松谷信司@キリスト新聞

1976年福島生まれ。TV局勤務の後、教員を経て転職。「バイブルハンター」「ピューリた…

松谷信司@キリスト新聞

1976年福島生まれ。TV局勤務の後、教員を経て転職。「バイブルハンター」「ピューリたん」を企画。宗教と中二病をこじらせたオタクリ。著書に『キリスト教のリアル』(ポプラ社)、『宗教改革2.0へ』(ころから)。プロブロガーのヨスさんと「世界はもっと生きやすい」ゼミを不定期で開講中。

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    各地でお招きいただいた際の講演に関する資料、音声データなどを公開いたします。少しでも何かのお役に立つことができれば幸いです。

  • 雑誌「Ministry(ミニストリー)」掲載記事など

    キリスト新聞社刊の雑誌「Ministry(ミニストリー)」で2009年の創刊から3年にわたって連載された企画「日本の説教者」のインタビューダイジェスト版。

  • 学校教育トンデモ見聞録

    自身が生徒、教師、保護者として体験した学校教育にまつわる雑文を集めました。

  • 震災で問われたもの~キリスト教メディアの視点から

    震災から3年。私たち宗教メディアは、独自の視点から有益なメッセージを発信してこられただろうか。「世の無常」と「神のみ旨」を説きながら、問題の本質にどれだけ迫れただろうか。この国の民は、宗教指導者は、教会は、何を学び、どう変えられただろうか。震災で露呈したキリスト教界を含む宗教界の脆弱性と真摯に向き合いつつ、あらゆる「境界」を乗り越えて課題を克服するための筋道を探る。

記事一覧

「キリ新」電子版 2024年5月1日付(メルマガ 第209号)

 28日に投開票が行われた三つの衆議院補欠選挙で、いずれも立憲民主党の候補者が当選。裏金問題発覚後初の国政選挙で、自民党が3選挙区すべての議席を失いました。とりわ…

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「キリ新」電子版 2024年4月21日付(メルマガ 第208号)

 2022年発行の50号で休刊した雑誌『Ministry』の臨時増刊号を、6月に発行することが決まりました。特集タイトルは「教会が教会であるために声にならない声に訊け」。現在…

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「キリ新」電子版 2024年4月11日付(メルマガ 第207号)

 新学期が始まりました。今年は桜の開花が遅れたために、ちょうど全国各地の入学式に彩りを添えてくれたようです。一方で、台湾地震の惨状とあわせて行政による初動の迅速…

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「キリ新」電子版 2024年4月1日付(メルマガ 第206号)

 イースターおめでとうございます。そして、暦では新年度を迎えました。今日から新たな学校、職場、住居で生活を始める方々も多いことでしょう。新しい1年も皆様の歩みが…

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「キリ新」電子版 2024年3月21日付(メルマガ 第205号)

 ひと足早いイースター号をお届けいたします。今年度は最後の紙面となりました。今回の「速報」でも触れているとおり、同じ業界の仲間であった北海道キリスト教書店が今年…

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リニューアルへの期待 書評誌『本のひろば』2024年4月号「編集室から」

 本誌『本のひろば』がリニューアルして3カ月。そろそろ新しい表紙にも慣れていただけた頃だろうか。愛読者の方はすでにお気づきのことと思われるが、『本のひろば』のウ…

「キリ新」電子版 2024年3月11日付(メルマガ 第204号)

 あの日の震災から13年。福島の沿岸部にとっては、〝復興〟と呼ぶにはほど遠い現実が今も厳然と残された中で、能登半島地震による志賀原発でのトラブルが相次いで明らかに…

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「キリ新」電子版 2024年3月1日付(メルマガ 第203号)

 前号で触れた「カトリック生活」休刊に続く速報です。昨年、100周年を迎えた週刊紙「カトリック新聞」が2025年3月末をもって休刊となることが発表されました。戦時中の…

