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自分に正直に生きていきたい。(Transform Cafeに参加して)

4/5(金)に、以下のイベントに参加をしてきました。

Transform Cafe特別編:「人がモチベーション高く、自発的に動ける組織は何が違うのか?」

参加して本当に良かった。

最後に参加者一人ひとりにコメントを求められたのですが、いま抱いている思いがぶわっと溢れて出てきて、自分の中から湧き出たきた言葉は、

「自分に正直に生きていきたい。」

でした。


このイベントは、2月に出版された「ノルマは逆効果 〜なぜ、あの組織のメンバーは自ら動けるのか〜」の著書である藤田勝利さんが所属するTransform社主催のイベントです。

藤田さんのことは日経ビジネスオンラインの記事でその存在を知り、最新著書「ノルマは逆効果」に加え、「ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント 」も読ませていただきました。

ドラッカー直々にも学ばれたというその『マネジメント』への造詣の深さと、ご自身の言葉で丁寧に語られる論調に共鳴し、いつかイベントに参加したいと願っていましたが、この度ようやく叶いました。

この日のテーマは、「ノルマは逆効果」出版直後ということもあって、

「人がモチベーション高く、自発的に動ける組織は何が違うのか?」

です。

この日集まったのは、立場も年齢も、性別も所属もさまざまな15人。

冒頭の藤田さんの講演を経て、殆どの時間はディスカッションに充てられました。

みなさんの意見や悩みを聞かせていただく中で私が感じたこと。

それは、ひとつの組織に属して働くというスタイルは、もはや様々な働き方のうちの選択肢のひとつでしかないのでは無いだろうか、ということです。

自分自身の強みや価値を発揮しながら自発的に生きていきたい(働きたい)人にとっては、人を管理して支配するタイプの古い体質の組織に属することは、価値観のアンマッチを起こします。

この事は、ドラッカーの著書「明日を支配するもの」にもこう記されています。

  “組織には価値観がある。そこに働く者にも価値観がある。組織において成果を上げるためには、働く者の価値観が組織の価値観になじむものでなければならない。同じである必要は無い。だが、共存しえなければならない。さもなければ心楽しまず、成果も上がらない。”  
(「明日を支配するもの」P.F.ドラッカー より)

自分自身を状態を振り返ると、この価値観のアンマッチが正に起きているように感じます。

組織の考え方が正しいのか、それとも自分の考え方が正しいのか。

組織が間違っているのであれば、それを正したい。

そうする事で、自分がこの組織で活き活きと働くことができるはず。

ずっとそう思い、なんとかこの組織を正しい方向へ軌道修正したいと考えていました。

しかし、巨大な組織が変わるわけもなく、自分の信念を貫こうとすればするほど、その道程は悩みと苦しみしか生まれませんでした。

何が正しいのか間違っているのか、という考え方は捨て、価値観に合うのか合わないか、の観点で考えるべきだったのだと思います。

そして、自分の価値観を、無理に組織の価値観に合わせる必要もない。

自分の価値観にあった働き方、生き方を、自らの意志で選択すれば良いのではないだろうか。

そんな思いから、

「自分に正直に生きていきたい。」

という言葉が出て来たのではないかと思います。


組織の価値観に自分を合わせて生きるという選択も、個々人の自由です。

時には自分の身を守るために必要なときもあるでしょう。

しかし、仕事だから仕方がない、生活のためだから仕方がないと、自分に言い訳をし、そして自分に嘘をつき続けていると、その瞬間瞬間は楽に過ごせるかもしれないけれど、いずれ本当の自分を見失ってしまうのではないか。そんな懸念を覚えます。

そしてさらには、自分を見失うならまだしも、自分も気づかないところで人を平気で傷つけてしまったり、陥れてしまう人になってしまう危険性をも感じます。


「自分に正直に生きていきたい。」

私はそのための新たな人生の選択を、そろそろ決断する時期に来ているのかも知れません。

期待とと不安とが入り混じった心境です。

ただ、やっぱり、心からワクワクできることを仕事にしたいなぁ…‼︎

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