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旅行記

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6月ギリシャ旅行の服装(アテネ、テッサロニキ、メテオラ、デルフィ)

6月ギリシャ旅行の服装(アテネ、テッサロニキ、メテオラ、デルフィ)

2023年6月中旬に行ったギリシャ旅行の、服装の記録です。

アテネ

主な見どころ:パルテノン神殿、アクロポリスミュージアム、古代アゴラ

気温は30℃弱だが日差しが強い。一日歩いただけでかなり日焼けした。

パルテノン神殿は、神殿といえども現在は宗教施設ではなく遺跡なので、服装に制約はない(教会やモスクは肌の露出NGなど色々と制約があることが多い)。
欧米系の観光客らしい人たちはタンクトップに

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ペトラ遺跡によって物欲から解放されている

ペトラ遺跡によって物欲から解放されている

物欲の波が押し寄せたり、と思ったらとんでもなく遠いところまで引いて行ったりを繰り返す20代を送っている。だいたい半年くらいの周期で物欲がどっと押し寄せたり、逆になくなったりする。

今は物欲が引いている期間だ。1ヶ月前くらいまでは結構物欲があったはずなのだが、急に引いた。1ヶ月前からECの買い物かごに入れていたものを今眺めると、全然いらんな、なんでこんなもの買い物かごに入れたんだっけ、と思う。

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移動する引きこもり

移動する引きこもり

ひとり海外旅行は移動する引きこもりだ、と聞いたとき、なんて適切な言葉なんだろうと思った。これ以上にひとり海外旅行をうまく説明する言葉にわたしはまだ出会えていない。

わたしはよくひとりで海外旅行に行く、と言うと、外交的でオープンな心の持ち主なのだろうと思われることがある。そういう人もいるのだろうが、わたしはそうではない。むしろ自分の世界にこもるために海外旅行に行っている節すらある。

日本語も英語

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旅行好きが年間12着チャレンジをして失敗したので、旅先にドンピシャな服を買おうチャレンジをした

旅行好きが年間12着チャレンジをして失敗したので、旅先にドンピシャな服を買おうチャレンジをした

ファッショニスタもすなる「年間12着チャレンジ」といふものを、旅行好きのわたしもしてみむとするなり。

……。

無理や。

という結論に落ちた話です。

年間12着チャレンジとは

その名の通り、1年に服を12着しか買わないことである。

多くの女性はたくさんの服を買う。
特段ファッションが好きなわけでもない女性であっても、だ。
去年自分が服を何着買ったかわからない女性は多いはずだ。
しかも、去

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城は足腰が強いうちに

城は足腰が強いうちに

世界遺産の姫路城に行った。

姫路城は1300年代に築城された、本格的な日本式木造城廓である。
日本木造城廓の見本とも言われるその姿を、700年にわたって残してきた功績から、日本初の世界遺産ともなった。

ところで、姫路城は戦国時代に築城された城砦である。
城砦が来訪者を歓迎することがあるだろうか、いや、ない。

入城 天守閣にたどり着くまでがもうキツい

元来、日本の城は砦の役割を担っていた。

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日本唯一の砂漠で迷子になった

日本唯一の砂漠で迷子になった

伊豆大島には日本唯一の砂漠がある。裏砂漠と呼ばれる。
日本国土地理院か地図上で「砂漠」と表記されるのは、日本中探してもここだけである。

裏砂漠は、大島温泉ホテルから30分ほどのトレッキングコースを歩くと着く。

ミステリーきっぷで伊豆大島に到着したのは午前6時だった。空はまだ夜のように暗かった。

到着した岡田港の前にはバスが何台か停まっていた。元町港行きのバスと、大島温泉行きのバスが目についた

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東海汽船ミステリーきっぷ旅(さるびあ丸編)

東海汽船ミステリーきっぷ旅(さるびあ丸編)

ミステリーきっぷこと伊豆諸島島流しガチャ

東海汽船のミステリーきっぷツアーに参加した。

当日、乗船券を発券するまで行き先不明のミステリーツアーである。

東京の竹芝桟橋を22時に出航し、翌日に伊豆諸島のどこかの島に着く。
行き先は大島、利島、新島、式根島、神津島のうちのどこかという島流しガチャである。

全然ミステリーじゃなかった行き先

発券にてはじめて行き先が告げられるミステリーきっぷだが

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行ったつもりの世界遺産(※更新中)

世界遺産検定3級を5日で突破したので、次は2級を受けようと思う。

ところで、俳優の鈴木亮平さんが『行った気になる世界遺産』という本を書かれている。

世界遺産検定1級を持つ鈴木亮平さんが、行ってない世界遺産に行った体で、知識と妄想だけで旅行記を書いたエッセイである。
人は旅行に行かなくても旅行記を書けるらしい。

私も世界遺産の旅行記というか、そんな大層なものではなくとも、何かしらの記録を残した

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よい靴さえあればどこまでも

よい靴さえあればどこまでも

よい靴さえあれば、どこまでも行くことができる。

よき旅にはよき靴が必要不可だ。

夏に札幌に行った。
ひととおりの観光地を巡った日の夕方、靴が壊れた。
壊れたのはバレエシューズだった。靴底がとれた。
そんな豪快な壊れ方をすることがあるとは。

壊れたの靴のまま旅行を続けるわけにはいかないので、たまたま目に入ったABCマートでニューバランスのスニーカーを買った。

この靴がとても歩きやすい。
たま

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ひとり旅はいい

ひとり旅はいい

ひとり旅はいい。全部自分でやらなければいけないから。

ひとりで海外旅行に行くのが好きだ。
今年の夏はギリシャに行った。

海外旅行にひとりで行くと、いつも自由と責任の関係について考える。

ひとり旅行は自由だ。

どこにどんなタイムスケジュールで行ってもいい。
ある場所が気に入ったのならそこに一日中いてもいい。
逆に気が乗らなければずっとホテルにいてもいい。
とにかく自由だ。気の赴くままにできる

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マケドニアの槍が長すぎる

マケドニアの槍が長すぎる

マケドニアとギリシャの槍

マケドニアの槍は本当に長い。6mもある。古代ギリシャの各ポリスの槍は2〜3mなのに。

いきなり何の話か伝わらないと思うので、説明する。
マケドニア王国は、古代ギリシャ世界の北方、テッサリア地方にあった国である。
マケドニア人は人種的には古代ギリシャ人と同一と言われているが、文化が異なるため、古代ギリシャ人たちはマケドニアのことをギリシャ的な国としては考えていなかったと

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ギリシャの神々は死んでいた

ギリシャの神々は死んでいた

2023年6月に念願のギリシャ旅行に行った。
ギリシャ旅行に行きたかった理由は、色々あって古代ギリシャにハマっているから。特にギリシャ神話にハマっている。

乾燥した土地はいいなと思う。数千年前につくられたものが今でも残っている。

石に文字を刻む文化のあった古代文明もいいなと思う。石ならばうまくいけば数千年は残る。木や紙は数百年で朽ちて土に還るからあれはダメだ。

定番のパルテノン神殿にエーゲ海

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エフハリストが覚えられない

エフハリストが覚えられない

Ευχαριστώ
(発音:エフハリスト)
「ありがとう」の意。

6月にツアーでギリシャ旅行に行った。そこで個人的に興味深いことがあった。
ギリシャ語でのありがとう、すなわち「エフハリスト」というフレーズを、わたし以外のツアー参加者が全然覚えられなかったのである。

彼らは覚える気はあった。わたしよりもあった。
あるマダムは、「ホテルについてからの1時間の自由時間、ずっとGoogleでギリシャ語

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