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「キリ新」電子版 2024年2月21日付(メルマガ 第202号)

 ついに月刊誌「カトリック生活」が3月号(1137号)で1952年以来、70年以上の歴史に幕を下ろします。2015年の「あけぼの」休刊に続く残念なニュースです。来月には最終と…

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「キリ新」電子版 2024年2月11日付(メルマガ 第201号)

 今年も「信教の自由を守る日」である2月11日を迎えました。この間、統一協会問題をはじめ「信教の自由」の内実を考えさせられる出来事が続いていますが、カルト教団が自…

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「無言化社会」の恩恵にあずかる

最近、徒歩圏内のファミマに設置されていたメルカリポストが全店舗でサービスを終了することになった。メルカリで頻繁にやり取りのあるヘビーユーザーとしては、この上なく…

「キリ新」電子版 2024年2月1日付(メルマガ 第200号)

 紙面リニューアル後、遅ればせながら始めたこのメルマガもついに200号を数えることとなりました。ひとえに読者の皆様のお支えがあってのことと改めて感謝申し上げます。…

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教会と共産党との類似性

(2010年10月6日「松ちゃんの教室」ブログ記事再掲) 「Ministry」をご愛読いただいているかわむかい様のブログを通して、こんな記事を見つけました。 「大都会の小さなマ…

「キリ新」電子版 2024年1月21日付(メルマガ 第199号)

 昨年、25周年を迎えた宗教情報リサーチセンター(RIRC)が『ラーク便り』100号にあたる記念特集号を発行しました。毎号、ありがたく拝読して参考にさせていただいていま…

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「キリ新」電子版 2024年1月11日付(メルマガ 第198号)

 2024年は過酷な年明けとなりました。日々刻々と増え続ける犠牲者の数。半島という特異な地形に加え道路の寸断などの悪条件が重なり、遅々として進まない復旧、救助作業。…

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茶の間のテレビと私の「2世問題」

「昨日の○○(バラエティ番組)見た?」 それは、受験を間近に控えた高3長男の何気ないひと言から始まった。我が家では全録レコーダー搭載のテレビを導入して以来、それ…

「キリ新」電子版 2024年5月1日付(メルマガ 第209号)

「キリ新」電子版 2024年5月1日付(メルマガ 第209号)

 28日に投開票が行われた三つの衆議院補欠選挙で、いずれも立憲民主党の候補者が当選。裏金問題発覚後初の国政選挙で、自民党が3選挙区すべての議席を失いました。とりわけ保守分裂で候補者9人が乱立した東京15区は、選挙妨害が疑われる騒ぎもあり注目を浴びていましたが、岸田政権に厳しい審判が下される結果となりました。今回も最後までお付き合いください。

*電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダ

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「キリ新」電子版 2024年4月21日付(メルマガ 第208号)

「キリ新」電子版 2024年4月21日付(メルマガ 第208号)

 2022年発行の50号で休刊した雑誌『Ministry』の臨時増刊号を、6月に発行することが決まりました。特集タイトルは「教会が教会であるために声にならない声に訊け」。現在、鋭意編集作業中。判型も表紙もロゴも一新して不定期での復刊を目指します。今回も最後までお付き合いください。

*電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダウンロードできます。
*noteから「キリスト新聞」電子版を1

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「キリ新」電子版 2024年4月11日付(メルマガ 第207号)

「キリ新」電子版 2024年4月11日付(メルマガ 第207号)

 新学期が始まりました。今年は桜の開花が遅れたために、ちょうど全国各地の入学式に彩りを添えてくれたようです。一方で、台湾地震の惨状とあわせて行政による初動の迅速さが伝えられています。日本の災害対策には何が足りていないのか。今後も検証が必要だと思わされます。今回も最後までお付き合いください。

*電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダウンロードできます。
*noteから「キリスト新聞」

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「キリ新」電子版 2024年4月1日付(メルマガ 第206号)

