに読んでいたさくらももこのエッセイ「さるのこしかけ」で、インド旅行記の締めくくりに”インド人が偉大だったのは0の発見とタージ・マハルを建てたことだけだ”と結論づけていたことから、僕はインド入国前からすでにちょっと出国したかった。そしてこのマイナスの気持ちを後押しするかのようなデリーのナマステっぷりに、さっさと目的の場所に行ってこの国から離れようと思った。ちなみにここでいう「

          【インド】カオスナマステ子どもちゃん

          オートリキシャ運転手に口説かれる

          夏にロンドンで美容師をしている友だちに会ってから約半年経った今現在まで一度も髪を切っていないので、襟足が肩に付くぐらい伸びている。僕がYouTuberなら【スパイス香る!インドでナマステ散髪!!】みたいなタイトルをつけ、ローカル美容院で髪を切る動画をアップしていたところだが、撮れ高の為の惜しまない努力と収益を得るほどの登録者数を獲得するまでの強い根気が求められ、さらにそれらの半永久的な継続を強いられるこの職業は、宿の部屋内で鼻くそをほじってそれを丸めることで1日を終える僕みた

          オートリキシャ運転手に口説かれる

          【みんなで描いた絵を寄贈しました】

          たくさんの子どもたちに描いてもらえてホクホクしていた僕に、「明日も来る?」と子どもたちが言ってくれました。愚問です。その日の夜、お店が閉まるギリギリの時間に画材を買い足し翌朝公園へ向かうと、既に絵を描きたくて鼻息をフガフガと荒くしている子どもたちがいました。もっと人数集まってからにしよっかな〜と思っていましたがバンコク猪たちに突進されたら怖いので、さっそく用意した大きな画用紙に絵を描いてもらいました。 前日は10人以上の子どもたちをいっぺんに相手していたので、一人ひとりとコ

          【みんなで描いた絵を寄贈しました】

          タイの子どもに絵を描いてもらいました

          サワディーカー、コップンカー、イイコイネエカー? イイコイタ!!! バンコクの中心から離れた街の公園には子ども向けの図書館が併設されていました。僕が訪問した時間は子どもたちが学校に行っている時間だったのでしばらく居させてもらうことに。ゴリゴリのゆとり教育の下で育った僕なので「土曜日だから学校ないっしょ〜!」と当たり前のように思っていたのですが、タイの子どもたちにゆとっている暇はないようでした。 図書館のおばちゃんたちは机やゴザを用意してくれたり僕の手伝いをしてくれ、その

          タイの子どもに絵を描いてもらいました

          タイのビーチで何もしない

          レストランで言われた値段を聞き返しただけなのに「こいつ文句言ってやがる」と濡れ衣を着させられ、ふざけるなとひと揉めしたバンコクに中指を立てた後に向かったのは、ヨーロッパの人たちがこぞって日焼けをしに訪れるホアヒンというビーチリゾート。 ヨーロッパの赤黒いじいちゃんは大抵寒い時期にこの場所へ赴き、魚の干物のようにベッドに寝そべって肌がパリパリになるまで日焼けをしている。そう断定してもいいくらいホアヒンのビーチはヨーロッパ老夫婦で溢れかえっていた。そんなじじばばが集まるところな

          タイのビーチで何もしない

          カンボジアの子どもに絵を描いてもらいました

          前歯にマリファナを詰めてカンボジア入国しようとしたものの、空港で見つかって歯ごと没収された自称シャーマンのリトアニア人と、毎晩会うたびに上半身のタトゥーが増えているベトナム人が同室のおもしろ宿に滞在した。ここはアンコールワットで有名なシェムリアップの中心から少し離れた静かな街に位置しており、夜中には犬の遠吠えで目が覚めることもあった。 宿で借りた自転車で気の赴くままにペダルを漕ぎ進めて街を離れていくと、視界を捉えるのは田んぼと牛ばかり。この景色がものすごく綺麗なのだが、贅沢

          カンボジアの子どもに絵を描いてもらいました

          【カンボジア入国】人くらい信じたい

          海外に行っては地元の料理や水を試してはもれなくお腹を壊す僕なのだが、今回もお約束通り便器で悶える事になった。これが僕にとってこの旅の始まりの合図のようなもので、これから免疫をつけるために必要な胃腸にとってのビザと言ってもいいだろう。ただ、お腹を壊すのに漏れなくという表現はあっているようで、あっていない気がしてならない。原因は屋台のちょっと危ない味のした謎の汁か、ベトナムコーヒーの飲み過ぎといったところか。 海外に行くことの楽しさの大半を占めるのが異文化に触れる事にあると思う

          【カンボジア入国】人くらい信じたい

          ベトナムの子どもに絵を描いてもらいました

          カンボジアにそこそこ近くてそこそこ大きい都市、ロンスエン。メコン川の支流の川沿いには開発途中のリゾート地と、小洒落たカフェ。そしてお父さんが4人の子どもを連れて遊ばせるにはぴったりの公園がありました。 お兄ちゃんや姉ちゃんの真似っこしたいんだなあ〜という感じで二人の後を追うようにしていたティム。子どもの表現を尊重したいのでお絵描き中の声掛けには細心の注意を払っていますが、ベトナムの子たちには日本語はおろか英語も全く通じなかったのである意味有り難かったです。 初めは色鉛筆を

          ベトナムの子どもに絵を描いてもらいました

          田舎に留まろう

          ベトナムに来て1週間が経とうとしていた。そろそろ子どもの絵を集めに行かないと、ただローカルフードを堪能しただけで旅を終えてしまいそうだったので動き出す事にした。目指す先は面白い子どものいそうな田舎。宿泊していたカントーからゆらゆらバスを乗り継ぎ、隣の都市ロンスエンとの間の地域が農村っぽかったのでそこに立ち寄ることにした。綺麗でクッションの効いた座席のバスは本数が少ないのに問題があるものの、思っていたよりもずっと快適だった。街を抜け、窓から見える空が少しずつ広くなっていき、そこ

          田舎に留まろう

          ナイトマーケットで見つけた昼夜のギャップ

          宿から歩いてすぐの場所にナイトマーケットがある。市場とは言ったものの、せまーーーい道の両端にたくさんの屋台が肩を寄せ合いながら所狭しと並んでいる。「ダバダバ!!!!!」「ブラブラブラ!!!」と市場は、店員の客引きの声やお客さんの声で賑わっている。飛行機疲れと初ベトナムで少しだけナーバスになっていた僕だったが、そのローカル感と絶妙な清潔さと治安から、気を抜いてはいけないなと思わせる雰囲気がそこにあった。初めて現地で口にした料理は温かいソーメンみたいなものだった。一口目で美味しさ

          ナイトマーケットで見つけた昼夜のギャップ