からあげめがね

今後の作文予定テーマ=Keith Urban、T.M.R(西川貴教)等。音楽、ドラマ、…

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今後の作文予定テーマ=Keith Urban、T.M.R(西川貴教)等。音楽、ドラマ、映画好き。30代後半、男性。関東在住。

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松雪泰子さんについて考える(58)劇団☆新感線『神州無頼街』

松雪さん出演シーンの充実度:8点(/10点) 作品の面白さ:? 上演年月:2022年3月~5月(大阪、静岡、東京) 視聴方法:WOWOW ※会場での観劇ではなく、WOWOWで視聴した感想です。 ※多少のネタバレを含みますが、決定的なオチや展開には触れないようしております。 YouTubeで制作発表記者会見の動画を見ることができる。主演・高嶋政宏さんの発言のいくつかが、場を盛り上げようとするリップサービスとはいえ、セクハラすれすれ。福士蒼汰さんと宮野真守さんが健気にツッ

    • 松雪泰子さんについて考える(57)音楽劇『海王星』

      *このシリーズの記事一覧はこちら* *松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」* 松雪さん出演シーンの充実度:7点(/10点) 作品の面白さ:7点(/10点) 上演年月:2021年12月(渋谷・PARCO劇場)※地方公演5会場 公式サイト:https://stage.parco.jp/program/kaiousei 視聴方法:WOWOW ※会場での観劇ではなく、WOWOWで視聴した感想です。 ※結末に関するネタバレを含みますので、ご注意ください。

      • 松雪泰子さんについて考える(56)劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season鳥』

        *このシリーズの記事一覧はこちら* *松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」* 松雪さん出演シーンの充実度:8点(/10点) 作品の面白さ:? 上演年月:2017年6月27日~9月1日(IHIステージアラウンド東京) 視聴方法:Prime Video(Amazon) ※会場での観劇ではなく、配信で視聴した感想です。 ※多少のネタバレを含みますが、決定的なオチや展開には触れないようしております。 2024年3月末、IHIステージアラウンド東京が

        • 読書記録(05)川端康成『みずうみ』

          *このシリーズの投稿はこちら* ストーカーの気味悪い話。…といえばそれまでだが、川端作品である以上、それが作品の本質ではない。 なぜ『みずうみ』というタイトルか。主人公・桃井銀平の幼い頃の記憶の端々に、みずうみが登場する。家の近くにあった。父はそこで死んだ。銀平は、鼠の死骸を放り投げたこともある。 一方、初恋の相手である従姉「やよい」と、みずうみを歩いた淡く静謐な思い出。美しい従姉。それ以上に美しかった、銀平の母。 しかし、父の死から間もなく、やよいや母との関係は断絶

        松雪泰子さんについて考える(58)劇団☆新感線『神州無頼街』

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        • 松雪泰子さんについて考える
          58本
        • 読書記録
          5本
        • ドラマ・映画感想文
          11本
        • 観劇記録
          1本
        • 藤圭子を偲びつづける
          2本

        記事

          ドラマ・映画感想文(11)『貴公子』

          *このシリーズの投稿はこちら* 作品の面白さ:10点(/10点) 制作年:2023年(日本公開は2024年) 公式サイト:https://synca.jp/kikoushi/ ※多少ネタバレを含みますので、ご注意ください。 予告編に惹かれて映画館へ。 かなり面白かった。映像的な見所が多く、もう一度観たいと思うくらい。 語弊を恐れず言うと、『闇金ウシジマくん』の世界を舞台に、丑島社長を韓流イケメンに置き換えて、『名探偵コナン』や『SPY×FAMILY』のエッ

          ドラマ・映画感想文(11)『貴公子』

          読書記録(04)三浦綾子『塩狩峠』

          *このシリーズの投稿はこちら* *結末に関するネタバレを含みますのでご注意ください* 三浦綾子記念文学館 2年近く前、北海道旭川旅行中、三浦綾子記念文学館に立ち寄った。 着いて驚いた。館の隣の林。『氷点』のイメージそのまま。作品の世界から出てきたよう。 恥ずかしながら、完読したことのある作品は『塩狩峠』(1966年)だけだった。それも小学生の頃の話で、意味をよく理解できていなかったはず。なお、『氷点』は上巻の途中までしか。 ひととおり館内を見てまわり、やはり『泥

          読書記録(04)三浦綾子『塩狩峠』

          読書記録(03)谷崎潤一郎『蓼食う虫』

          谷崎潤一郎を読もうと思い、手始めにこの作品を選んだ。 本当は『痴人の愛』あたりから手に取るのが定石なんだろうけど、本作のあらすじを読む限り、どうやら読みやすそうだったので。 極めて俗世的な話。性交渉をもたなくなった夫婦がグズグズ悩む。夫も妻も、家庭外に異性のパートナーをもつものの、子どもがいるし離婚するのは憚られるよね、でも…という。 令和の今でもこのストーリーのままドラマ化できそう。しかし、昭和初頭(1920年代後半)の作品と知って驚いた。約100年前の小説である。当

          読書記録(03)谷崎潤一郎『蓼食う虫』

          松雪泰子さんについて考える(55)舞台『東京月光魔曲』

          *このシリーズの記事一覧はこちら* *松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」* 松雪さん出演シーンの充実度:9点(/10点) 作品の面白さ:8点(/10点) 上演年月:2009年12月~2010年1月(Bunkamuraシアターコクーン) 視聴方法:DVD ※会場での観劇ではなく、DVDで視聴した感想です。 ※多少のネタバレを含みますが、決定的なオチや展開には触れないようしております。 幸運にもBOOK OFFで中古DVDを発見し購入。200

