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【4/20からクラウドファンディングをしますよ〜〜〜〜〜。】 元保育士が世界中を旅し…

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【4/20からクラウドファンディングをしますよ〜〜〜〜〜。】 元保育士が世界中を旅した記録を少しずつ載せていきます。8月練馬区立美術館にて集めた子どもの絵の展覧会を開く予定。 継続と努力が苦手。

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【クラウドファンディングで展覧会を開催します】

このたび、練馬区立美術館にて子どもの絵の展覧会を開催することが決定いたしました。 Noteではだらだらと記録を残していますが、実は帰国してもう半年以上が経っています…

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1か月前
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晴れ時々火花

飛行機事故から何日か経ち、僕は無事にカトマンズに戻った。ポカラでは体調を崩してほとんどの時間をベッドで過ごす事になり、印象に残っている出来事といえば同室の女の子…

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1か月前
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そのつもりはなくとも命懸けの旅だった

宿から戻るとスマホに何件もLINEの通知が来ていた。とうとうこのブログかインスタがバズって草間彌生や村上隆にでも知られたかな〜なんて思ったらそんなはずはなく、インド…

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1か月前
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ネパールのお絵かき教室に殴り込み

カンボジアのシェムリアップで1日の終わりに会う度にタトゥーが増えていたベトナム人と仲良しになったことから、ネパール出身のアーティスト兼子ども向け絵画教室の先生を…

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インド人の家に招待されました

タージマハルのある街アグラ。玉ねぎみたいな屋根をしたこの巨大な墓以外にあるのは、どこでも見られる野犬と牛の肛門だけだった。インドに来てからこのブログに品の無さが…

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【参考にならない】インド都市別レビュー

タージマハールとガンジス川に行っておけば良いかなとスタンプラリー感覚でインドを訪れてさっさと次の国に行こうと思っていたのだが、蓋を開けてみれば7都市も滞在してい…

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3か月前
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【インド】カオスナマステ子どもちゃん

バンコクの宿でおっちゃんからインドへの入国で税関職員に嘘をつかれて苦労した話を聞かされ、ちょうどそのときに読んでいたさくらももこのエッセイ「さるのこしかけ」で、…

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3か月前
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オートリキシャ運転手に口説かれる

夏にロンドンで美容師をしている友だちに会ってから約半年経った今現在まで一度も髪を切っていないので、襟足が肩に付くぐらい伸びている。僕がYouTuberなら【スパイス香る…

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4か月前
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【みんなで描いた絵を寄贈しました】

たくさんの子どもたちに描いてもらえてホクホクしていた僕に、「明日も来る?」と子どもたちが言ってくれました。愚問です。その日の夜、お店が閉まるギリギリの時間に画材…

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5か月前
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タイの子どもに絵を描いてもらいました

サワディーカー、コップンカー、イイコイネエカー? イイコイタ!!! バンコクの中心から離れた街の公園には子ども向けの図書館が併設されていました。僕が訪問した時間…

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6か月前
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タイのビーチで何もしない

レストランで言われた値段を聞き返しただけなのに「こいつ文句言ってやがる」と濡れ衣を着させられ、ふざけるなとひと揉めしたバンコクに中指を立てた後に向かったのは、ヨ…

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6か月前
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カンボジアの子どもに絵を描いてもらいました

前歯にマリファナを詰めてカンボジア入国しようとしたものの、空港で見つかって歯ごと没収された自称シャーマンのリトアニア人と、毎晩会うたびに上半身のタトゥーが増えて…

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6か月前
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【カンボジア入国】人くらい信じたい

海外に行っては地元の料理や水を試してはもれなくお腹を壊す僕なのだが、今回もお約束通り便器で悶える事になった。これが僕にとってこの旅の始まりの合図のようなもので、…

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7か月前
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ベトナムの子どもに絵を描いてもらいました

カンボジアにそこそこ近くてそこそこ大きい都市、ロンスエン。メコン川の支流の川沿いには開発途中のリゾート地と、小洒落たカフェ。そしてお父さんが4人の子どもを連れて…

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7か月前
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田舎に留まろう

ベトナムに来て1週間が経とうとしていた。そろそろ子どもの絵を集めに行かないと、ただローカルフードを堪能しただけで旅を終えてしまいそうだったので動き出す事にした。…

かん
7か月前
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ナイトマーケットで見つけた昼夜のギャップ

宿から歩いてすぐの場所にナイトマーケットがある。市場とは言ったものの、せまーーーい道の両端にたくさんの屋台が肩を寄せ合いながら所狭しと並んでいる。「ダバダバ!!…

かん
7か月前
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【クラウドファンディングで展覧会を開催します】

