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資産○○億円の仕事術 vol.7 聞き出す技術(正しく理解し、確認する)

(このnoteは1話目を無料で読むことができます)

"本当にすごい人は、自ら人前に出ず、周りを引き立たせる"

これは私がその人の立ち振る舞いを見て思ったことです。

自分の仕事スキルを伸ばすには、「いかにすごい人と一緒に仕事をする」かが一番だと思います。

その時に、その人の考え方や、マインドセットを自分のものにしてしまうのです。私は、その人と出会えたことによって、自分の仕事に対するマインドセットを大きく変えることができました。仕事に"楽"はありませんが、常にワクワクしながら向き合っています。

このシリーズは、資産○○億円を稼いだ人から、教えてもらった仕事術を紹介していきます。

(私自身、その経験から、"人材育成"というテーマに非常に関心をもち始めています)

『mameka、今日、飲み行く?』

ここから、その人との関係が始まりました。

『大丈夫、ここは僕の奢りだから。でさ、僕は実際、もう仕事をする必要ないんだよね』

「何でですか?」私は聞き返しました。

『既に、○○億円稼いでしまっていてさ、この仕事やっているのも、息子に「お父さんは何でいつも昼間家にいるの?」と言われているからなんだよ』

その人は続けました。

『僕は、これからの日本が非常に心配だ。これまで、日本経済の最前線で働いていたけれど、これから、僕の息子が大きくなる頃には、日本がどうなっているのか分からない。そこでだ、mameka君に僕の仕事術を伝授する。これをできるだけ多くの日本のビジネスパーソンに広めて、日本経済を立て直す活動をして欲しい。そうすれば、僕の息子が大きくなる頃には、僕も安心して暮せる。もっとも、僕の息子には、今、英語を学ばせてるから、その頃には日本にいないかもね(笑)』

何かスケールの大きいことを考えているなと思った。

『でさ、今日は何について学びたい?僕は元々、外資系コンサルのパートナーをしてたんだ。この1時間の授業料は高いよ(笑)』

(大体vol.10.を想定してます。こちらを読むにはマガジンをオススメします)

『前回、「聞く(何を、どう聞くか)」について話したが、今回は、相手の話を「正しく理解し、確認する」ためにはどうすればいいか教える。』

『"聞き出す"技術には、"相手の言っていることを正しく理解し"、"確認する"というプロセスが重要といわれている。』

『「正しく理解する」ことは、最重要である。なぜかというと、正しく理解していることを相手に伝えることで、相手のこちらに対する信頼はより深まる。そして、正しく理解していないと、プロジェクトの方向性が大きく横道に逸れてしまうからだ。ヒアリングをするメンバーの責任は大きい。』

『「正しく理解していることを相手に伝える」ためには、「相槌」「確認の質問」「突っ込み」「要約」「沈黙」が考えられる。これらをバランスよくおりまぜて、反応するのがいい。』

『そして、「確認する」作業に関しては、議事録などで早い段階で、相手へ確認をとること。相手の論点を整理し、ポイントを網羅して書くべきだ。これで、後から言い争いになることはない。』

『メモを取るかどうかは個別の判断で良いが、取らずに後で後悔することがないようにする。同席者の誰かがメモを取るなら、自身は聞くことに集中すべきだ。打ち合わせに入る前に、役割を分けておくといいと思う。』

『そして、もう一つ重要なことを言っておく。それは、「最初から全てを聞き出せると思うな」。相手が、ウソを言っていなくても、全部話している保証はない。』

『可能性としては、「①まだ、信用されていない、試されている」「②聞かれたことだけに答えている」「③お前なんかに教えてやらない、そんな指示は受けてないと相手が思っている」「④本人は全部話したつもりでも、その人が知らないことがある」といったことが考えられる。』

『このときに、「ウソをつかれた」と言って、相手のせいにはしてはいけない。なぜなら、それを踏まえて聞き出せなかった"あなた"が悪いのだから。だから、常日頃から"信頼関係"を意識しておくんだ。その人から聞き出せない場合は、更に情報を集めるべき相手をその場で紹介していただくことも大事だ。』

「なるほど、とても参考になりますね。最後に質問したいのですが、"聞いてはいけないこと"っていうのはあるんですか?商談をしている際に、常日頃から、気になってしまって。。」

『全体の成功につながることが大前提で、"聞いてはいけないこと"は基本的にはない。聞くタイミングや礼儀を含めた聞き方は当然配慮が必要。なぜその質問に答えてもらう必要があるかは、相手に正しく伝わるようにしないと失礼である。』

『前回の話をもう一度繰り返すが、「そもそも何を知りたいのか」「どうしてそれを知りたいのか」「それは聞かないと分からないことか」「相手にとって、それに付き合う価値のある内容か」そして、「仮説があり、そこに開いた穴を埋めるために聞いているのか」という観点で、考えてほしい。』

『もう一つ付け加えるが、聞かなくてはいけないことを聞けずに終わってしまうことは最悪のパターンだ。これは時間をとってくれた相手に対しても失礼である。』

『これは、余談だが、役職者が複数出てくるプロジェクトになってくると、"聞いてはいけないこと"を考えなければいけない。まだ君には早いのでこの話はやめておこう。』

「ビジネスっていうのは、奥が深いですね。」

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