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⁡⁡身体に良さそうなクッキーはトランス脂肪酸入りでした

2024.2.1追記
メーカーさんに問い合わせをしたところ
「マーガリン系の油脂を使用している」とのことでした。
ご回答くださり、ありがとうございます。

⁡今日は
ヘルシーそうに見えても
身体に良くない油脂が入ったクッキーを
買ってしまったおはなしです。



「小麦粉と卵を使ってないクッキーが美味しかった」と
娘が言っておりました。

そのクッキーを買ってみました。

楽しいティータイム、のはずが😭



岡山県製造の米粉
国内製造のおから
鹿児島県製造の粗糖
岡山県製造の塩など
一見すると身体に良さそうです。


「こだわり素材」
「お母さんが子供におやつを作る気持ちで作っています」

そう書かれているので
よく見ないで買いました。


食べてみると、さくさく。
ちょっといやな感じのさくさく加減です。

何か変な感じ…


原材料をよく見ると
ありました。

「油脂加工食品(食用精製加工油脂、食用植物油脂)」
と書いてあります。

食用精製加工油脂とは
原料油脂ににニッケル,銅等の触媒を加えて加熱し、
水素を添加した油脂のこと。

農林水産省


食用精製加工油脂は加工の過程で
トランス脂肪酸を含みます。

マーガリンやショートニングは
食用精製加工油脂で作られています。


クッキーに食用精製加工油脂をつかうと
さくさくになります。


「ショートニング」と記載すると
イメージが良くないので
「食用精製加工油脂」と表記するのでしょう。


食用精製加工油脂には
先述した

・さくさくに仕上がる

以外にも
・原価が安い
・酸化しずらい
などのメリットがあります。



では、なぜ食用精製加工油脂が身体に悪いのか。

理由をご説明いたします。


まず、
私たちの身体は「細胞」で出来ています。

その数はおよそ37兆個といわれています。

その37兆個の細胞、一つ一つは
「細胞膜」におおわれています。

細胞膜は油で出来ています。

食べた油は、細胞膜の材料となります。

よって、悪い油をたべると
細胞膜が悪い油で作られてしまいます。


細胞膜には
「細胞に必要な栄養を取り込む」
「細胞内の老廃物を出す」
という働きがあります。


悪い油でつくられた細胞膜は
うまく働くことができません。

細胞内に栄養を取り込めず
老廃物を出すことができません。

細胞内がゴミだらけになります。
細胞の機能が低下します。


悪い油を食べると
「肥満」や「肌荒れ」を心配すると思います。

目に見える、わかりやすい肥満などはもちろん
目に見えない「細胞の劣化」がおこります。


「細胞」という
生命の基本単位が劣化するわけです。


食用精製加工油脂に含まれる
トランス脂肪酸は
「食べるプラスチック」ともよばれ
ガン、うつ、アルツハイマー、不妊症などの原因となります。

WHO(世界保健機構)より「摂取を控えるよう」勧告されており、
世界各国で規制されています。

2022年12月時点では
トランス脂肪酸の規制国は
46か国に達したと報告されています。

農林水産省


一見、身体によさそうなクッキーに
細胞膜を劣化させる油脂が使われていました。

メーカーとしては
・コストを下げたい
・酸化防止剤と書くとイメージが良くないから
高加工で酸化しにくい食用精製加工油脂を使いたかったのでしょう。

ですが
妊婦さんやお子さんには食べてほしくない商品だと
わたしは思います。


娘には理由を説明し
「美味しいレシピを作るから、まってて」と言いました。

(↓ 作りました ↓)


まとめると
・食用精製加工油脂はトランス脂肪酸を含んでいる
・トランス脂肪酸は世界各国で規制されている
・良くない油は細胞膜を劣化させる

ということです。

今日は
ヘルシーそうに見えても
身体に良くない油脂が入ったクッキーを
買ってしまったおはなしでした。



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こちらはザクザクしたクッキーです。



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