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ふがふがふ菓子

ふ菓子が大好きなお話。
駄菓子のエッセイでも触れたのですが、なかなか見つからないこのレアなお菓子、いまもむかしもずっと好き。

たぶん黒糖が好きなのだと思う。いやだった給食も、黒糖コッペパンのときはまだ食べられていた気がするし、かたまりで実家にストックしてあった黒糖もたまにつまんでいた。あのごっつい黒糖ちゃん、糖分補給にもってこいなのだ。ちょっと小腹がすいたときとか、染みわたるのです。補給しなくていいときも食べちゃうくらいに魅力的なお味なので、食べすぎに注意。

ふ菓子は見た目はすごくボリューミーで、でっかい黒糖の棒!っていう感じなのですが、中がスッカスカなんですよ(言い方)。そのふわぁって溶ける舌触りがたまらないのと、黒糖ならではのやさしい甘みがやみつきになるのです。かぶりついた瞬間のふがぁ~っと口にとろける感じ、懐かしい。だじゃれじゃないです。ほんとうにふがふが感があるんです。

ふ菓子、スーパーであまり見かけない気がしていて、運よくあったとしても10本入りの大袋だったりする。いや、数があったらあったで嬉しいのですが、さすがに多いかしら、と躊躇してしまう。5本くらいだと嬉しい。すぐ第二弾をゲットしに走りそう。10本でええやん。

ほかに黒糖系のお菓子というと、やっぱりかりんとうかなあ。かりんとう、おいしいお店がたくさんあって、特徴がそれぞれ違ったりするのもおもしろいですよね。ごてごてにコーティングされているものなんかは、ひとつぶで満足しちゃうんだけど、そういうごろっとしたのは決まっておいしい。と、経験者は語ります。

いちど温泉旅行のお土産に、その地元で有名な和菓子屋さんがあって、かりんとうを買って帰ったら、母君にほとんど食べられてしまった。帰省してちょっと経ってから、さあて食べよ~とお菓子コーナーをがさごそしたら、まるっと消えていたのだ。す、数日のあいだに……!? よほどおいしかったらしい。そのお店は通販もしていなかったので、じゃっかん恨めしさは残る。さっさと食べておけばよかったのだけど、タイミングを惜しんでしまったのだ。林修氏の名台詞がこれほど響いた日はありません。

今後も、そこでしか買えない!な黒糖のお菓子、じゃんじゃんゲットしていきたいなあ。ご当地ふ菓子みたいなの、あるのかな。書いてたらどんどん食べたくなってしまった。ふ菓子ラバーになかなか出会ったことがないので、我こそはという方がいらっしゃったらぜひ教えてください。

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