まめまめづくし

まめに 誠実に 書いてみます。たくさんの発見ときらきらを。

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マガジン

  • 色んな言い方book

    とにかく色んな言い方を詰めました。羅列です。

  • こころレスキュー隊

    こころを少しレスキューする部隊。一度、立ち止まってよい時間の詰め合わせです。

  • 夢十夜

    見た夢の残りを書きます。綺麗な話も、くすくす話も。

  • キッチンに立つ

    お料理を集めたい。生きることは、食べることのはずだ。

記事一覧

固定された記事

正真正銘の好物紹介 ①

1.動機今回は、気合いを入れて好物の紹介をしたい。何故ならば、とても美味しいけれども出会えないと知ることの無い1品だからである。すごく当たり前のことを格好つけて言…

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「ありがとう」の言い方

・凄く助かったよ。 ・今日は会えて嬉しかったよ。 ・マジでアンパンマンか〜ってくらいでした。 ・僕に新しい顔があったら、捧げたいです。 ・お菓子を渡す。(手紙を添え…

さかなの涙坂

通勤路の間に、僕がよく泣き始めてしまう坂がある。上り坂なのだけれど、よくテールランプが滲んで、お魚のヒレみたいになる。 もしこれが、海から陸へ向かうための坂だっ…

「タオ」の話

出先で本を買った。「老子」の考えがまとまった本だ。これが不味くて、行った先々でなにかしら購入してしまう。本ならば許されるだろう、という甘い考えから「あれもこれも…

第六夜

ゲームの新作を考えていた。使い慣らされたキャラクター、配色、設定、内容を打破するべく頭を悩ませていたが中々思いつかない。どれだけアイディアを練っても、あり物にな…

掴んで離さない話

好きな曲にこんなに一節がある。 何となくいい歌詞だなぁと思っていたあの頃。僕もすっかり思い出主義者になってしまった。忘れたくないと思いすぎて、忘れてしまって泣い…

落下わたげの話

今日はドライブに行った。友達と。 楽しかったので、また後日たくさん書く。 今日の発見は、わたげが梅の下に落ちていた。 見頃を迎えた桜があっという間に散ったように…

贈り物の発生

今日は尊敬している人から贈り物をいただいた。贈り物はとても嬉しい。その人が自分のために割いてくれた時間、気持ち、お金を思うと大層勿体ない気分になる。有り難すぎて…

すのこの話

最近は食後に寝っ転がっている。牛になると思う。情けない身体になってから、後悔すればいい。 ベットの下に顔を埋めると、すのこの香りがする。木の香り。あったかい香り…

誰かの幸せを願う話

今日は誰かにとっての幸せな日だったり、幸せな期間への準備時間だったりする。誕生日の人もいるし、世界を変えるような日の人だっている。 僕はそういうものに全部全部、…

アンパンマンの話

生まれて初めて貰ったぬいぐるみがアンパンマンのぬいぐるみだった。大きくて可愛くて、重たいぬいぐるみ。まだまだずっとある。 アンパンマンは自己犠牲的なヒーローだと…

温かい会話マジック

毎日会話をする。仕事の人としてではなく、ひとりの人間として会話出来ることが嬉しかった。 文字や文面でいくら交わしても、1つの会話ひとつに届くことはないのだと思う…

変化の話

今日は気圧の変化で左の鼻だけ詰まっていて、左目だけうるうるしていた。花粉症になったかと思えば、お風呂に入っても駄目だった。体がついていかれない。 先週道端で咲い…

励ましの贈り方

今日は、サカナクションの山口さんがうつ病を公表した記事を読んだ。元記事はこちらから読んでいただきたい。 うつ病の辛さ。厄介な面はここに書かれているものも多いと思…

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お薬の話

お薬を飲み続け、通院を続けた結果、少し回復した。久しぶりの健康を感じている。詳しくは書けないけれど、久しぶりに今までと同じを感じ、安心した。 今日も遅くまで勤め…

そばぼうろの話

がしゃがしゃと齧る。緑茶を啜る。がしゃがしゃと齧る。永遠に繰り返してしまうお菓子。そばぼうろ。とても美味しい。 先日、疲れ果てたけれどスーパーにたどり着いた際に…