          松雪泰子さんについて考える(55)舞台『東京月光魔曲』

          ドラマ・映画感想文(10)『ブルックリンでオペラを(原題:SHE CAME TO ME)』

          *このシリーズの投稿はこちら* 作品の面白さ:7点(/10点) 制作年:2023年(日本公開は2024年) 公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/BrooklynOpera/ ※多少ネタバレを含みますので、ご注意ください。 ヒューマントラストシネマ有楽町にて。スクリーン1(大きい方)だったが、客席はけっこう埋まっていた。私も、左は映画通っぽいおじさん、右は若い女性に挟まれながら鑑賞した。 それにしても、この映画館は、ポップコー

          ドラマ・映画感想文(10)『ブルックリンでオペラを(原題:SHE CAME TO ME)』

          観劇記録(01)『カラカラ天気と五人の紳士』

          観劇日:2024/4/10 会場:シアタートラム(東京・世田谷) 公式サイト:https://www.siscompany.com/produce/lineup/karakara/ *ネタバレを含みますのでご注意ください 以前から、堤真一さんを生で観てみたかった。しかし、前売りチケットは発売日に即完売。シアタートラムはキャパが200強と小さいため、いくら公演数が多くても仕方ないか…と諦めかけたが、ちゃんと当日券が販売された。 2時間並んで買ったのは、最後列の端。そ

          観劇記録(01)『カラカラ天気と五人の紳士』

          読書記録(02)川端康成『千羽鶴』

          *結末に関するネタバレを含みますのでご注意ください* 『古都』につづき川端康成作品を手に取ったが、この『千羽鶴』は非常に難解だった。 表面的な筋書きだけなら簡単に理解できる話で、主人公の男「菊治」が、亡き父のかつての不倫相手「太田夫人」と情交を結んだものの、夫人は自殺する。その後、その娘「文子」とも雲雨の夢を見るが、直後、文子は姿をくらました。ただそれだけの話。 言わずもがな、川端は、このストーリーそれ自体を表現したいのではない。この中で描かれる「美しい存在がもつ罪深さ

          読書記録(02)川端康成『千羽鶴』

          松雪泰子さんについて考える(54)『ノンレムの窓 2024・春「PTA」』

          *このシリーズの記事一覧はこちら* *松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」* 松雪さん出演シーンの充実度:7点(/10点) 作品の面白さ:7点(/10点) 制作年:2024年(日本テレビ) 公式サイト:https://www.ntv.co.jp/nonrem/ ※結末に関するネタバレを含みますので、ご注意ください。 改編期に放送されるショートドラマとして、既にシリーズ第6弾らしい。バカリズムさん原案。『有終の美』『PTA』の2本立て。 『

          松雪泰子さんについて考える(54)『ノンレムの窓 2024・春「PTA」』

          読書記録(01)川端康成『古都』

          *結末に関するネタバレを含みますのでご注意ください* はじめに 昨年、映画『古都』(2016年公開、松雪泰子主演)を観て以来、原作が気になっていた。松雪さんの演じた千重子・苗子の双子姉妹の過去が、ざっくりとしか描かれておらず、初見ではよく理解できなかったからだ。 ある日、書店で新潮社棚の川端康成コーナーを見たが、なぜか『古都』だけない。別の機会にしようかと諦めながら漫ろ歩いていると、平積みされているのを発見。川端康成フェアでもやっているなら分かるが、どうもそうではない。

          読書記録(01)川端康成『古都』

          ドラマ・映画感想文(09)『坂の上の赤い屋根』

          *ドラマ・映画感想文シリーズの投稿はこちら* 作品の面白さ:8点(/10点) 制作年:2024年 視聴方法:WOWOWオンデマンド 公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/akaiyane/ ※以下、ネタバレは最小限に抑えて書いています。 さすがWOWOWと言うべき作品。 画面の中を緊張感が覆い続ける全5話。 「イヤミス」(嫌な後味のミステリー)の嚆矢の一人、真梨幸子(まりゆきこ)氏による同名小説が原作。WOWOW制作

          ドラマ・映画感想文(09)『坂の上の赤い屋根』

          松雪泰子さんについて考える(53)映画『クヒオ大佐』

          *このシリーズの記事一覧はこちら* *松雪泰子さんについて考える(51)「歌は語れ、セリフは歌え」* 松雪さん出演シーンの充実度:7点(/10点) 作品の面白さ:5点(/10点) 制作年:2009年 視聴方法:U-NEXT ※以下、多少のネタバレを含みますが、決定的な展開や結末には触れないようしております。 堺雅人さん主演映画。アメリカ軍のパイロットを装い女性を騙す詐欺師役。ちなみに、実在する人物が基になっているらしい。 騙される側として、町の小さな弁当屋の社長

          松雪泰子さんについて考える(53)映画『クヒオ大佐』

          ドラマ・映画感想文(08)『マスカレード・ナイト』

          *ドラマ・映画感想文シリーズの投稿はこちら* 作品の面白さ:10点(/10点) 制作年:2021年 視聴方法:U-NEXT 公式サイト:https://masquerade-night.jp/ ※以下、ネタバレは最小限に抑えて書いています。 木村拓哉さん主演、長澤まさみさん準主演のサスペンス。東野圭吾さん原作のマスカレードシリーズ映画化第2弾。 高級ホテルを舞台に繰り広げられるフーダニット(Who done it?)系の推理劇だが、殺人はホテル外で済んでおり、した

          ドラマ・映画感想文(08)『マスカレード・ナイト』