近藤 真弥

ポップ・カルチャーが大好きなフリーライター/編集。批評スタイルは「媚びずに是々非々」。…

近藤 真弥

ポップ・カルチャーが大好きなフリーライター/編集。批評スタイルは「媚びずに是々非々」。主な仕事のまとめ : https://note.com/masayakondo/n/nef3cd10eff2b 連絡先 : acidhouse19880727@gmail.com

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近藤真弥のお仕事(随時更新)

プロフィール 音楽系WebマガジンCOOKIE SCENE編集部を経て、現在はポップ・カルチャーが大好きなフリーの編集/ライターとして活動中。媚びずに是々非々が批評スタイル…

近藤 真弥
3週間前
9

購入記録(2〜3月)

 この記事は、聴いた作品の中から“興味深い”音楽をピックアップしたリストと、そこから“好き” “面白い”と感じた30曲を選んだSpotifyのプレイリストで構成されており…

近藤 真弥
15時間前
3

bounce 485号に下記の作品評を寄稿しました。Tyla『Tyla』評やChanel Beads『Your Day Will Come』評などを寄稿しました。ぜひとも。https://tower.jp/mag/bounce/2024/bounce_485

近藤 真弥
7日前
3

bounce最新号にMount Kimbie『The Sunset Violent』の記事、Fabiana Palladino『Fabiana Palladino』評などを寄稿しました。ぜひとも。https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/37106

近藤 真弥
1か月前
12

ミュージック・マガジン最新号にAziza Brahim『Mawja』評を寄稿しました。ぜひとも。https://musicmagazine.stores.jp/items/65efd22a2514e804ca100221

近藤 真弥
1か月前
12

希望を掴むための選択が引きおこす悲劇 映画『ビニールハウス』

 ビニールハウスで暮らしているムンジョン(キム・ソヒョン)は、少年院に入所中の息子と再び一緒に暮らすことを夢見ながら、訪問介護士の仕事をこなしている。そんなムン…

近藤 真弥
1か月前
17

怒りを隠れ蓑にせず、愛と弱さを歌えるようになった者たち Idles『TANGK』

 ブリストルのアイドルズは、怒りと激しさを隠さないバンドだ。庶民を虐げる政治、有害な男らしさ、苛烈な差別や経済格差など、さまざまなテーマを自らの曲で取りあげてき…

近藤 真弥
1か月前
17

モロッコ出身ニューヨーク在住のアーティストが鳴らすヒプノティックなテクノ・サウンド Bergsonist「Avant」

 穏やかな音波を放つヒプノティックなテクノ・サウンド。モロッコ出身ニューヨーク在住のアーティスト、ベルグソニストの音楽を形容するとしたら、こうなるだろうか。8年…

近藤 真弥
2か月前
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購入記録(1月)

 この記事は、聴いた作品の中から“興味深い”音楽をピックアップしたリストと、そこから“好き” “面白い”と感じた30曲を選んだSpotifyのプレイリストで構成されており…

近藤 真弥
2か月前
21

畏怖と共に愛聴しながら、抱えているモヤモヤ (G)I-DLE『2』

 K-POPにおいて、自ら作詞/作曲に関わるグループは珍しいものではなくなりつつある。それでも、5人組グループ(G)I-DLEのセルフ・プロデュース度は群を抜いていると言える…

近藤 真弥
2か月前
31

甘美なグルーヴ、多彩なサウンド Seven Davis Jr.『Stranger Than Fiction』

 テキサス州ヒューストン出身のプロデューサー、セヴン・デイヴィス・ジュニア。レコードショップやストリーミングサービスにおいて、彼の作品はハウスに分類されているこ…

近藤 真弥
2か月前
29

派手さのないインド映画『夢追い人』が描く、特別にはなれない人の人生 初出:wezzy(株式会社サイゾー) 2021年8月21日

 筆者がたびたび寄稿していたウェブメディア『wezzy』が、2024年3月31日にサイトの完全閉鎖を予定しているそうです。そのお知らせの中で、「ご寄稿いただいた記事の著作権…

近藤 真弥
3か月前
36

カン・ダニエルの告白、女性差別…K-POPの光と闇の歴史を辿る『K-POP Evolution』 初出:wezzy(株式会社サイゾー) 2021年7月…

 筆者がたびたび寄稿していたウェブメディア『wezzy』が、2024年3月31日にサイトの完全閉鎖を予定しているそうです。そのお知らせの中で、「ご寄稿いただいた記事の著作権…

近藤 真弥
3か月前
39

聴力を突然失ったドラマーが気づいた「音」の世界 「聞こえる」ことの意味 映画『サウンド・オブ・メタル』 初出:wezzy(株…

 筆者がたびたび寄稿していたウェブメディア『wezzy』が、2024年3月31日にサイトの完全閉鎖を予定しているそうです。そのお知らせの中で、「ご寄稿いただいた記事の著作権…

