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武蔵野美術大学クリエイティブリーダーシップコース2年生/コンサルタント/サービスデザイ…

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武蔵野美術大学クリエイティブリーダーシップコース2年生/コンサルタント/サービスデザイン/料理、散歩、歌、ピアノ、写真撮影が好き

最近の記事

新しいものを産み出すときに今求められるリーダーシップ

武蔵野美術大学クリエイティブリーダーシップコース1発目の授業で驚いたことがある。 プロトタイピングを行う中で、自分たちでキャッチコピー/ボディーコピーまで考えたことだ。サービスがこんなものと示すものを作ることだけをするのだろうと甘く考えていた。 結果的に、驚きつつ唸りながらなけなしの語彙からひねり出したものは「悪くないが、プロ多分こういうコピーにしない」というFBだった。(しばらく考えてもよくわからず、後日教授にメッセージを送って理由を聞いてなるほどとなった) それ以来し

    • 環境・文化に合わせた情報と考え方の重要性

      私の趣味の1つは一眼レフで写真を撮ることだ。 初めてレンズを買うときに「旅行先でも取り回しのきく、ズームレンズを買おう」と店舗へ足を向けた。 散々悩んだ挙句、TAMRONのズームレンズを買った。 映りの色の柔らかさが気に入ったのは勿論、その映りを表すかのように優しく手に馴染むような形状・触り心地だったことが決め手だった。 今回の講義は、ビジネス的な内容が面白いことは勿論、自分が愛用するTAMRONのレンズがTakramでデザインされているという驚きの事実が分かった回だっ

      • 溶け込んで目線を合わせることで生まれるもの

        ********** 武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース「クリエイティブリーダーシップ特論」の講義レポートです。 第12回 株式会社Fog/大山 貴子 さん(2021.09.26) ********** 今回は、株式会社fogという会社を立ち上げ、企業向けのサーキュラーエコノミーの支援や、自身での活動を行っている大山さんにお話しを伺った。 サーキュラーエコノミーにたどり着くまで大山さんはSuffolk Universityへの進学、ブル

        • 道草しつつ対話しながらつくるデザイン

          ********** 武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース「クリエイティブリーダーシップ特論」の講義レポートです。 第11回 大阪芸術大学/三木 健 さん(2021.09.19) ********** 三木さんは3つの顔をもっている。大阪芸術大学のデザイン学科のグラフィックデザインコースの教員、美術専門学校の校長、デザイン事務所の経営の3つだ。 デザインを軸として教育の場、そして組織の経営・運営へ携わりながら、「共に育つことができる」ような

        新しいものを産み出すときに今求められるリーダーシップ

        • 環境・文化に合わせた情報と考え方の重要性

        • 溶け込んで目線を合わせることで生まれるもの

        • 道草しつつ対話しながらつくるデザイン

          こころとからだの「健康学」

          医学博士でありながら、医学だけでなく芸術の分野や登山といった様々な角度からの経験を元に、こころとからだの健康について考え、活動をしていらっしゃる稲葉俊郎さんからお話を伺った。 ********** 武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース「クリエイティブリーダーシップ特論」の講義レポートです。 第10回 医学博士 / 稲葉 俊郎 さん(2021.09.13) プロフィール:https://www.toshiroinaba.com/about-m

          こころとからだの「健康学」

          オープンな技術で社会をアップデートしていくということ

          オープンソース、オープンテクノロジーといった言葉が使われて久しい。 IT業界にいる人ならば必ず聞いたことがあるであろう「UNIX」も所謂オープンソースソフトウェア(OSS)の括りに入るらしい。 そんなIT業界に飛び込んだ私は、1年目に担当したシステムがOSSのバグを踏んだことを鮮明に覚えている。 突然機嫌を損ねるシステム、心の中でひっそりと泣きながら合コンやら飲み会をキャンセルする私。当日中の深夜に商用環境へ足を運びコマンドを打ってご機嫌を取り眠い目をこすりながら帰るなんて

          オープンな技術で社会をアップデートしていくということ

          創造性を引き出す「問い」と「遊び」のデザイン

          「問い」を立てることは難しい。常々思う。 大学院の授業で、グループワークを行う際に問いを立てるワークの1つとして「HMW」を取り扱ったが、なかなかに定まらなかった。 その際は、「これはグループ皆の意識を合わせるもので、あくまで補助線。そのため、意識が合わせられているならば厳密に決めきらなくても良い」という教授からのコメントをいただき、ふんわりと終わらせた。 しかし、これがワークショップだったら? 「問い」がイケていなければ全てが滑り、参加者は白け、そして私はきっと冷や汗を

