ノ木乃(のきの)

福島の小さな町に住む引きこもりです。何か創れればと思っていますが、なかなか実行できずじ…

ノ木乃(のきの)

福島の小さな町に住む引きこもりです。何か創れればと思っていますが、なかなか実行できずじまい。続けることがまずは目標です。 Cartoon風の絵を描くのが好きです。

最近の記事

就活で吐かれた言葉

 70社近く2年かけて受け、橋にも棒にも引っ掛からなかった私ですが、嫌だったなと思った企業の面接担当の言葉をここで紹介したいと思います。  まずは、大手ゼネコン企業で言われた言葉。 「君は見るからな真面目そうだから、ゼネコンなんか受けずに公務員でも受けたらいいんじゃないかな?」  ゼネコンは、多くの公共事業に携わり、国の税金から仕事をもらってることも多いです。  いわば、公務員の方々はお客様にもなるわけです。それなのに、なんだかそういった人たちを見下してる意味も含んで

    • 惑星と彗星

      太陽を真ん中にそえて 惑星は宇宙を回る 地球も火星も 土星も木星も そして月は地球を回り イオは木星を回り プロメテウスは土星を回る 神々の名が付いた星々が 太陽を崇めるように 回り続ける だけど 彗星には関係ない 彗星は自分で宇宙を駆け巡る 時々 星々に吸い寄せられても 軌道を少し変え また宇宙の果てへと向かう 孤独な星か 気ままな流れ者か 太陽の周りの星々は 自分でその軌道から離れ 宇宙を旅することはできない 太陽の周りの惑星たちが 彗星のように自由に動くこと

      • 好きな本の旅立ち

         私は、とにかく古本屋に行って、気に入った本や漫画を片っ端から買うのが好きだ。  その気に入ったの基準がやたら広いせいで、小説も評論も参考書も、少年漫画も青年漫画も少女漫画もエロ本もと、とにかくパッと見て気に入ればこだわりなく買ってしまう。  でも、やはり買いすぎて、読まないままたまってしまう。なので、そうなると断捨離するのだが、うまくいかない。  ある時、ネットで調べると10倍以上の値で取引されてる本があり、そういう本なら売ってもいいだろうとアドバイスされた。しかし、

        • 発達障害の僕が、就活で騙された時の話 3

           N先生はこう切り出します。 「私はね、かつて高額納税者としても名前が乗ったこともあるんですよ。それだけ、若い頃はたくさん稼げました。今はH山に家を構え、悠々自適に暮らせてます。 そんな私が、かつての若い頃バリバリ働いてた頃を思い起こすんです。彼らを見てるとね。Mくんたちのやってる事業。これは大したものです。 クルージング!お金持ちだけの特権と思われてたこれが、みんなでお金を出し合うことで、乗れるんですよ!今まで個人の努力では限界があった!でも、みんなで協力すれば、不可

        就活で吐かれた言葉

          大学に行く意味とは

           私が大学受験の勉強をしていた頃、現代文の問題文で面白いことが書いてありました。  「大学に行くのは、大学に行けなかった人たちのために、学んだ知識を分かりやすく教え伝えるためである。」 これを読んだ時、ハッとさせられました。その時までは、何となくいい大学に行っていい職につければなと思っていました。  でも、違うんですね。大学は学びの場。見栄を張るためのものでもなく、就職の予備校でもないのです。  この分かりやすく教え伝えるということを、現代文のキーワードとしては「啓蒙

          大学に行く意味とは

          何もしないということの恐ろしさ

          私は今年で30歳になります。もう若いとは言えないような気がするのですが、何を言ってるんだと言う人もいるかも知れませんね。 まあ、私が若くないと感じるのは、20代の後半の5年間ほぼ経験を重ねることがなく、ただいたずらに歳を重ねるだけだったことが大きいかもしれません。 何もしないで時間が過ぎ、知らず知らずのうちに歳をとる。運動してるわけではないので、体の衰えも相当なもので、学生時代は10キロ走ることなど簡単だったのに、今は1キロ歩くすら大変です。 学生時代は、120キロのベ

          何もしないということの恐ろしさ

          悪い記憶の連続

          自分の障害について今日は書きたいと思います。 この記事を読んで改めて私のことを知った方に簡単に自己紹介いたしますと、私は自閉症スペクトラム症候群、いわゆる発達障害を持っており、加えて、鬱病などの精神障害も持っております。 これらの障害に気付いたのは、就活に失敗してから。つまり、大人になってからなのです。今まで、それなりに学校や地域社会に馴染んできたと思っていましたが、一方で、人との関わりが異様に気を遣い、体力も精神も消耗していて、そのことに違和感を感じつつも、うまく自分で

          悪い記憶の連続

          発達障害の僕が、就活で騙された時の話 2

          さて、前回の続きです。 M先輩のオフィスにKくんと駅で待ち合わせし、一緒に行きました。 そのオフィスは僕の住んでいる駅の隣の駅にありました。商店街はどこか昭和の匂いを残し、フランチャイズのコンビニや飲食店よりも昔からある地元の商店の方が賑わいを見せていました。 商店街から国道の方へ向かい、その国道に面したところにそのオフィスはありました。 上がっていくと、M先輩が迎えてくれます。 「やあ、いらっしゃい。よく来たね!どうぞ入って入って!遠慮はいらないから。」 「はい

          発達障害の僕が、就活で騙された時の話 2

          発達障害の僕が、就活で騙された時の話 1

          こんばんわ。前回の投稿から時間が空きましたが、みなさんお元気でおりましたか? さて、今日は、就活の時の話をひとつ。すこし長いので分けて話しますね。 この前、東京に行った時、リクルートスーツの人を何人も見かけました。ああ、就活解禁したんだなと思いました。 自分も、7年前に就活をしました。結局、2年続け100社近く落ちてしまい、自信を失い、加えて精神障害を患い、脱落してしまいました。なので、成功体験は全くないのですが。 でも、失敗体験は多いので、その一つを。 就活の後半

          発達障害の僕が、就活で騙された時の話 1

          本を読めるとは

          引きこもりの私にとって、読書はとてもありがたい時間の使い方です。ですが、とにかく本を読めなくなっていると感じることが多くなりました。そこで、本を読むとはどういうことなのか、一度初心に帰り考えることにしました。 1.受動的な読み方ショーペンハウエルは自身の著作「意思と表象としての世界」の付属の章「読書について」で、受動的な多読の意味のなさを指摘しました。 たとえその本がどんなに優れていても、どんなに素晴らしい文章表現でも、それは読んだ人が作ったものではない。既に過去となった

          本を読めるとは

          みなさん、はじめまして

          こんばんわ。と言っても、もうこんな時間ですね。 はじめまして。ノ木乃と申します。自己紹介とnoteを始めたきっかけを書かせてください。 1.自己紹介私は就活に失敗し、そこから引きこもりになり、7年が経とうとしてます。 最初の2年は、就活をなんとかしようと奮闘しました。企業に再度応募したり、面接の練習のためハローワークやサポステの門戸を叩いたり。 でも、全てうまくいかず、何もできない自分に絶望しました。 そこからは鬱の傾向が見られるようになり、また人と接するのが怖くな

          みなさん、はじめまして