彼女のその存在

雪みたいに
蝶みたいに
ふわふわして
ひらひらしてるのに

それらは遠くまでは飛んで行けない

その潔さは
どこかでかき集められて
燃やされる

その灰を撒いたら
人間のにおいがした

流されていたいのか
逆らっていたいのか
早く風が吹いてほしかった
冷たい雨にあたりたかった

本当の気持ちは
とっくにどこかに埋められて
コンクリートで塞がれてる

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