正真正銘の好物紹介 ①

1.動機今回は、気合いを入れて好物の紹介をしたい。何故ならば、とても美味しいけれども出会えないと知ることの無い1品だからである。すごく当たり前のことを格好つけて言ったが、許していただきたい。

それでは、知っていただこう。紹介するのは、「ヨーグルッペ」である。「えっ、知ってるし。」と思った方は申し訳ない。余すことなく言語化するので、ご容赦を。

2.ヨーグルッペとはヨーグルッペとは、デーリィ南日本

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「ありがとう」の言い方

・凄く助かったよ。
・今日は会えて嬉しかったよ。
・マジでアンパンマンか〜ってくらいでした。
・僕に新しい顔があったら、捧げたいです。
・お菓子を渡す。(手紙を添えて)
・キラキラを抱きしめたら、届けたいです。
・今日も確かに頑張れそうです。
・凄く素敵です。
・言葉が足りないくらいです。
・僕がやりたいんです。
・何かお助けできることはありませんか?
・迷惑かけてごめんなさい。
・これをみた時に

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さかなの涙坂

通勤路の間に、僕がよく泣き始めてしまう坂がある。上り坂なのだけれど、よくテールランプが滲んで、お魚のヒレみたいになる。

もしこれが、海から陸へ向かうための坂だったとしたら、お魚はまだ見ぬ景色を求めて必死で逆流しているのだろう。

悲しいこと、苦しいことを思い出したり、好きだったものを嫌いにならなきゃいけなかったり、必要以上に「自分が悪い」と思って苦かったりする。

泣くと「疲れてるのかな。」と思

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「タオ」の話

「タオ」の話

出先で本を買った。「老子」の考えがまとまった本だ。これが不味くて、行った先々でなにかしら購入してしまう。本ならば許されるだろう、という甘い考えから「あれもこれも」状態になる。不覚。

高校生のときに出会った老子さんの考え。水のように生きるとはとても素敵だなと感激を受けた。あの頃の綺麗な出会いから、己の醜い承認欲求を肥大化させ、ここまで酷くなったのかと客観的に見えた。ここまで大真面目に悩んだのだから

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第六夜

ゲームの新作を考えていた。使い慣らされたキャラクター、配色、設定、内容を打破するべく頭を悩ませていたが中々思いつかない。どれだけアイディアを練っても、あり物になってしまいそうで気後れしてしまう。無くなっていく創造性に恐れている。

今日は連休の真ん中、人通りが多く忙しそうな駅を横目に手元のメモに目を通す。電車が忙しそうに動く。発車の際に鳴る音は金切り声だったとしたら大層心が痛む。

思い切ったアイ

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掴んで離さない話

掴んで離さない話

好きな曲にこんなに一節がある。

何となくいい歌詞だなぁと思っていたあの頃。僕もすっかり思い出主義者になってしまった。忘れたくないと思いすぎて、忘れてしまって泣いている。

人の記憶はどんどん薄らいでいくし、綺麗になっていく。脚色された後悔、盛られすぎた痛み、スルメみたいな悲しみの味。都合の良いように改ざんされる。

忘れたくないと願っても忘れてしまって、「もういいや。」と思えた時に苦しくなってし

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落下わたげの話

落下わたげの話

今日はドライブに行った。友達と。

楽しかったので、また後日たくさん書く。

今日の発見は、わたげが梅の下に落ちていた。

見頃を迎えた桜があっという間に散ったように、咲き誇った梅も桃も居なくなってしまった。

青々しい梅を眺めながら、凄く面白い気分になった。綺麗な緑。濃淡のある木漏れ日。綺麗な日だった。曇天だけど。

たんぽぽの綿毛がなぜ、こんな形でいたのだろう。不思議だった。

必死に種を飛ば

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贈り物の発生

今日は尊敬している人から贈り物をいただいた。贈り物はとても嬉しい。その人が自分のために割いてくれた時間、気持ち、お金を思うと大層勿体ない気分になる。有り難すぎて、何も言えない。

