記事一覧
ガンダム史に残る不正解エンドだが貧困問題を浮き彫りにした意欲作【鉄血のオルフェンズ】
ミームでしか知らなかった鉄血のオルフェンズがアマプラで追加されたのでようやく観ることができた。
2期からがひどいと聞いていたがその噂通り実際に観ていると唖然として終盤の畳みかけを迎えることとなる。
キャラの扱いや脚本の作りなどの制作観点から批判が多いのは理解ができるしそのことも書くとは思うが、敢えてこれを一つの意欲作品として向き合った上での視点でも語りたい。
完璧すぎて言うことがない1期
ガンダムSEED DESTINYだけなぜつまらなかったのか。【SEED FREEDOMの役割】
ガンダムSEEDFREEDOMの公開を機に過去作も配信で届きやすい距離に来たのでようやくみた。
SEEDからDESTINYまで約100話分あるがあまり興味ない人は総集編でも十分だろうと思う。フルで観ても結局混乱することも多い。
最初に全部観た感想としてはSEEDは面白かったがDESTINYで続編の結び方をミスりまくってたのは否めない。当時考察の発信なんて流行ったたら誰も報われないシリーズだった
ネトフリ実写版を踏まえて読む新一とパラサイトの共生【寄生獣】
先日ネトフリにて寄生獣 ザグレイが配信され早々話題になっている。
自分はネットフリックスにも入っていないので予告でしか情報が見えていないが早速シーズン2も見える綺麗な出来なのはうかがえる。さすがサスペンスジャンルにも脂も載っている韓国制作なだけある。
ドラマの軽いネタバレも食らったのでそれも踏まえてもう一度原作を観たら一貫するテーマである人間とパラサイトの「共生」と共通する人間における振る舞い
キムハソンから学ぶアジア人内野手がMLBで活躍した方法
ソウルシリーズの開幕も控え韓国だけでなく日本などのアジア野球大国全体でMLBの開幕が盛り上がり始めている。
そもそもなぜソウルで開幕することになったのか疑問に思う方は下記の記事を読めば大体の経緯は分かると思う。
要約すると、
・そもそも大谷がドジャースに入団する前からソウルの開催は決まっていた
・パドレスにはキムハソンという韓国のスターがおりソウルの開催を望んでいた。相手がドジャースなのは歴
「子供嫌い文化」のアメリカが紡ぐ下手くそな継承物語【映画「トップガン マーヴェリック」】
トップガンマーベリックをアマプラで観た。
相変わらずのスタントなしのアクションやマニアのツボを突くような戦闘機やバイクの撮影は一作目当時にリスペクトしか感じられない作品で、ただただ面白かった感想は同じだった。
今作はそれから30年後のマーヴェリックが教官となり英雄となった彼が下の世代に教育していく設定になっていく。日本で言えば師弟関係、継承の話である。
作品全体の展開だけで見ればそこまで深み
【阪神タイガース】生観戦でしか見えないオープン戦9連敗していた理由と開幕までの不安要素
オープン戦9連敗していた阪神とロッテの試合を観戦しに行ったので、連敗していた理由と
生観戦する上で各選手についての個人的な見方と雑感を動画で語った。
倍速で作業用にでも聴いてもらえれば。
ちなみにオープン戦連敗していた理由については主にこの3点だったと思う。
詳しくは動画で語ってます。
フェリーニ監督の鬱がそのまま剥き出されたカルト映画【8 1/2 (ハッカニブンノイチャ)】
一部の映画マニアから未だに愛され、映画監督からも模倣されているフェリーニ監督作品の映画を観たので動画で語った。
テレビ版エヴァのラストシーンもここから来てるとか。
初見ではラストシーンしか理解できない今作独特のテーマ性の理由を主に考えた。
サブスクでも観れるが短期間で追加されたり外れたりするので、たまたま見かけたら一度観ておくべきクラシック作品。
原作再現はできたけど微妙な冒険のまま打ち切られた実写版【ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章】
ジョジョの微妙な冒険で打ち切られた実写版。レビュー。
同じ内容を動画でも語っているのでこちらでもどうぞ。
ただのコスプレ映画と巷では酷評されていた実写版ジョジョの奇妙な冒険。
舞台はファンにも人気である第4部の杜王町を設定し、実写化する意義は確かにあるが映像化する上ではそこそこ難しいところをチョイスしてしまったのは正直なところだろう。
実際に見たところ役者陣は本格派の顔ぶれが揃っており、コ
悪魔が神父に憑依する「お決まり」の訳が初めて解明される【映画「ヴァチカンのエクソシスト」】
話題だった映画がアマプラに入ったので早速観た。
ここにきて王道のエクソシストモノが最近は復活してきているがここでもう一度描く意義を感じられる作品が増えているのでとてもいい傾向だと思う。この作品もよかった。
初代「エクソシスト」から続く神父が最後に悪魔に取りつかれて終わるあのフォーマットは理にかなっていたものだと今更ながら分からせてくれる作品だった。
それまでの悪魔映画では主に三点の行動を繰り
アニメ版海江田艦長の思惑「もしも日本が核を保有していたとしたら」【沈黙の艦隊】
Amazonスタジオにて制作された実写版が話題の「沈黙の艦隊」をアニメ版から見てみた。
原作は何となく知ってたがスルーしてたし実写版も観てないのでほぼ初見であるが面白かった。
政治ファンタジーではあるがこういう「もしも」の危機や未来を想定する作品が映画やドラマでは少ない日本にとっては意味のある実写なのだろうとは思えた。実写では現代的に加えたオリジナルな展開もあるらしいので、敢えて原作に忠実なア