【クラウドファンディングで展覧会を開催します】

このたび、練馬区立美術館にて子どもの絵の展覧会を開催することが決定いたしました。

Noteではだらだらと記録を残していますが、実は帰国してもう半年以上が経っています。最近までは展覧会をするのに良い場所を探しまわり、会場を抑えるための抽選をしては落ち、なかなか前に進まない日々が続いてましたが、ようやく8月に練馬区立美術館にて展覧会を行うことが決まりました。

行った国は約30カ国。数え切れないほど

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晴れ時々火花

晴れ時々火花

飛行機事故から何日か経ち、僕は無事にカトマンズに戻った。ポカラでは体調を崩してほとんどの時間をベッドで過ごす事になり、印象に残っている出来事といえば同室の女の子からお見舞いのみかんをもらったことぐらいだろうか。僕が寝込んでいる間に彼女が出発してしまったので、せっかくの海外で日本人遭遇の機会をフイにしてしまったのは残念だった。決して日本で会うことのなかった人に海外で会うのは何か特別なものを感じてしま

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そのつもりはなくとも命懸けの旅だった

そのつもりはなくとも命懸けの旅だった

宿から戻るとスマホに何件もLINEの通知が来ていた。とうとうこのブログかインスタがバズって草間彌生や村上隆にでも知られたかな〜なんて思ったらそんなはずはなく、インドの友達がyoutubeにアップした僕の親子丼クッキング動画がジャスティンビーバーに引用リツートされたわけでもなく、珍しく家族から心配の連絡だった。我が家の次男は生きているかと。

それもそのはず、この日は2023年1月15日ネパールのカ

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ネパールのお絵かき教室に殴り込み

ネパールのお絵かき教室に殴り込み

カンボジアのシェムリアップで1日の終わりに会う度にタトゥーが増えていたベトナム人と仲良しになったことから、ネパール出身のアーティスト兼子ども向け絵画教室の先生をしているという女性を紹介してもらうことになった。インドのバラナシから電車とバスを乗り継いでネパールのカトマンズへ向かいながら、インドの国境を越えるものの隣国ではあるため、ネパールもほぼ似たような国だろうと多少のカオス感を覚悟していた。しかし

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インド人の家に招待されました

インド人の家に招待されました

タージマハルのある街アグラ。玉ねぎみたいな屋根をしたこの巨大な墓以外にあるのは、どこでも見られる野犬と牛の肛門だけだった。インドに来てからこのブログに品の無さが増したように感じるが、これはもうしょうがない。だってここがインドなのだから。

しかし、他の街では味わえないような経験がここで出来た。タイトルの通り、地元のインド人の家に招待されたのである。彼の名前はパンカジ。日本の就労ビザの習得に勤しむ2

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【参考にならない】インド都市別レビュー

【参考にならない】インド都市別レビュー

タージマハールとガンジス川に行っておけば良いかなとスタンプラリー感覚でインドを訪れてさっさと次の国に行こうと思っていたのだが、蓋を開けてみれば7都市も滞在していた。各地を訪れるたびにインドの魅力に惹かれていき、牛のフンに鼻をつまんで過ごした1カ月間で分かったことは、インド人は本当に毎日カレーを食べるという事。彼らからするとカレーとそうでない料理との違いがあるようで「これは黄色じゃないからカレーでは

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【インド】カオスナマステ子どもちゃん

【インド】カオスナマステ子どもちゃん

バンコクの宿でおっちゃんからインドへの入国で税関職員に嘘をつかれて苦労した話を聞かされ、ちょうどそのときに読んでいたさくらももこのエッセイ「さるのこしかけ」で、インド旅行記の締めくくりに”インド人が偉大だったのは0の発見とタージ・マハルを建てたことだけだ”と結論づけていたことから、僕はインド入国前からすでにちょっと出国したかった。そしてこのマイナスの気持ちを後押しするかのようなデリーのナマステっぷ

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オートリキシャ運転手に口説かれる

オートリキシャ運転手に口説かれる

夏にロンドンで美容師をしている友だちに会ってから約半年経った今現在まで一度も髪を切っていないので、襟足が肩に付くぐらい伸びている。僕がYouTuberなら【スパイス香る!インドでナマステ散髪!!】みたいなタイトルをつけ、ローカル美容院で髪を切る動画をアップしていたところだが、撮れ高の為の惜しまない努力と収益を得るほどの登録者数を獲得するまでの強い根気が求められ、さらにそれらの半永久的な継続を強いら

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【みんなで描いた絵を寄贈しました】

【みんなで描いた絵を寄贈しました】

たくさんの子どもたちに描いてもらえてホクホクしていた僕に、「明日も来る?」と子どもたちが言ってくれました。愚問です。その日の夜、お店が閉まるギリギリの時間に画材を買い足し翌朝公園へ向かうと、既に絵を描きたくて鼻息をフガフガと荒くしている子どもたちがいました。もっと人数集まってからにしよっかな〜と思っていましたがバンコク猪たちに突進されたら怖いので、さっそく用意した大きな画用紙に絵を描いてもらいまし

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タイの子どもに絵を描いてもらいました

タイの子どもに絵を描いてもらいました

サワディーカー、コップンカー、イイコイネエカー?

