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抽象と具体を意識すると現場の人を動かしやすくなる話

「現場を知らずに、現場と仕事を進めるのが上手ですね」

転職してから、よく言われる言葉

前職時代から「現場を理解し、動かす」ことにこだわっていたので、この言葉自体はめっちゃ嬉しい。

スキルや能力の観点で何が得意な人なのか、自分でも言葉にできず、モヤモヤしてました。

ところが、『抽象と具体』を読んで、
抽象と具体を意識した会話が得意らしいことに気づいた。

「現場を理解し、動かす」ために、意識していることを言語化してみます。

この記事はこんな方を対象にしています。
 ✅企画職で現場と話が噛み合わないことに悩んでいる方
 ✅上司や部下との会話が噛み合わないことに悩んでいる方



話が噛み合わない理由

企画職として、現場の方々と会話しながら、戦略検討や業務改革を行ってます。

私も他の企画メンバーも経験したが、話が噛み合わないことがよくある。
説明したことが全く伝わってない?!

ようやく、その理由がわかった。

「目に見えるもの(こと)と目に見えないもの(こと)」「表層的事象と本質」といった言葉にも置き換えられます。このような視点で、つまり「抽象度のレベル」が合っていない状態で議論している(ことに両者が気づいていない)ために、かみ合わない議論が後を絶たないのです

『具体と抽象』より

目に見えるもの(こと)=具体=現場の視点
目に見えるもの(こと)=抽象=企画の視点

お互いに見ているもの(こと)の抽象度合いが違うために、話が噛み合わない。

上流の仕事(抽象レベル)から下流の仕事(具体レベル)へ移行していくにともない、仕事をスムーズに進めるために必要な観点が変わっていくということです。
(中略)
そして、最上流と最下流では、ほぼ正反対の価値観といってもいいくらいまでの違いがあります。

『具体と抽象』より

「現場を理解し、動かす」時に求められるのは、
企画と現場の価値観の違いを意識して会話すること。

現場との会話で意識していること

現場から話を聞く時は抽象化して、課題が何かを常に考えている。
一方で、自分の考え方や方針を説明する時は極力、具体例とセットで伝えるようにしている。

現場と話す時は課題が何か以外は考えない

現場は具体的な目の前の事象を話してくるが、それをそのまま聞いても本質的な解決には至りづらい。

少し前に現場から、中途入社社員の導入研修を整えなければならない!!と強い要望をもらったことがある。

話を聞いてみると、
・該当時期は実務の繁忙期で、中途入社社員になるべく早く実務を覚えてもらわないと仕事が回らない
・繁忙期のため先輩社員もつきっきりで面倒を見ることはできない
・過去に中途入社社員が仕事に馴染めずに退職してしまった   などなど

結局何が課題かよくわからなかったので、詳細をヒアリングすると以下の課題が見えてきた。
①導入研修が終わった時点である程度の実務をこなせる状態にすること
②中途入社社員がモヤモヤや悩みを溜め込まないコミュケーション体制を構築すること

現場の話だけを聞いていると結局何をすべきかわからないことが往々にしてある。
常に結局が何が課題なんや?と問いかけながら、現場と会話している。

現場には具体例とセットで説明する

抽象的な話をする時は極力、具体例とともに説明すると伝わりやすい気がする。
言い換えれば、
「目的」と「手段」
「課題」と「解決策」
「大分類」と「小分類」をセットにする。

①導入研修が終わった時点である程度の実務をこなせる状態にすること
解決策 ▶ 座学の項目を最低限に減らす、現場見学や実務研修の期間を設ける

②中途入社社員がモヤモヤや悩みを溜め込まないコミュケーション体制を構築すること
解決策 ▶ マネージャー陣と週2回会話する場を設ける、グループチャットを作成しいつでも質問&お悩み解消する

まとめ

企画と現場はお互いに見ているもの(こと)の抽象度合いが違うために、話が噛み合わない。
だからこそ、抽象と具体を意識した会話が相互理解につながる。
相互理解できれば、現場の人も納得して仕事をこなしてくれる。

意識すべきこと
①現場と話す時は課題が何か以外は考えない
②現場には具体例とセットで説明する

皆さんの仕事におけるコミュケーションにも取り入れてもらえると嬉しいです。


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