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朝なんて、飲み明かした夜でしかなかった
海沿いの曇った空に、品の無いスーツ、金髪にピアスだらけで繁華街を歩く酒臭い若者、それが10年前の僕だ。
学生だったその頃に写真家のアシスタントはしていたけれど、師匠は音楽家でもあった為に、写真の仕事なんてほとんど行った事がない。一緒にずっと音楽をしていたし、夜は飲めない酒を飲みに連れて行かれ、アシスタントを辞めて大学を卒業した後、就職もせずに夜のお兄さんをしていた。
そもそもが夜型だったことも
明日からまた、生きられる
私は小さな旅を繰り返している。
今、旅のパッキングをしている最中で、少し疲れたから文字を書き始めてみた。
旅と言っても次は東京での仕事がありますから、たった2週間足らずで蜻蛉返りの小さな旅なのだけれど。旅人と言っても生活があるのだから、こればっかりは仕方がない。毎度忙しないなと思いながらも、かれこれ2年以上この生活を続けている。
美しく生きる為に
役所広司主演、ヴィム・ヴェンダース監督の映画「PERFECT DAYS」を鑑賞した。自分と重なる部分もあるし、役所広司演じる平山のように生きることが出来たらと、羨ましくも思った。その余韻を感じながら書いてみる。
背景と舞台、スチルとシネマ、撮影者と傍観者。
ポートレートとひとことで言っても、まあ沢山あります。所謂ポートレートと呼ばれているのは、カメラ雑誌の表紙的なアレです。
SNS大好きマンの私が見ている感じ、少しずつですがシネマ的と言うか、MV的なと言うか、そんな写真が増えて来ている感じがします。ちょっと試してみたのでその感想をば。
CP+ 2024 LUMIXフォトウォーク講師作例
こんにちは、写真家のKeng Chi Yang (弥永拳太)です。
昨年のCP+に引き続き、今年もLUMIXでのワークショップやフォトウォークでの講師を務めました。新製品やプロモーションなど、様々な場所でご一緒できて嬉しい限りでございます。会場でもメーカー問わず、沢山のユーザーの方とお話しが出来て楽しかったです。
来年以降に開催されるCP+でのLUMIXフォトウォークの参考になればと思い、実際
変わらぬ日常と、変わり続ける日常
雪山に10日間住んでみた。
これから並べる写真は、雪国に縁のある人には当たり前の景色だと思う。ただ、見慣れているものって、その地方の特徴であることが多い。
雪国の道路は消雪パイプからの井戸水で水浸し、ナイターが始まると夜は不気味に焼け、雪掻きの為に側溝の蓋を開ける。雪国では、当たり前が過ぎる日常。
それでも晴れ間が続けば、雪は溶け、杉の葉は緑になる。そんな記録。
旅をしていても、こんな機会