「キリ新」電子版 2024年4月1日付(メルマガ 第206号)

 イースターおめでとうございます。そして、暦では新年度を迎えました。今日から新たな学校、職場、住居で生活を始める方々も多いことでしょう。新しい1年も皆様の歩みが豊かに祝福されますようにお祈り申し上げます。今回も最後までお付き合いください。

*電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダウンロードできます。
*noteから「キリスト新聞」電子版を1部ずつ購入できるようになりました。ご利用く

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「キリ新」電子版 2024年3月21日付(メルマガ 第205号)

「キリ新」電子版 2024年3月21日付(メルマガ 第205号)

 ひと足早いイースター号をお届けいたします。今年度は最後の紙面となりました。今回の「速報」でも触れているとおり、同じ業界の仲間であった北海道キリスト教書店が今年10月をもって閉店するとの意向を明らかにしました。カトリックだけに留まらず、今後ますますあらゆる場面で「閉鎖」「閉業」「募集停止」の流れが勢いを増していくでしょう。弊社もまったく他人事ではありません。今回も最後までお付き合いください。

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リニューアルへの期待 書評誌『本のひろば』2024年4月号「編集室から」

リニューアルへの期待 書評誌『本のひろば』2024年4月号「編集室から」

 本誌『本のひろば』がリニューアルして3カ月。そろそろ新しい表紙にも慣れていただけた頃だろうか。愛読者の方はすでにお気づきのことと思われるが、『本のひろば』のウェブサイトも2年前にリニューアルし、さかのぼって過去の書評も全文読めるという夢のようなサービスを提供している。裏表紙のQRコードからも簡単に開くことができるので、ぜひご活用いただきたい。「リニューアルを謳いつつ、中身はほとんど変わっていない

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「キリ新」電子版 2024年3月11日付(メルマガ 第204号)

「キリ新」電子版 2024年3月11日付(メルマガ 第204号)

 あの日の震災から13年。福島の沿岸部にとっては、〝復興〟と呼ぶにはほど遠い現実が今も厳然と残された中で、能登半島地震による志賀原発でのトラブルが相次いで明らかになっています。同じ列島内で、同時並行に起こっている出来事とは到底思えません。喉元過ぎて熱さを忘れやすい人類が同じ轍を踏まないよう、歴史の教訓に学び続けたいと願うばかりです。今回も最後までお付き合いください。

*電子版の紙面PDFは本記事

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「キリ新」電子版 2024年3月1日付(メルマガ 第203号)

「キリ新」電子版 2024年3月1日付(メルマガ 第203号)

 前号で触れた「カトリック生活」休刊に続く速報です。昨年、100周年を迎えた週刊紙「カトリック新聞」が2025年3月末をもって休刊となることが発表されました。戦時中の休刊を経て、戦後復刊し、長く「キリスト新聞」と切磋琢磨してきたメディアが区切りを迎えることは本当に寂しい限りです。危機に瀕する専門メディアを、皆さんのお力でぜひお助けください。今回も最後までお付き合いください。

*電子版の紙面PDF

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「キリ新」電子版 2024年2月21日付(メルマガ 第202号)

「キリ新」電子版 2024年2月21日付(メルマガ 第202号)

 ついに月刊誌「カトリック生活」が3月号(1137号)で1952年以来、70年以上の歴史に幕を下ろします。2015年の「あけぼの」休刊に続く残念なニュースです。来月には最終となる「感謝号」の発行も控えていると聞いていますが、この流れは避けられないものなのでしょうか。弊社刊の雑誌「Ministry」は、今年どうにか臨時増刊号としてお目にかかれればと計画中です。今回も最後までお付き合いください。

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「キリ新」電子版 2024年2月11日付(メルマガ 第201号)

「キリ新」電子版 2024年2月11日付(メルマガ 第201号)

