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私が読んだ本の記録

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読んだ本記録してます。 日常の中で本を読む習慣を。
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記事一覧

辻村深月「島はぼくらと」
今年の春、離島に行って、今まで映画とかでしかイメージがなかった島の生活を肌で実感した。すごく温かくて空気が澄んでいて海が綺麗だった。この本を読んでいる時は自分も島の住人だったし、隣にずっと海があった。また行きたいなぁ。

島本理生「ファーストラブ」
こういう、一つの真実をゆっくり紐解いていく小説を読むと、頭の中が徐々に整理されていって好きだ。丁度、家庭環境について実習で考えることが合って割とリンクして深く読めた気がする。複雑で巧妙にできてるね、人間って。面白かった〜。熱中した。

伊坂幸太郎
「アヒルと鴨のコインロッカー」
最後4分の1まで結局この話はどういう終わりを見せるんだろうと思いながら毎日少しずつ読んでいて、昨日最後のページまで読み切りました。相変わらずの伏線祭りで最高だった〜。何度も前のページに戻りながら読みました。すっかり騙されてました、河崎に

朝井リョウ「何者」
中学生の頃、この本が出た時自分が就活生になったら読もうと決めていた本。そろそろ就活しなきゃという焦りの中、この本を思い出し読んだ。自分ってなんだ?何者かになりたい。他人ばかりが変わっていく気がする。どこかで他人分析して俯瞰して見てしまう僕。全てが共感だった。

伊坂幸太郎「重力ピエロ」
『春が二階から落ちてきた』その一節だけでこの本を手から離せなくなってしまい購入。家族の温かさとか家族という結びつきの苦しさとか。そんなものを感じて前半で少し泣きそうだった。相変わらずの読了感に胸いっぱい。

伊坂幸太郎「チルドレン」
伊坂作品には陣内みたいな人が必ず出てくる気がする。正直で真っ直ぐで、なんでも断言できてしまう人。こう言う人って嘘つかないからさ、信じられるし、納得できちゃうんだよなぁ。そんなことを思いながら読み進めました。暫く伊坂作品続きます。。。。!

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」
朝から1日かけて読み終えてしまった現在1:30。首相暗殺の犯人として仕立て上げられた主人公が逃げる話なんだけど、こんなにも熱い友情とか人との繋がりを感じる本は初めてでした。

人間の最大の武器は何だかしってるか?
ー習慣と信頼だ。

吉本ばなな「うたかた/サンクチュアリ」
何だか気持ちの拠り所がない時に吉本ばななさんを読むことが多い気がします。読むたびに愛の形って一つじゃないって思えるし、幸せの形も一つじゃないって思わせてくれる。悲しかったり、落ち込んだり。自分の負の世界での居場所を教えてくれる温かい本

瀬尾まいこ「卵の緒」
あったかい本が読みたかったシリーズ2
母親に譲ってもらったボロボロの本で読みました。君子の愛する強さ凄いな。そして、育生の真面目さと君子のカラッとした性格が読んでいて印象的だった。母親としても1人の女性としても強さを感じる。年々感じるけど、母親って偉大だ。

恩田陸「夜のピクニック」
もう、高校を卒業してかれこれ4年くらい経つわけですけど、高校生(特に高3)が主人公の小説を読むのが割と好きです。あの時のなんとも言えない悩み、恋愛、友達、意味の分からない学校特有行事。この本を読みながら、高校生って贅沢な時間だったなと懐古した。

原田ひ香
「東京ロンダリング」
あったかくなる本を読みたかったから大正解だった。事情のある部屋に住むことを仕事にしている女性。すぐに引越しをするから周りに干渉はしない。そんな彼女を気にかける温かい周りの人。私も富士屋行ってみたいな。美味しそうなお料理も出てくるのでおすすめです。

伊坂幸太郎「終末のフール」
生きるってどういうことなんだろう。地球があと3年で滅亡すると分かった世界で生きる人々。周りが皆んな先に死を選ぶ中、今できることを見つけて必死に生きる人々の話。生きるって無我夢中で足掻きながらも前に進み続けることなんだと思う。私も、必死に生きなきゃ。

辻村深月「傲慢と善良」
私は恋愛経験が無いからこそ、そういうことなのかと自分を知れた本でした。私にも傲慢さがある。ちゃんと自己愛が強いのだと。人の善良な部分は一見良いことに感じるが、恋愛には裏目にでる。これらを生み出すのはその人の性格ではなく、環境で。その事が細やか書かれた一冊。

伊坂幸太郎「逆ソクラテス」
子供視線で描かれる短編集。なんだか、忘れかけてたことを思い出させるような作品達でした。子供の頃の衝動とか友情とか大人とか。あの存在って今になっても大きかったなぁと思います。私的にはアンスポーツマンライクからの逆ワシントンが中でも一押し作品です。是非