          創造性を引き出す「問い」と「遊び」のデザイン

          幸せに生きるための自由研究と私と同居人

          私には同居人がいる。 人に「関係は?」と聞かれると私は少し困る。 「彼氏♡」みたいなキラキラした時代は過ぎたように感じるし、結婚はしていないので「夫」ではないし、「パートナー」という言葉は使う相手を選ぶと思っているので使いにくい、でも「友達」や「親友」ともちょっと違う。 そして旧来の関係性を表す言葉が文化的にひっそりと持ってしまっている意味に囚われず、フラットに向き合っていたいと思っている。 だから、ドライに「同居人」と今の状態を関係性として伝えている。 そんな同居人のこ

          幸せに生きるための自由研究と私と同居人

          「ポジティブに人を変える」デジタルアートとソリューション

          武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース「クリエイティブリーダーシップ特論」の講義レポートです。 第6回 teamLab/堺大輔さん (2021.05.17) <プロフィール> 東京大学工学部機械情報工学科、東京大学大学院学際情報学府では、ヒューマノイドロボットのウェアラブル遠隔操作システムについて研究。主にソリューションを担当。 (引用元:https://haa.athuman.com/lpo/seminar/it_seminar_teaml

          「ポジティブに人を変える」デジタルアートとソリューション

          作り方も作る、一緒に作る。そんなラフラフなプロトタイピング

          武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース「クリエイティブリーダーシップ特論」の講義に関するレポートです。第5回 softdevice/八田晃さん (2021.05.10) <プロフィール> 株式会社ソフトディバイス代表取締役。1996年よりインタラクションデザイナーとして、家電、情報機器、自動車などの先行開発を中心に様々なUIデザインに関わる。2007年同社CTO、2008年より現職。プロダクトにおけるUIデザインを「人のふるまいのデザイン」か

          作り方も作る、一緒に作る。そんなラフラフなプロトタイピング

          引き出して産み出すアート

          武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース「クリエイティブリーダーシップ特論」の講義に関するレポートです。 2021.05.03 第4回 キュレーター/鈴木 潤子さん 今回は現在キュレーターとして様々な展覧会やイベントのキュレーション、運営、広報業務、執筆活動を行っている鈴木さんにお話しを伺った。 驚いたことに、美術大学出身ではなく、「マスコミの勉強をし、時事通信社に入社した」ことがキャリアの第1歩だった。 取材するより取材されるようなコンテン

          引き出して産み出すアート

          人々が社会を変えていけるような社会をつくるということ

          武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース「クリエイティブリーダーシップ特論」の講義に関するレポートです。 2021.04.26 第3回 RENEW/森 一貴さん 東京大学卒業後、大手コンサルティングファームを経て鯖江市にて「ゆるい移住」を試みた後、福井にてニートからスタート。様々な、誰かと誰かがつながる場所や子供向けのプロジェクトベースドラーニングを実践する塾などを主催され、現在は留学に向けてニートという森さんにお話しを伺った。 なお、何回

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          未来の種を育てるスペキュラティブ

          武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース「クリエイティブリーダーシップ特論」の講義に関するレポートです。 2021.04.19 第2回 パーソンズ美術大学/岩渕 正樹さん NY在住のデザイン研究者の岩渕さんにスペキュラティブデザイン(今はこの言葉を使わないらしい)や、ビジョンや夢をもって世界を広げていくことの重要さについて伺った。 スペキュラティブデザインとは私はスペキュラティブデザインというワードやその概要は文字で読んだことあるが、正直な

          未来の種を育てるスペキュラティブ

          ヤマ・森-都市-人をつなぐ樵

          武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース「クリエイティブリーダーシップ特論」の講義に関するレポートです。 2021.04.12 第1回 林業アーティスト/足立成亮さん 建築家/陣内 雄さん 北海道で「樵」(きこり)として活動を行うお二方にお話しを伺った。 足立さんは、元々フォトグラファーで12年ほど前から現在の活動を開始、曰く、outwoodsという屋号のようなものを掲げ活動されている。 陣内さんは建築家でNPO法人もりねっと北海道などを立ち

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