本来の贈り物とは、その人を思って買うものだ。何となくあげるものもあるのかもしれないけれど。

とても素敵なものをいただいた。時が経つに連れて、味も出るだろう。とても楽しみだ。

期待しているという言葉や好きだと言う言葉。

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すのこの話

すのこの話

最近は食後に寝っ転がっている。牛になると思う。情けない身体になってから、後悔すればいい。

ベットの下に顔を埋めると、すのこの香りがする。木の香り。あったかい香り。でも乗っかるとギシギシ音がする。

ベッドで何度も泣きすぎて、下まで涙が染み込んでいると思う。すのこもしみしみだ。かびていたりするのかなぁ。少し不安に思う。

眠気が誘ってくる。すのこの香りへ。

誰かの幸せを願う話

誰かの幸せを願う話

今日は誰かにとっての幸せな日だったり、幸せな期間への準備時間だったりする。誕生日の人もいるし、世界を変えるような日の人だっている。

僕はそういうものに全部全部、嫉妬していた。

「こんなに僕は辛いのに。」と思っていた。

良く考えれば、そんなことは全然その人には関係ない。自分のために誰かが不幸せや可哀想を背負う必要なんてないんだ。

最近僕は、幸せを応援したくなる。少しずつ少しずつ、優しさが戻っ

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アンパンマンの話

アンパンマンの話

生まれて初めて貰ったぬいぐるみがアンパンマンのぬいぐるみだった。大きくて可愛くて、重たいぬいぐるみ。まだまだずっとある。

アンパンマンは自己犠牲的なヒーローだと思っていたけれど、こんな歌詞があることに気がついた。

さすがは、やなせたかし先生。アンパンマンがいつも笑顔なのは、このためだったのかと思う。嫌なことをずっと思い出して、死ぬほどの思いを引きずってしまう僕にはこれが難しい。

凄く幼い頃か

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温かい会話マジック

毎日会話をする。仕事の人としてではなく、ひとりの人間として会話出来ることが嬉しかった。

文字や文面でいくら交わしても、1つの会話ひとつに届くことはないのだと思う。

今日は温かいご飯を口に運び、ホカホカした気持ちだった。美味しいごはん。美味しい梅干し。明るいトーンの会話。

顔を上げて話せる日を思い出す。僕は今、笑えている気がする。こうやってひとつひとつ取り戻せるのだろうか。

ご飯が美味しくて

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変化の話

変化の話

今日は気圧の変化で左の鼻だけ詰まっていて、左目だけうるうるしていた。花粉症になったかと思えば、お風呂に入っても駄目だった。体がついていかれない。

先週道端で咲いていた、たんぽぽはもうわたげになる支度をしていた。少し切ないような、命が巡る早さに物悲しくもなったりした。

ふと近くの公園を見ると咲き誇っていた桜が葉だけになっていた。今年は本物のさくらを見るのが怖くて、直視できなかったけれどこんなに短

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励ましの贈り方

今日は、サカナクションの山口さんがうつ病を公表した記事を読んだ。元記事はこちらから読んでいただきたい。

うつ病の辛さ。厄介な面はここに書かれているものも多いと思う。きっと全てを語っているわけではないと思うが、共感できる人も多いと思う。

ここで出てきた加藤浩次さんの励まし方に対し、意見が分かれていた。少しだけ共感できる。「おー、なんだ。元気そうじゃん。」みたいな軽いノリは時として激痛が走る。しか

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お薬の話

お薬の話

お薬を飲み続け、通院を続けた結果、少し回復した。久しぶりの健康を感じている。詳しくは書けないけれど、久しぶりに今までと同じを感じ、安心した。

今日も遅くまで勤めた。仕事とは違って、薬は毎日続けても上手く芽が出ないことも多い。ようやっと上手くいったのか、分からないけれども落ち着いた。嬉しかった。明日のカウンセリングで話せたらいい。

長かった。1年もかかった。短いのかもしれないけれど、少し回復期に

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そばぼうろの話

そばぼうろの話

がしゃがしゃと齧る。緑茶を啜る。がしゃがしゃと齧る。永遠に繰り返してしまうお菓子。そばぼうろ。とても美味しい。

先日、疲れ果てたけれどスーパーにたどり着いた際に見つけた。久しぶりの再会だった。

昔、母が貰ってきてくれたそばぼうろ。初めて食べた時に驚くほど美味しかった。硬いぼうろ。クッキーにはないあっさり感。歯ごたえが楽しい感じ。鼻に抜ける焼き菓子の香り。

こってりバターが入っていないから、香

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