マガジンのカバー画像

読書記録

40
読んだ本の感想や気になった文章などを書き綴ります
運営しているクリエイター

記事一覧

躾方法は経験したことから選択されるのか?

「家族、捨ててもいいですか?」 / 小林エリコ父親は不倫を繰り返し母親に暴力を振るう人で、…

koko
2年前
1

価値観は擦り合わせられるかが大事

農ガール農ライフ / 垣谷美雨 『この世に価値観の合う人などはいません』 『価値観というの…

koko
2年前
1

作者のバックグラウンドを知るということ

作家、水村美苗さんをご存知でしょうか。 夏目漱石の未完の長編「明暗」の続きを書いた「続 …

koko
6年前
7

今の自分は本当に自分ですか?

自分の中の「無意識」の部分が知らない間に書き換えられたり、何者かの支配下に置かれていたら…

koko
6年前
8

誰かを気遣ったら、今よりちょっといい日になる

本を読むとき、誰の目線に立って読みますか? 私は、主人公目線に立ってしまうことが多いです…

koko
6年前
9

ヘヴンリーブルー/村山由佳

"元気で明るくて活発"が私の中の夏姫の印象。「天使の卵」では、春妃がしとやかな少し影のある…

koko
6年前
2

恋の詩

天使の梯子 / 村山由佳 ストーリーの途中である一遍の詩が出てくる。 宮沢賢治の「春と修羅」の「告別」という詩。 *************************************** 春と修羅 / 宮沢賢治 おまえのバスの三連音が どんなぐあいに鳴っていたかを おそらくおまえはわかっていまい その純朴さ希みに充ちたたのしさは ほとんどおれを草葉のようにふるわせた もしもおまえがそれらの音の特性や 立派な無数の順列を はっきり知って自由にいつでも使えるならば

思考のベースに相手がいる関係

バスジャック / 三崎亜記 “信じているんだね 信じている、というより、信頼しているんだ ど…

koko
6年前
6

心の自由

かもめのジョナサン / リチャードバック 一羽のかもめが主人公。かもめ。 人が主人公でない本…

koko
6年前
7

自由に妄想したい

星を継ぐもの / ジェイムズ・P・ホーガン SFの入門と言ったらこれ!という、この本。 読んで…

koko
6年前
6

飴菓子 / 群青

飴菓子 / 群青 ・突如、食べ物を食べられなくなり飢餓状態に陥る狼 ・1年間、飴の妖精(飴菓子…

koko
6年前
5

妄想の無責任

燐寸少女 / 鈴木小波 “火が付いている間に思った妄想が具現化する” “妄想は覚悟を持たない…

koko
6年前
1

尽くす女、気持ちの根源

ダメ恋みほん帖 / 水谷 愛 1話ずつ完結だから、すごい読みやすかった。いるいる、こんな男っ…

koko
6年前
1

相手を想って自分の欲しい本を贈る

"相手に読んで欲しい本を贈り合う” 「相手のことを考えて、読んで欲しい本を贈る」という意味合いで使ってたら、彼に 「相手に読んでもらって、自分が欲しい本」ってことねと言われた。 言われたその瞬間は驚いたし、なんか違うと思った。 が、 やってみたら結果的に「自分が読みたい本」になった。 もうちょいうまく言うなら、「相手に読んでもらいたくて、自分も読みたい本」 彼は的を得たことを言ってたんだなと、選んでる途中からは思った。 「相手のことを考えて」という箇所がキー 考え方、相手