 今年も「信教の自由を守る日」である2月11日を迎えました。この間、統一協会問題をはじめ「信教の自由」の内実を考えさせられる出来事が続いていますが、カルト教団が自らの不法行為を覆い隠す口実として悪用するのではなく、過去の反省に根差した政教分離のあり方とあわせて、いま一度再考する機会にできればと願っています。各地で行われる諸集会(オンラインを含む)にもぜひご参加、ご参集ください。今回も最後までお付き

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「無言化社会」の恩恵にあずかる

「無言化社会」の恩恵にあずかる

最近、徒歩圏内のファミマに設置されていたメルカリポストが全店舗でサービスを終了することになった。メルカリで頻繁にやり取りのあるヘビーユーザーとしては、この上なく便利で快適だっただけに残念でならない。

何が快適かといえば、レジで言葉を交わす必要がないことに尽きる。バーコードをかざし、出てきたラベルを荷物に貼ってポストに入れるだけ。この間、わずか数十秒。しかし、この工程に他人の手を介さないだけでかな

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「キリ新」電子版 2024年2月1日付(メルマガ 第200号)

「キリ新」電子版 2024年2月1日付(メルマガ 第200号)

 紙面リニューアル後、遅ればせながら始めたこのメルマガもついに200号を数えることとなりました。ひとえに読者の皆様のお支えがあってのことと改めて感謝申し上げます。もはや「出版不況」を大前提とせざるを得ない業界の行く末を、ジャーナリズムの立場から見守りつつ、有益な発信が継続できればと願っております。今回も最後までお付き合いください。

*電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダウンロード

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教会と共産党との類似性

教会と共産党との類似性

(2010年10月6日「松ちゃんの教室」ブログ記事再掲)

「Ministry」をご愛読いただいているかわむかい様のブログを通して、こんな記事を見つけました。
「大都会の小さなマンション」 日本共産党と教会

元になっているのは浅井基文氏(広島市立大広島平和研究所所長)による「21世紀の日本と国際社会」のこちらのコラム。

浅井氏の指摘する党自身が取り組むべき諸課題について、クリスチャンにも「同じ

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「キリ新」電子版 2024年1月21日付(メルマガ 第199号)

「キリ新」電子版 2024年1月21日付(メルマガ 第199号)

 昨年、25周年を迎えた宗教情報リサーチセンター(RIRC)が『ラーク便り』100号にあたる記念特集号を発行しました。毎号、ありがたく拝読して参考にさせていただいていますが、今回は現役・OBの研究員が回顧と展望について寄稿されています。以下、弊紙連載「宗教リテラシー向上委員会」の執筆陣でもある東島宗孝さんの「伝統と宗教と世間を繋ぐRIRC」から、一昨年来、肝に銘じたいと思ってきた点についての引用。

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「キリ新」電子版 2024年1月11日付(メルマガ 第198号)

「キリ新」電子版 2024年1月11日付(メルマガ 第198号)

 2024年は過酷な年明けとなりました。日々刻々と増え続ける犠牲者の数。半島という特異な地形に加え道路の寸断などの悪条件が重なり、遅々として進まない復旧、救助作業。かろうじて届いた物資を仕分け、分配、運搬できる人手の不足など。「民間ボランティアは来るな」の大合唱に輪をかけて、現地入りした議員やジャーナリストへのバッシングも異様です。説明が二転三転する志賀原発(北陸電力)の動向も注視しなければなりま

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茶の間のテレビと私の「2世問題」

茶の間のテレビと私の「2世問題」

「昨日の○○(バラエティ番組)見た?」

それは、受験を間近に控えた高3長男の何気ないひと言から始まった。我が家では全録レコーダー搭載のテレビを導入して以来、それぞれが好きな番組を(同じ番組を見たいと思っている家族と)一緒に見る習慣が定着しつつある。

長男が言うには、学校ではもはや「昨日の○○見た?」がほとんど通じないのだという。彼がまだ小学生だった10年ほど前は、『レッドカーペット』があり『エ

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