イイコイタ!!!

バンコクの中心から離れた街の公園には子ども向けの図書館が併設されていました。僕が訪問した時間は子どもたちが学校に行っている時間だったのでしばらく居させてもらうことに。ゴリゴリのゆとり教育の下で育った僕なので「土曜日だから学校ないっしょ〜!」と当たり前のように思っていたのですが、タイの子どもたちにゆとっている暇はないようでした。

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タイのビーチで何もしない

タイのビーチで何もしない

レストランで言われた値段を聞き返しただけなのに「こいつ文句言ってやがる」と濡れ衣を着させられ、ふざけるなとひと揉めしたバンコクに中指を立てた後に向かったのは、ヨーロッパの人たちがこぞって日焼けをしに訪れるホアヒンというビーチリゾート。

ヨーロッパの赤黒いじいちゃんは大抵寒い時期にこの場所へ赴き、魚の干物のようにベッドに寝そべって肌がパリパリになるまで日焼けをしている。そう断定してもいいくらいホア

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カンボジアの子どもに絵を描いてもらいました

カンボジアの子どもに絵を描いてもらいました

前歯にマリファナを詰めてカンボジア入国しようとしたものの、空港で見つかって歯ごと没収された自称シャーマンのリトアニア人と、毎晩会うたびに上半身のタトゥーが増えているベトナム人が同室のおもしろ宿に滞在した。ここはアンコールワットで有名なシェムリアップの中心から少し離れた静かな街に位置しており、夜中には犬の遠吠えで目が覚めることもあった。

宿で借りた自転車で気の赴くままにペダルを漕ぎ進めて街を離れて

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【カンボジア入国】人くらい信じたい

【カンボジア入国】人くらい信じたい

海外に行っては地元の料理や水を試してはもれなくお腹を壊す僕なのだが、今回もお約束通り便器で悶える事になった。これが僕にとってこの旅の始まりの合図のようなもので、これから免疫をつけるために必要な胃腸にとってのビザと言ってもいいだろう。ただ、お腹を壊すのに漏れなくという表現はあっているようで、あっていない気がしてならない。原因は屋台のちょっと危ない味のした謎の汁か、ベトナムコーヒーの飲み過ぎといったと

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ベトナムの子どもに絵を描いてもらいました

ベトナムの子どもに絵を描いてもらいました

カンボジアにそこそこ近くてそこそこ大きい都市、ロンスエン。メコン川の支流の川沿いには開発途中のリゾート地と、小洒落たカフェ。そしてお父さんが4人の子どもを連れて遊ばせるにはぴったりの公園がありました。

お兄ちゃんや姉ちゃんの真似っこしたいんだなあ〜という感じで二人の後を追うようにしていたティム。子どもの表現を尊重したいのでお絵描き中の声掛けには細心の注意を払っていますが、ベトナムの子たちには日本

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田舎に留まろう

田舎に留まろう

ベトナムに来て1週間が経とうとしていた。そろそろ子どもの絵を集めに行かないと、ただローカルフードを堪能しただけで旅を終えてしまいそうだったので動き出す事にした。目指す先は面白い子どものいそうな田舎。宿泊していたカントーからゆらゆらバスを乗り継ぎ、隣の都市ロンスエンとの間の地域が農村っぽかったのでそこに立ち寄ることにした。綺麗でクッションの効いた座席のバスは本数が少ないのに問題があるものの、思ってい

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ナイトマーケットで見つけた昼夜のギャップ

ナイトマーケットで見つけた昼夜のギャップ

宿から歩いてすぐの場所にナイトマーケットがある。市場とは言ったものの、せまーーーい道の両端にたくさんの屋台が肩を寄せ合いながら所狭しと並んでいる。「ダバダバ!!!!!」「ブラブラブラ!!!」と市場は、店員の客引きの声やお客さんの声で賑わっている。飛行機疲れと初ベトナムで少しだけナーバスになっていた僕だったが、そのローカル感と絶妙な清潔さと治安から、気を抜いてはいけないなと思わせる雰囲気がそこにあっ

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