近藤 真弥
3か月前
35

Netflix『モキシー』が描く性差別との戦い 女性たちの連帯を描いた良作が拭いきれなかった白人優位の視点 初出:wezzy(株式会…

 筆者がたびたび寄稿していたウェブメディア『wezzy』が、2024年3月31日にサイトの完全閉鎖を予定しているそうです。そのお知らせの中で、「ご寄稿いただいた記事の著作権…

近藤 真弥
3か月前
35

イギリスで起きている暴力と破壊の連鎖、その背景にあるもの。映画『ブルー・ストーリー』が描く「ギャングの事情」 初出:wezz…

 筆者がたびたび寄稿していたウェブメディア『wezzy』が、2024年3月31日にサイトの完全閉鎖を予定しているそうです。そのお知らせの中で、「ご寄稿いただいた記事の著作権…

近藤 真弥
3か月前
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近藤真弥のお仕事(随時更新)

近藤真弥のお仕事(随時更新)



プロフィール 音楽系WebマガジンCOOKIE SCENE編集部を経て、現在はポップ・カルチャーが大好きなフリーの編集/ライターとして活動中。媚びずに是々非々が批評スタイル。お仕事のご依頼「acidhouse19880727@gmail.com」にお願いします。

お仕事
☆主な執筆仕事やインタヴュー仕事をまとめました。

2024年4月 bounce 485号 Tyla『Tyla』評、 Te

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購入記録(2〜3月)

 この記事は、聴いた作品の中から“興味深い”音楽をピックアップしたリストと、そこから“好き” “面白い”と感じた30曲を選んだSpotifyのプレイリストで構成されております。

2〜3月に聴いた主な作品
※ : 〈「」〉はEP/シングル/ミニ・アルバム。 〈『』〉はフル・アルバムです。

2月

EARTHGANG & Spillage Village「ROBOPHOBIA EP」ヒップホップ

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bounce 485号に下記の作品評を寄稿しました。Tyla『Tyla』評やChanel Beads『Your Day Will Come』評などを寄稿しました。ぜひとも。https://tower.jp/mag/bounce/2024/bounce_485

bounce最新号にMount Kimbie『The Sunset Violent』の記事、Fabiana Palladino『Fabiana Palladino』評などを寄稿しました。ぜひとも。https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/37106

ミュージック・マガジン最新号にAziza Brahim『Mawja』評を寄稿しました。ぜひとも。https://musicmagazine.stores.jp/items/65efd22a2514e804ca100221

希望を掴むための選択が引きおこす悲劇 映画『ビニールハウス』

 ビニールハウスで暮らしているムンジョン(キム・ソヒョン)は、少年院に入所中の息子と再び一緒に暮らすことを夢見ながら、訪問介護士の仕事をこなしている。そんなムンジョンの介護を受けているのは、盲目の老人テガン(ヤン・ジェソン)と、テガンの妻で認知症を患うファオク(シン・ヨンスク)だ。
 ある日、風呂場で暴れるファオクとムンジョンが揉みあった。その際、ファオクが頭を床に打ちつけてしまい、息絶えた。この

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怒りを隠れ蓑にせず、愛と弱さを歌えるようになった者たち Idles『TANGK』

 ブリストルのアイドルズは、怒りと激しさを隠さないバンドだ。庶民を虐げる政治、有害な男らしさ、苛烈な差別や経済格差など、さまざまなテーマを自らの曲で取りあげてきた。
 良くも悪くもお利口で、何かしらメッセージを発しても遠回しな暗喩や皮肉という形の表現が少なくない現在において、アイドルズの音楽は率直な叫びとして稀有なインパクトを放った。レベル(Lebel)をUKラップが担うようになったなかで、ロック

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モロッコ出身ニューヨーク在住のアーティストが鳴らすヒプノティックなテクノ・サウンド Bergsonist「Avant」

 穏やかな音波を放つヒプノティックなテクノ・サウンド。モロッコ出身ニューヨーク在住のアーティスト、ベルグソニストの音楽を形容するとしたら、こうなるだろうか。8年近く魅惑的な電子音を鳴らしつづけてきた彼女は、確固たる哲学を持っている。フロア向けのダンス・トラックから静謐なアンビエント・ミュージックまで、生みだす作品はさまざまだが、それらのすべてに柔和さと小さじ一杯のトリップ感覚という魅力がある。ゆえ

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購入記録(1月)

 この記事は、聴いた作品の中から“興味深い”音楽をピックアップしたリストと、そこから“好き” “面白い”と感じた30曲を選んだSpotifyのプレイリストで構成されております。

