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お笑い関係

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記事一覧

良い問いと笑いについて。

※2018年に書いたものの再構成です。

「良い問いを見いだすことは,問いに答えることよりも難しい」

かの睡眠研究の巨匠、柳沢正史先生の座右の銘である。示唆に富んだお言葉だと思い私も銘記している。

そしてある日、この言葉がお笑い番組を見ていた私の頭の中で以下の様に変貌を遂げた。

「良いボケをすることは、ボケにツッコムことよりも難しい。」

それは「誰も気付かないことを見つけ出す」という意味で

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「日向坂で会いましょう」から新たに学んだ大喜利の技術。

まずは以前も書いた通り、タイミングが大事である、ということ。
これは「そろそろ若様のご贔屓メンバーを決め直しましょう」回での上村ひなのさんの回答から学んだことだ。

そして新たに、前回の「アザトカワイくて何が悪いの?第2回ぶりっ子選手権!!後半」回での加藤史帆さんの回答から学んだことがある。

「自由ぶりっ子党のマニフェストとは」というお題に対して、加藤史帆さんは
「元号をめろめろにゃんにゃんにし

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流れを大事に。

2020/06/13のannkw、チンのコーナーにて。

大喜利力は素人でもすごい人はいる。
プロが違うのは、その手前できちんと振れるかどうか。

という話になっていた。

「面白いものを思いつく」だけでなく、自分の持っているものが面白くなるように「流れを作る」という部分が大事で、しかもそれは簡単ではない。

とても勉強になった。

そういえば【「日向坂で会いましょう」そろそろ若様のご贔屓メンバー

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どこまでボケていいのか、どこまでツッコんでいいのか

どこまでボケていいのか

どこまでボケていいのかに関して、ある放送作家さんのツイート。

私もこれは悩む。

同期と絡むときも悩む。

このブログを書いていても、悩む。

普段から私とリアルで「しっかりめに」絡んでいる人であれば流れを共有できているからがんがんボケていけるのだが、たまに絡むくらいの同期とか、あるいはこのブログだけを読んでもらっている人は、私がどこまでボケるのか共有できているわけでは

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トークの密度〜授業と、YouTubeと、芸人ラジオ〜

人によるトークの密度について考えてみた。

オンライン授業この時期、オンライン授業が増えている。
個人的に、録画形式のオンライン授業は、1.5倍速(場合によってはそれ以上)で見ている。
それは学校の先生のものに限らず、いわゆる有料の動画講座などでもそうである。

それぐらいにしないと、どうにも気が散る。

我らがannkw一方で、考えて見ると、annkwはそうではない。

ずっと聞いていて面白い。

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お笑いの難しさ。

お笑いの難しさ。

改めて考えて長々書くのはダサい感じもしますが、様々な面からまとめてみました。

菅田将暉さんの話先日の「ダウンタウンなう」で、菅田将暉さん回の再放送があった。
それのなかで、「役者は一人の人間になりきる。一方お笑いは現実にはないことをやっていて、しかし現実から離れすぎると観客がついて来れなくなって面白くなくなる。その狭間のバランスを取っているから演じるより難しいと思う」というようなことをおっしゃっ

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Zoom飲みで「リモートすべり」反省記

昨日のZoom飲みで「リモートすべり」を経験したので報告する。

「リモートすべり」とは最近芸人さんがよく言う言葉で、リモート、つまりリモート収録とかビデオ通話とかに特有のスベり方だ。

これまでZoom含めオンライン通話は何度かやった。
しかしそれは、馴れ合いでゆるま湯でイージーな友人と緊張感のない1対1のものばかりだったので特に何ということはなかった。

それが昨日は、多人数かつちゃんとしたの

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