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苦痛な愛

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愛の深さとは これも愛なのか 手探りのあい
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マッテイル

マッテイル

隣にいるとそれが当たり前になる
少し離れると寂しくなる

でも離れたい時がある
1人になりたい
自分の空間を大切にしたい

考えることも
悩むことも
楽しむことも
笑うことも

1人間だってできるから

でも君は言うんだ
「ずっと待ってる……」

待ってるから
いつでも待ってる
ずっと

ずっと……

キミノタメ

キミノタメ

この時間も
この料理も
この言葉も
この指輪も
この人生も

君のためなんだ

怒る事もある
泣かせる事もある
無理させることもある
優しくする事もある
甘やかす事もある

君のためなんだ

違う
自分のためなんだ

君に使う時間は束縛したい
君のための料理は自分に染まってほしい
君に向ける言葉は溺れてほしい
君に買った指輪は独占したい
君に捧げる人生は2人で歩みたい

自分のためなんだ

怒るこ

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ココニイル

ココニイル

通知オフ なんて最高な機能なんだろう
朝から晩まで一時間おきの連絡

あなたにとっての一日は
私以外に大切なことはないのか・・・
とたまに考える

そして問いかけると帰ってくる答えは
『どんな時間もつながっていたい』

そんな言葉が嬉しかったのはいつだったか
気にかけてくれる優しさも全てが苦痛に変わるのに
時間はかからなかった

自分の時間が欲しい
そう思い始めた時に全てが変わってしまった

あな

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ホドホド

ホドホド

姿かたちのない声だけのつながりの中で
その声だけで相手を支配する

君に会えて嬉しい
君に会いたいから僕がここにいる
君と同じ景色を見たい
君に 君のために 君だから

押し付けがましい愛を愛だと信じる
私の世界を全て支配する事で
彼の愛は満たされていくのだろうか

お互いの自由はそこになく
支配される側にもちろん自由なんてものが存在しない
同時に
支配する側にも 自由が存在しない

一分一秒

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ユウセンジュンイ

ユウセンジュンイ

君の事情じゃなくて
僕の気持ちを1番に考えて欲しい
君の情報より
僕の方が大切だろ
君の辛さよりも
僕の辛さを考えて欲しい
君の考えは理解してる
僕の考えを優先して欲しい

何度も繰り返される会話の中で
私という人間は
個性も感情も失っていく

お互いのことを理解し
お互いの気持ちを分かり合い
お互いに支え合うものなのに

いつしか

君は僕を中心に考えればいい
僕が話したい時は君は直ぐに僕と会話

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タイセツナヒト

タイセツナヒト

離れていても
逢えなくても
大切な人

言葉だけでは伝わらない感謝や
言葉だけでは伝わらない愛

離れていれば尚更
なかなか気持ちを届ける事は出来ない

だから君は書く
気持ちを文字に乗せて
感謝や愛を

だから君は撮る
溢れんばかりの気持ちを
レンズ越しに

その気持ちが嬉しいと感じていたあの日に
戻ることが出来たら

受け取る気持ちは限りなく無限
受け止められる気持ちは……

愛や感謝のスパイ

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エガオ

エガオ

自分に向けられる笑顔が嬉しい
笑ってくれる君が好き
その笑顔に癒される
その笑顔で1日が最高になる
その笑顔があるから乗り切れた
その笑顔を見たいから頑張っている
その笑顔が

こんなたわいもない会話だ好きだった
だからいつも笑顔でいた
楽しい話もした
趣味も合わせてみた

ずっとこれが続くと思っていた

でも

その笑顔を他の人に見せたくない
その笑顔は僕だけのもの
その笑顔を他の人に向けないで

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タイミング

タイミング

この世の中に
全く同じタイミングの人間なんて存在しない

随分前から同じように会う約束をしても
当日何かがあって
キャンセルになることもある

「俺に合わせる気ある?」

ほんと悲しい言葉
いつ何が起こるからなんて運命で
変えることのできない日常

言ってもいい?
「私に合わせる気ある?」

同じことなのよ
相手を思うなら
言葉を口からだす前に
逆転の発想で 自分がその言葉を言われたら
どれだ

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キョリ

キョリ

👩🏻‍🦳⇠┈┈┈┈┈┈┈┈⇢👦🏻
親しくなりたいと思っても
苦しくなるほど好きになっても

心地よい距離は大切で

その距離は 皆同じとは限らない

とても微妙な調節が必要
自分は近づきたくても
相手は自由が欲しいと思う

その自由も愛で埋め尽くすと言われても
1人になりたいと思うこともある

私と貴方の程よい距離は?
優しく教えて欲しい

ネムリ

ネムリ

眠りの浅い夜
少しの物音で目を覚ます

眠りの深い夜
夢から覚めたくないと願う

寝苦しい夜
出来るだけ笑うようにする

寝つけない夜
あなたの声で 寝かせて欲しい

ヤサシサ

ヤサシサ

時に残酷な
時に陽だまりのような
時に……

私に向けられる優しさは
あなたが思うような優しさとは違う

四六時中 愛を囁かれるとこも
毎朝体調管理をしてくれることも
苦痛に感じる私は
酷い女なのでしょうか

黙っていても
離れていても
連絡がなくても

そっとそばにいるという実感が
それだけが

私の求める優しさ

勝手なのかもしれないけれど
求める時に与えてくれる

それだけでいい

寂しい夜

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コール

コール


コール音で目を覚ます

出たくない そんな朝だった

出ないことで相手を不安にさせている
それもわかっている

体調のことや
寝坊していないか
心配してくれているのもわかっている

またコール音

そしてまた出ないでおく

これを繰り返すと
次に出るタイミングを見失ってしまう

心配してくれているのって
心配してくれる人がいるのって
幸せなことなのに

苦痛に感じる

51回目のコール

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トキ

トキ

朝が始まる

いつもの声で朝の訪れを知り
いつもの声で一日が始まる

聞きなれた声が
心地よく感じていたのは
いつだったか

朝の訪れを
静かに迎えたいと思い出したのは
いつだったか

いつもの声で夜を迎える
いつもの声で一日が終わる

聞きなれた声が
心地よい眠りに誘われていたのは
いつだったか

夜の訪れを
静かな闇の中で迎えたいと思い出したのは
いつだったか

私の時を 支配しないで欲しい

コエ

コエ

好きな声がある
穏やかで
静かで
深くて
染み渡る声

昔母が読んでくれた絵本
物語よりも
母の声が好きだった

その声に 包まれて眠りにつくのが
好きだった

今でも母の声は私にとっての癒し

数年たって
それ以上に好きと思える声に出会った

あなたの声を
毎日聞いていたいと思う日々が始まった

でも

その声も

癒されることから 遠ざかっていく

いつからだろう
あなたの声が
怖く
悲し

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