1月に聴いた主な作品
〈「」〉はEP/シングル/ミニ・アルバム。
〈『』〉はフル・アルバムです。

Dress『How Deep Is Your Love』R&B

Ferry Blue“Everything Is Y

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畏怖と共に愛聴しながら、抱えているモヤモヤ (G)I-DLE『2』

 K-POPにおいて、自ら作詞/作曲に関わるグループは珍しいものではなくなりつつある。それでも、5人組グループ(G)I-DLEのセルフ・プロデュース度は群を抜いていると言えるだろう。リーダーのソヨンを中心に、メンバーたちが創作に深く関わるだけでなく、そうして創りあげられた表現の質も高いのだから。

 この魅力は、今年1月29日にリリースされたセカンド・フル・アルバム『2』でさらに増している。本作に

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甘美なグルーヴ、多彩なサウンド Seven Davis Jr.『Stranger Than Fiction』

 テキサス州ヒューストン出身のプロデューサー、セヴン・デイヴィス・ジュニア。レコードショップやストリーミングサービスにおいて、彼の作品はハウスに分類されていることが多い。しかし、これまでリリースしてきた作品を聴いてもわかるように、ハウスと一言で形容するには無理がある多面的な音楽を鳴らしてきたアーティストだ。ファンクを前面に出したかと思えば、R&Bの香りを漂わせながら甘美なグルーヴを創出する時もある

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派手さのないインド映画『夢追い人』が描く、特別にはなれない人の人生 初出:wezzy(株式会社サイゾー) 2021年8月21日

 筆者がたびたび寄稿していたウェブメディア『wezzy』が、2024年3月31日にサイトの完全閉鎖を予定しているそうです。そのお知らせの中で、「ご寄稿いただいた記事の著作権は執筆者の皆様にございます。ご自身のブログやテキストサイトなどのほか、他社のメディアでも再利用可能です」とあるため、こうしてブログに記事を転載しました。元記事のURLを下記に記載しておきますので、気になる方は閉鎖前に覗いてみてく

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カン・ダニエルの告白、女性差別…K-POPの光と闇の歴史を辿る『K-POP Evolution』 初出:wezzy(株式会社サイゾー) 2021年7月17日

 筆者がたびたび寄稿していたウェブメディア『wezzy』が、2024年3月31日にサイトの完全閉鎖を予定しているそうです。そのお知らせの中で、「ご寄稿いただいた記事の著作権は執筆者の皆様にございます。ご自身のブログやテキストサイトなどのほか、他社のメディアでも再利用可能です」とあるため、こうしてブログに記事を転載しました。元記事のURLを下記に記載しておきますので、気になる方は閉鎖前に覗いてみてく

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聴力を突然失ったドラマーが気づいた「音」の世界 「聞こえる」ことの意味 映画『サウンド・オブ・メタル』 初出:wezzy(株式会社サイゾー) 2021年6月19日

 筆者がたびたび寄稿していたウェブメディア『wezzy』が、2024年3月31日にサイトの完全閉鎖を予定しているそうです。そのお知らせの中で、「ご寄稿いただいた記事の著作権は執筆者の皆様にございます。ご自身のブログやテキストサイトなどのほか、他社のメディアでも再利用可能です」とあるため、こうしてブログに記事を転載しました。元記事のURLを下記に記載しておきますので、気になる方は閉鎖前に覗いてみてく

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Netflix『モキシー』が描く性差別との戦い 女性たちの連帯を描いた良作が拭いきれなかった白人優位の視点 初出:wezzy(株式会社サイゾー) 2021年5月15日

 筆者がたびたび寄稿していたウェブメディア『wezzy』が、2024年3月31日にサイトの完全閉鎖を予定しているそうです。そのお知らせの中で、「ご寄稿いただいた記事の著作権は執筆者の皆様にございます。ご自身のブログやテキストサイトなどのほか、他社のメディアでも再利用可能です」とあるため、こうしてブログに記事を転載しました。元記事のURLを下記に記載しておきますので、気になる方は閉鎖前に覗いてみてく

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イギリスで起きている暴力と破壊の連鎖、その背景にあるもの。映画『ブルー・ストーリー』が描く「ギャングの事情」 初出:wezzy(株式会社サイゾー) 2020年8月30日

 筆者がたびたび寄稿していたウェブメディア『wezzy』が、2024年3月31日にサイトの完全閉鎖を予定しているそうです。そのお知らせの中で、「ご寄稿いただいた記事の著作権は執筆者の皆様にございます。ご自身のブログやテキストサイトなどのほか、他社のメディアでも再利用可能です」とあるため、こうしてブログに記事を転載しました。元記事のURLを下記に記載しておきますので、気になる方は閉鎖前に覗いてみてく

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